※情報は『家電批評』2020年9月号掲載時のものです。価格が変動している場合や在庫切れしている場合があります。

通勤・通学・サイクリングの必須アイテムになる

6月30日に施行された道路交通法の改正は、じつは自転車にも関係があります。自転車の違反行為にも「妨害運転」が追加されました。該当する行為は、自動車でも社会問題化しているあおり運転に該当する車間距離を詰める行為や、幅寄せ、道路の逆走、必要のない場所での急ブレーキ、しつこくベルを鳴らす、などです。

乱暴な自転車のこうした行為によって交通事故の被害者になっても、目撃者がいなければ泣き寝入りするしかなく、ひどいときには自分が加害者に仕立て上げられてしまう可能性もあります。頻繁に自転車を利用するなら、自転車にもドラレコを設置して、万が一の事態を証拠動画として記録できるように備えましょう。

なお、自転車におけるルールは妨害運転を含めて15項目あります。

  •  
  • ①信号無視
  • ②通行禁止違反
  • ③歩行者用道路における車両の義務違反
  • ④通行区分違反
  • ⑤路側帯通行時の歩行者の通行妨害
  • ⑥遮断踏切立入り
  • ⑦交差点安全進行義務違反等
  • ⑧交差点優先車妨害等
  • ⑨環状交差点安全進行義務違反等
  • ⑩指定場所一時不停止等
  • ⑪歩道通行時の通行方法違反
  • ⑫ブレーキ不良自転車運転
  • ⑬酒酔い運転
  • ⑭安全運転義務違反
  • ⑮妨害運転(NEW)

※参考:一般財団法人 全日本交通安全協会

2015年に施行された14項目の危険行為に、新たにあおり運転などの「妨害運転」が追加。2020年6月30日に施行され、3年以内に2回違反をすると安全運転教習の受講が必要になり、したがわなかった場合は5万円以下の罰金となります。

ドラレコは自分を守ってくれるお守りです。今回はバッテリー充電式の自転車向けのカメラ4製品にアクションカメラ(アクションカム)3製品を加え、ドラレコとしての用途に最適なカメラを決定しました。

信号対応やGPSの有無も評価対象

自転車向けドラレコは、「画質」「手ブレ補正」「バッテリー」を中心に、全5項目で評価しました。

①画質:20point
撮影した映像の美しさで、ナンバープレートを記録できるか否かが重要です。ドラレコとしてできるだけ長時間のファイルが記録できるように、解像度はフルHD・FPSは設定の最高値で撮影しています。昼間に加えて、街灯の少ない夜道での撮影した映像も評価の対象としています。

②手ブレ補正:20point
再生した映像がブレていないか。凹凸の多い路面を選んで走り、どの程度手ブレが抑えられているかを比較しました。

③バッテリー:20point
一度の充電で連続録画が可能な時間。①の条件で連続何時間記録できたかを比較しました。

④操作:10point
電源や録画ボタンの押しやすさ、指定した条件で確実に録画できているかなどを確認しました。

⑤その他:30point
ドラレコとしてあったらうれしい機能の有無を確認しました。
・【信号】信号がチラつかずに映るか?
・【GPS】走行経路を記録できるか?
・【ループ録画】microSDの容量が一杯になったときに古い動画を上書きして録画を継続できるか?
・【動画ロック】撮影中の動画ファイルが上書きや消去されないようにロックできるか?
・【録画確認】本体ディスプレイやスマホアプリで録画した動画を確認できるか?
・【防水】本体は防水か?

