自動車電気自動車、現行車種10モデルを試乗しました

ここ数年で急速に進化をしているEV(電気自動車)。興味はあるけど「実際に乗ってみたらどうなんだろう?」と思っている方も多いかもしれません。

そこで今回は、未来のクルマの現実を探るため、現在購入できるEVの中でも人気モデルを10台実走し、その内容をプロと編集部が本音でレビューしました!

今回は「街乗り・セカンドカー」タイプの中から、DS「DS 3 CROSSBACK E-TENSE」をレビュー。「インテリア」「コネクテッド」「先進装備」をチェックしていきます。

▼DS「DS 3 CROSSBACK E-TENSE」についての前編記事「走り」「取り回し」「バッテリー」についてはこちら。

自動車品格と上質を備えた唯一無二の存在 DS「DS 3 CROSSBACK E-TENSE」

DS
DS 3 CROSSBACK E-TENSE
(グランシック)
実勢価格:494万4000円~


サイズ・重量:全長4120×全幅1790×全高1550mm・1580kg
駆動方式:FF
電動機:交流周期電動機
定格出力:57kw
最高出力:136ps/5500rpm
最大トルク:260Nm/300-3674rpm
バッテリー容量:50kWh
走行可能距離(JC08モード):398km
タイヤサイズ:215/55R18

▼評価
一充電走行距離:300~320km(メーター表記)
電費:5.8km/kWh(一般道)7.6km/kWh(高速)
バッテリー:○
走り:○
取り回し:○
コネクテッド:○
先進技術:○
総合評価:B


プジョー、シトロエン、オペルなどを傘下に置くフランスの多国籍メーカーであるグループPSAジャパンのコンパクトSUVが「DS3クロスバック」。DS「DS 3 CROSSBACK E-TENSE」は、このモデルのピュアEVとして2020年7月に発売されました。

EVであることよりもデザインが魅力

航続距離は高速では健闘しましたが、一般道では少し電費が落ちました。もちろん走り方にもよりますが、片道150㎞位のロングドライブならば充電しないで往復できるかギリギリのところです。

またコネクテッドや先進安全技術に関しても一通りの機能は搭載されていますが、航続可能距離を数字だけではなく、ナビなどの地図画面上にグラフィカルに表示する機能は搭載されていません。

最新EVとしてはちょっと物足りなく感じる部分もありますが、実用的にはほぼ問題ないでしょう。

自動車インテリア:思わず触れたくなるほどの上質さ

キーを持って車両に近づくとボディと一体になったドアハンドルがせり出します。

そこから室内に入るとこれまで見たことのない斬新なインテリアを目にすることができます。特にダッシュボードとドアトリムに施されたホワイトテップレザーの仕上げは見事としかいいようがありません。

非常におしゃれで斬新なデザイン。スイッチ類は慣れないとどこにあるのか分からないレベルで溶け込んでます。ステアリングにも操作スイッチを装備しています。

シートやステアリングまでホワイト仕上げ

モチーフのひし形(ダイヤ形)を各部に採用。スイッチ類やエアアウトレットだけでなく、レザーのステッチもひし形とされています。

ひし形のタッチスイッチが斬新!

自動車コネクテッド1:CarPlayやAndroid Autoにも対応

標準装備されるタッチスクリーンは7インチ。発色は良く視認性も良好。タッチのほかステアリングで操作も可能です。

スマホとの接続によるアプリも使えますが、ディーラーオプションで専用のカーナビをプラスすることもできます。スマホのほか、エアコンなども統合管理できます。

自動車コネクテッド2:最近人気の機能はほぼ網羅

最初の設定は少し面倒ですが、専用スマホアプリである「MY DS」をインストールすることで、スマホ側から充電や空調操作が行えます。データはアプリ経由でサーバーに送られ、車両側の通信ユニットで受信します。

バッテリー残量や航続距離もわかる

航続可能距離情報のほか、充電のON/OFF状態や充電率や充電速度、残り充電時間もわかります。

自動車先進装備:先進運転支援システムも含め十分な内容

「DSドライブアシスト」と呼ばれる先進運転支援システムを搭載。多彩な表示を持つ液晶メーターのほか、ヘッドアップディスプレイも標準装備します。

自動車まとめ:デザインに納得できればすべて許せる人向け

実際に購入を考えた場合、モノグレードなので選択はひとつ。またEV的なスペックよりも上質さを身に纏ったデザイン性の高さが最大の魅力です。実際パッと見た感じではガソリン車との違いはほとんどありません。言い換えれば、周りからは「EVに乗っている」と言わない限りはわかりません。

つまり、上質なコンパクトSUVで、さらに環境に優しいクルマとしてEVを選びたい人、人とはちょっと違うカーライフを送りたい人、ちょっと自慢したい人、そんな人にオススメできる独特のポジションを持ったEVと言えます。

以上、DS「DS 3 CROSSBACK E-TENSE」の「インテリア」「コネクテッド」「最新装備」のご紹介でした。

自動車『家電批評』2021年5月号

晋遊舎
『家電批評』
2021年5月号

「家電批評」2021年5月号の特集「電気自動車10大メーカー グランプリ2021」では、この他にも本音レビューを紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。