日本の秋を代表する味覚「柿」は世界も注目するミラクル果実!
日本の秋を代表する味覚「柿」。学名「Diospyros kaki」といい、神から与えられた食べ物という意味の植物です。実はこの「柿」、世界も注目するミラクル果実なんです。
一方で、むしろ学名を「奈良から与えられた食物」としてほしいぐらい、日本人の脳に刷り込まれている俳句が「柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺」。
奈良と柿の密接なイメージは間違っておらず、市町村単位でダントツ1位の柿収穫量を誇るのは、奈良県五條市。紀伊半島のド真ん中に位置する、山々に抱かれたエリアで、しかも、収穫量全国2~4位を占める和歌山県のかつらぎ町、紀の川市、橋本市とは、同じ紀の川流域に並ぶ、まさに柿の一大産地の要です。
鯖や鮭の押し寿司が柿の葉でくるまれている柿の葉寿司も名物として有名です。
そんな日本一の柿の町にある食品製造会社が手がけた、石井物産「純柿酢」をご存知でしょうか?
地域の特産品の柿でこだわって作った石井物産「純柿酢」
石井物産
純柿酢
実勢価格:660円
内容量:120ml
柿の一大産地で柿のおいしさを追求する石井物産が手がける店「柿の専門 いしい」。今回ご紹介するのが、その最初の自社開発品である「純柿酢」です。
色は琥珀色。まろやかな酸味の後に、鼻に抜けるフルーティな風味を感じる同社の柿酢の特徴は「水を1滴も加えずに、柿と酵母だけでつくった、無添加の果実酢」だということ。120mlの瓶の中に、大きな柿1個分が酢に形を変えて、丸ごと収まっています。
石井物産の石井和弘社長のオススメが、柿酢を市販のサイダーで割った「柿酢のサイダー割り」。
爽やかで口当たりもいいです。
また、ドレッシングのようにサラダにかけて食べるのもオススメです。
ベビーリーフに柿(干し柿でも)、生ハム、クルミを合わせ、柿酢、オイル、塩こしょうのドレッシングで味わう「柿づくしサラダ」。
柿は栄養価が高く健康に役立つ成分が豊富!
柿酢の栄養価は高く、柿由来のカリウム、ポリフェノール、ビタミンが豊富で、いずれも健康に役立つ成分です。毎日の食に「純柿酢」を取り入れるファンも多いとのこと。
その人気の秘密は、昔ながらの静置発酵法。柿果汁をアルコール発酵させた後、蔵に住みつく酵母の力を借り、ゆっくりと酢酸発酵させています。
柿の状態や気候で、年ごとに酵母の活動も変化するため、生き物を育てるように手をかけ、完成まで5年。その出来は神のみぞ知る領域であり、柿酢もまた神から与えられた食べ物なのです。
親子三代で商品化した「琥珀色の飲める柿酢」
今でこそファンが増えた「純柿酢」ですが、石井和弘社長によれば、柿専門に突き進むことになったきっかけを作ったのは祖父・勲さん。1965年に同社の前身である漬物製造の事業を興し、農協の組合長を経て村長も務めた、地域のリーダーとして活躍した人物です。
当時、地域の特産品である柿を全国にアピールするために、美しい柿のみを出荷していた農協。その陰で頭を悩ませていたのが、見かけの悪い柿の存在でした。
廃棄処分も検討されるなかで組合長だった勲さんは、「捨てるのはもったいない。柿を大量に消費できる加工品を開発しよう」と考えます。その大きな問題解決の使命を担い、1981年に商品化を成功させたのは、石井社長の父・光洋前社長でした。
こうして親子三代で築かれた石井物産「純柿酢」は、神から与えられた調味料といってもいいほどです。琥珀色の飲める柿酢を、ぜひ一度ご賞味ください!