交通量の多い車道を実際に走って確かめた自転車ドラレコランキング。さっそくベストバイのドラレコから見ていきましょう。

7時間以上の連続録画! 景色もトラブルも記録する Cycliq FLY12 CE

ライトが一体となった自転車専用カメラのCycliqFLY 12 CE」がベストバイです。

連続7時間以上(ライト機能オフ時)の録画時間は他の製品を圧倒。フルHD対応で、追い抜きしてきた車のナンバーもしっかり読み取れました。視野角も135°と広角レンズ搭載です。

多少道が悪くても手ブレ補正で揺れを抑えてくれます。通勤通学から長距離のサイクリングまで、最高の相棒です。

Cycliq
FLY12 CE
実勢価格:3万1488円

サイズ・質量:W550×H300×D840mm(実測)・195g
バッテリー容量:4200mAh
最大解像度:1920×1080p・60fps

おもな機能

  • 連続録画※: 7.5時間
  • 防水対応: IP67準拠
  • ループ録画: 対応
  • 動画の手動ロック: 対応
  • GPS: 未対応

※「連続録画」時間は編集部の実測数値です。

テスト結果

  • 画質: 18point
  • 手ブレ補正: 18point
  • バッテリー: 20point
  • 操作: 9point
  • その他: 15point
  • 合計: 80/100point

■少し映像が暗めだけどナンバーもちゃんと記録

映像は少し暗めでしたが、揺れもなくキレイに録画されていました。タイムスタンプで、いつ走ったのかも記録できます。

なお、転倒を感知すると現在と直前の動画を自動でロックします。

■上側・下側どちらにも取り付けOK

ハンドルバー上側に取り付け
ハンドルバー下側に取り付け

ハンドルバーの上側だけでなく、下側にも取り付けが可能。下側に取り付けるとちゃんと上下を反転して記録してくれます。ハンドルバーの上側なら、ママチャリ・通学チャリにも取り付けられるかもしれません。

ライトは最高600ルーメンと、かなりの明るさでした。

■電源を入れると同時に録画を開始

電源をオンにすると録画が開始されるため、録画ミスの心配がありません。電源の横に配置されたボタンは、撮影中の動画ファイルが上書きされないようにロックします。

上が電源および撮影開始、下が動画ファイルのロックボタンです。

逆サイドにはmicroSDカードスロットとUSB Type-Cポートを備えています。カバーがあるので雨天でも安心して使用できます。

付属品としてハンドルバー取り付け用のマウントホルダーのほか、市販のマウントに搭載可能なアダプターが同梱されています。

■アプリでデータを動画に表示

CycliqPlus」アプリ(左)では、走行ログを記録する「STRAVA」(右)と連携し、動画上に走行速度や地図データを合成できます。FLY12 CEはGPSを備えていないため、どこを走ったかまで記録したいときにはこの機能を活用しましょう。

自転車専用のカメラだけあって、使い勝手のよさは抜群。連続録画7.5時間は群を抜いており、通勤・通学中のドラレコとして使用するのはもちろん、半日がかりのサイクリングで走り抜けた山々の風景までしっかり記録してくれます。フルHDですが歪みもなく美しい映像で、手ブレはしっかり補正されていました。

録画時間は短くなりますが、夜間にはライトとしても使える、最高のお守りです。

なお、後方用ライト兼カメラの「FLY6 CE」も登場しています。

Cycliq
FLY6 CE(Gen3)
価格:2万4999円

フルHDでも超精細な映像で思い出がよみがえる GoPro HERO8 Black

アクションカメラとしては圧倒的な映像の美しさをもつGoProHERO8 Black」も同点でベストバイです。

コンパクトながら美しい4K動画を撮影できる本製品ですが、テストで撮影したフルHD動画でも差が出るほど映像の精細感は抜きに出たもの。ただ、夜間の映像はFLY12 CEより暗めでした。

HYPERSMOOTH 2.0に進化した手ブレ補正も優秀で、荒れた路面でもほぼ完璧に揺れを抑えてくれました。

GoPro
HERO8 Black
実勢価格:5万5880円

Rentioレンタル価格(3泊4日):9,980円
サイズ・質量:W66.3×H48.6×D28.4mm・126g
バッテリー容量:1220mAh(着脱式)
最大解像度:3840x2160p・60fps

おもな機能

  • 連続録画: 1.6時間
  • 防水対応: 水深10m
  • ループ録画: 対応
  • 動画の手動ロック: 未対応
  • GPS: 対応

テスト結果

  • 画質: 18point
  • 手ブレ補正: 20point
  • バッテリー: 8point
  • 操作: 9point
  • その他: 25point
  • 合計: 80/100point

■街ナカの映像だけではもったいない美しさ

フルHDでもアスファルトの質感がわかるほどの精細感は、さすがGoProです。HYPERSMOOTH 2.0となった手ブレ補正は、自転車の振動をなかったことにしてくれました。

また、信号がチラつかなかったのはGoProのみでした。アンチフリッカー設定で東日本は50Hz、西日本は60Hzを選択すると対応できます。

ちなみに4K・60fpsで撮影すると一瞬ですれ違ってしまう対向車のナンバーが、陸運支局名まで確認できるほどでした。この画像では伝わりにくいのが残念。

■ハンドルバーの上下どちらにも取り付けが可能

ハンドルバー上側に取り付け
ハンドルバー下側に取り付け

FLY12 CEと同様に映像の上下を自動的に回転してくれるため、ハンドルバー下側への逆さでの取り付けが可能です。ハンドルの上側に飛び出しているのは気になる、という人にはうれしい機能。

録画は電源を入れた状態で赤丸マークのボタンを押すと開始されます。操作は背面のディスプレイでも確認できるので安心です。

■工具不要のマウントで簡単に取り付け

GoPro用の自転車マウント(写真左)は別売りになります。

GoPro
ハンドルバーシートポストマウント
実勢価格:3960円

工具不要でネジを締めるだけで固定できます。Hero7 Black以前のユーザーにとっては、本体にカバーを装着する必要がないのもポイントになるでしょう。

なお、折り畳み式フィンガーは市販のカメラおよびライトマウントアダプターに対応するサイズになっています。

■手ブレ補正は解像度で異なります

HYPERSMOOTH 2.0は「ブースト」にするとより揺れを抑えてくれます。

「4K シネマティック」などでは使用できませんが、舗装された道路であればブーストを使用しなくても画面の揺れはほとんど気にならないレベルでした。

とにかく映像の美しさと手ブレ補正にかんしてはほかの6製品を圧倒していました。美しい映像を残したいならGoProがベストです。

連続録画時間が短いのは残念ですが、バッテリーが取り外しできるため予備を用意しておけば長時間の録画も可能です。なお、録画中の充電は推奨されていないため行わないようにしましょう。

GoPro
AJBAT-001
実勢価格:3087円

また、ディスプレイが付属するアクションカメラの特徴として、録画した映像をその場で確認できることも挙げられます。万が一事故に巻き込まれたときには役立ってくれることでしょう。

2製品のベストバイを見てわかったのが、録画時間を優先するなら“自転車向けカメラ”、映像の美しさを優先するなら“アクションカメラ”が優れているということです。第3位以降もこの傾向は同様でした。

いつどこを走った映像かGPSデータで確認 ガーミン VIRB ULTRA 30

第3位のガーミンVIRB ULTRA 30」も、FLY12 CEやGoProと差のない美しい映像を記録してくれました。

バッテリーは着脱式のため、予備があれば録画時間の延長も可能です。

GPSを備えているため走行データの記録が可能で、同社のフリーソフト「VIRB Edit」を使って動画に合成することもできます。

ガーミン
VIRB ULTRA 30
実勢価格:5万4781円

サイズ・質量:W56×H32.4×D40mm・約87.9g
バッテリー容量:1250mAh(着脱式)
最大解像度:3840x2160p・60fps

おもな機能

  • 連続録画: 1.4時間
  • 防水対応: 40m(ケース使用)
  • ループ録画: 対応
  • 動画の手動ロック: 未対応
  • GPS: 対応

テスト結果

  • 画質: 15point
  • 手ブレ補正: 16point
  • バッテリー: 7point
  • 操作: 9point
  • その他: 20point
  • 合計: 67/100point

■走行速度や道路情報を映像に合成できます

撮影日はあいにくの曇り空でしたが、映像は明るく記録されていました。精細感も高く、サイクリング中の風景も美しき残してくれます。最高画質は4K・60fpsです。

左に表示されている斜度や速度のデータは「VIRB Edit」で合成したもの。

端末のGPSで記録した位置情報などを読み込み、好きな情報を表示できます。

同社製のサイクルコンピューターやスマートウォッチで記録したログを使用すれば、より多くの項目を表示させることができます。

ガーミン
EDGE 530
実勢価格:3万7422円

■電源オフ状態からレバーを倒して即録画を開始

電源ボタン(右)も用意されていますが、左のレバーを本体前面側に倒せばすぐに録画を開始できるのが便利です。

バッテリーは着脱式のため、予備があれば長時間の撮影も可能でした。

ガーミン
リチウムイオンバッテリー(ULTRA用)
実勢価格:3300円

■付属の防水ケースでレンズが守られます

ハンドルバーへの取り付けには、付属の防水ケースの使用が必須です。

レンズ部までカバーされるため、飛び石でレンズが傷ついてしまう心配もありません。

FLY12 CE、GoProと同様に逆さでの取り付けにも対応しています。

なお、アダプターは複数付属しますが、マウントは別途用意する必要があります。

ガーミン
ラージチューブマウント(XE用)
実勢価格:4620円

■その場で動画を再生できます

GoProと同じくディスプレイ付きのため、トラブルがあればその場で動画を再生できるのはメリットです。

設定ではレンズの歪み補正やスタビライザのオン・オフも設定できます。

詳細設定を開けばISOなども編集できました。こだわりの映像が撮影できます。

GPSによって走行経路を記録できるのは、サイクリストにとってはうれしい機能です。「ここはこんなに遠くまで山が見えたんだ」と、走っているときは必死で目に入らなかった美しい風景に気づくこともできます。録画の開始もワンタッチで、映像も美くしく手ブレ補正も十分と、バランスのいいカメラでした。

4位: 多彩なマウントでバイクにも取り付けできる MIDLAND XTC290

コンパクトな自転車向けのカメラが第4位のMIDLANDXTC290」です。

映像は精細感に多少かけたものの、フルHDの解像度で車のナンバーをしっかり記録してくれました。

マウントが3種類同梱されており、自転車だけでなくバイクにも取り付けできます。

MIDLAND
XTC290
実勢価格:1万3550円

サイズ・質量:W300×H300×D880mm・77g(ともに実測)
バッテリー容量:680mAh
最大解像度:1920×1080p・27.5fps

おもな機能

  • 連続録画: 2.3時間
  • 防水対応: IP65準拠
  • ループ録画: 対応
  • 動画の手動ロック: 未対応
  • GPS: 未対応

テスト結果

  • 画質: 14point
  • 手ブレ補正: 13point
  • バッテリー: 8point
  • 操作: 7point
  • その他: 10point
  • 合計: 52/100point

■走行中にほしい情報をしっかり記録してくれました

映像は少しコントラストが強めですが、車のナンバーや路肩の交通標識、信号のライトの色までしっかり確認できました。

■ハンドルバーのサイズを選ばないマウント

付属のハンドルバーマウントは、シティーサイクルのような細身のものからロードバイクのような太めなもの、さらにはバイクにも取り付け可能なほど調整の幅が広いものでした。そのためか、カメラ本体はコンパクトですが存在感があります。

車体やヘルメットに取り付けできる両面テープ式(右)、腕に巻き付けるなど多彩な使い方ができるマジックテープ式(左手前)のマウントも付属しています。

■録画モードは背面のスイッチで設定

本体背面のフタを開けると、解像度と録画モードを設定するためのスイッチがあります。録画モードは左がアクションカメラモード、右がドライブレコーダーモードです。

別売りの防水ケースを使用すれば、水深25mまで撮影が可能に。サイクリングの途中で立ち寄った海や川で遊んだ記録も残せます。

MIDLAND
XTC290用 防水ケース
実勢価格:2500円

操作もシンプルで、もっともドラレコらしいカメラでした。マウントの着脱は工具不要でかんたんなので、複数台の自転車やバイクで使いたい人にもおすすめできます。常時録画用防水USB充電ケーブルが付属しており、録画しながら給電できるのも特徴です。

5位: 驚きのスタミナで約4時間も連続録画! NinoLite B110

連続録画テストで、FLY12 CEに迫る約4時間という記録を残したNinoLiteB110」が第5位でした。

実は本製品、 ウィンカー付きの変わり種として購入したのですが、パッケージ写真を見るとリア用っぽい……。しかし、シートポストに取り付けるためのマウントは付属しなかったため、ハンドルバーに装着してテストしました。

映像はやはり上位には劣るもののナンバーの一連指定番号は読めました。ただ、手ブレ補正の弱さと歪みの激しさから、大事なシーンでナンバーが読めない状態になってしまう可能性も否定できません。

NinoLite
B110
実勢価格:1万835円

サイズ・質量:88×90×45mm・115g
バッテリー容量:2400mAh
最大解像度:1920×1080p・30fps

おもな機能

  • 連続録画: 4.3時間
  • 防水対応: 対応
  • ループ録画: 対応
  • 動画の手動ロック: 未対応
  • GPS: 対応

テスト結果

  • 画質: 10point
  • 手ブレ補正: 4point
  • バッテリー: 17point
  • 操作: 2point
  • その他: 17point
  • 合計: 50/100point

■手ブレと歪みが激しいです

フルHDの映像はキャプチャーだとキレイに見えますが、動画を再生すると手ブレと歪みが激しく、シーンによってはナンバーの確認が不可能になります。

■存在感のあるデザインです

リア用なためライトは赤色です。かなり大きいためハンドルバーに取り付けると存在感がありました。

右のボタンを長押しで電源オン、左のボタンを押すと撮影が開始されます。ボタンが少し硬いので撮影ミスがないように慎重に操作しましょう。

■充実した機能のハズが……活かせず

付属のマウントを使ってリアに設置すると、こんな感じで後方が映りません。

ウィンカーを操作するためのリモコンが付属しますが、今回はどうやっても本体と接続できず……使用できませんでした。もしカメラをリアに設置でき、正常に動作すれば車やほかの自転車に対する大きなアピールになってくれたハズなだけに、残念です。

本製品にはハンドルバーマウントとリモコンのほか、スマホホルダーと専用マウントも付属しています。

連続録画時間が優秀だっただけに、手ブレや歪みの激しさ、マウントの不足は残念でした。ウィンカー付きのリアカメラとして正常に機能してくれれば、後方の安全確保に一役買ってくれたことでしょう。

6位: 操作がわかりにくく録画ミスが多発 NinoLite B115

第6位のNinoLiteB115」は、XTC290と同じ円柱形状のフロント用カメラです。

B110よりは多少マシだったものの、歪みの激しさはかなりのものでした。

また、説明書のとおりに操作しても動画が保存されていなかったことが多々あり、ドラレコとして使用するには不安が残ります。

NinoLite
B115
実勢価格:1万980円

サイズ・質量:W33×H35×D106mm・103g(ともに実測)
バッテリー容量:不明
最大解像度:1920×1080p・30fps

おもな機能

  • 連続録画: 1時間
  • 防水対応: 水深15m
  • ループ録画: 対応
  • 動画の手動ロック: 未対応
  • GPS: 未対応

テスト結果

  • 画質: 11point
  • 手ブレ補正: 9point
  • バッテリー: 4point
  • 操作: 1point
  • その他: 12point
  • 合計: 37/100point

■映ってさえいれば画質は合格点

B110のような歪みはなく、手ブレもある程度は補正してくれているため、ドラレコとしては合格点をあげてもいい画質。ですが、とにかく動画が保存されていないことが多すぎました。

■コンパクトでちょうどいいサイズ

本体、マウントともに大きすぎず、ハンドルバーに取り付けていてもジャマになりません。

録画開始は赤いボタンを押す……ハズなのですが、撮影されていないことも多く、電源を入れると同時に撮影を開始して、赤いボタンを押したために撮影が停止してしまったこともありました。

ハズレの個体を引いてしまった可能性もありますが、とにかく動作が不安定で実用的ではありませんでした。ドラレコとして画質は実用的だっただけに残念です。

7位: 撮影ができれば画質は問わない人向けです YAOAWE アクションカメラ

手のひらに収まるコンパクトなサイズのアクションカメラが第7位のYAOAWEアクションカメラ」です。

映像はフルHDで、このサイズのカメラであることを考えればよく映っていました。しかし、手ブレ補正機能はないのか、路面が荒れているシーンではなにが映っているのかわからないほど。歪みも激しいです。

通勤・通学など走行時間が短く、走るのはきれいな舗装路だけという条件であれば、お守りとして機能してくれるでしょう。

YAOAWE
アクションカメラ
実勢価格:2490円

サイズ・質量:W25×D62×H10mm・14g
バッテリー容量:不明
最大解像度:1920×1080p・30fps

おもな機能

  • 連続録画: 0.5時間
  • 防水対応: 未対応
  • ループ録画: 対応
  • 動画の手動ロック: 未対応
  • GPS: 未対応

テスト結果

  • 画質: 7point
  • 手ブレ補正: 2point
  • バッテリー: 2point
  • 操作: 6point
  • その他: 5point
  • 合計: 22/100point

■路面が荒れていなければそれなりに映ります

都心のきれいに舗装された道路であれば、ほとんどブレることなく車のナンバーも一連指定番号が確認できるくらいには映っていました。

ただ、荒れた路面では手ブレが抑えられず、歪みも激しいため万が一事故が起きても記録として使用するのは難しいかもしれません。

■このコンパクトさは武器です

付けているのを忘れるほどのコンパクトさは、それだけで武器になります。マウントが小さいためハンドルバーの細いシティサイクルなどにはいいですが、太めのロードバイクには取り付けできませんでした。

マウントは溝が2つあるタイプなので一見するとFLY12 CE、GoPro、VIRB ULTRA 30と共通に見えますが、サイズが微妙に異なるため流用はできませんでした。

本体上部にはボタンが2つというシンプルさ。両サイドに充電用のポートとmicroSDカードスロットがありますが、ともにカバーがないため雨の日に使用するのは控えたほうがよさそうです。

昼でも夜でもナンバーをしっかり確認できることが重要です

とくに車とトラブルになった際に、重要なのがナンバープレートが記録されているか否かです。

結論からいうと、テストした7台は昼間であればほぼナンバーの一連指定番号を判別できました。陸運支局名まで確認したいとなると、FLY12 CE、GoPro、VIRB ULTRA 30、XTC290の上位4製品が選択肢になります。

一方で、差が出たのが夜間です。街灯の明かりだけでもFLY12 CEやXTC290がナンバーまでとらえたのに対して、GoProとVIRB ULTRA 30はぼんやりとしか映らないという意外な結果になりました。

Cycliq FLY12 CE

日中
夜間

昼は走っている車のナンバーの陸運支局名が判別できました。夜は唯一ひらがなと一連指定番号を確認できました。

GoPro HERO8 Black

日中
夜間

離れた位置を走っている車のナンバーが読み取れた昼に対して、夜はライトや街灯がないとハッキリ映りませんでした。

ガーミン VIRB ULTRA 30

日中
夜間

昼は一連指定番号はわかるものの、陸運支局名やひらがなはちょっとぼんやりしました。夜は映像がかなり暗くなります。

MIDLAND XTC290

日中
夜間

昼はGoProに次ぐ見やすさ。ナンバーを完全に確認できました。夜は暗めですが一連指定番号は判読可能です。

NinoLite B110

日中
夜間

映像の評価はイマイチでしたが、ナンバーを拡大すると昼・夜ともに思いの外はっきり映っていました。

NinoLite B115

日中
夜間

昼の映像は陸運支局名やひらがなまで判別できましたが、夜は一連指定番号が何となく読めるくらいになります。

YAOAWE アクションカメラ

日中
夜間

コマ数が少なく感じるほど、昼でも車の速度が出ているとブレて読めず。ゆっくりなら一連指定番号はわかります。

動画として再生すると映像の美しさには大きな差がありましたが、ナンバーを確認するために1シーンをキャプチャーすると、意外と差がなくなるのがわかります。

サイクリングの記録を動画で楽しむのか、あくまでトラブルに巻き込まれたときの保険として割り切るのかでも、自転車用ドラレコの選びかたは変わってきます。

ぜひこの記事を参考に、最適な1台を見つけてください。