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※情報は『LDK』2020年8月号特別付録「作りおきの便利帖」掲載時のものです。大さじ=15cc、小さじ=5cc、電子レンジは600Wのものを使用しています。
3ステップで仕込んで冷凍! “作りおきの素”のキホン
「時間がない」「面倒くさい」「献立を考えたくない」……料理は手間や時間がかかるものだと思っているなら、すぐに試してほしいのが「作りおき」。今回は、肉や魚、野菜などを味付けしたり下処理して冷凍保存した「作りおきの素」と、カンタンなのに手抜き感ゼロのプロ直伝のアレンジレシピを紹介します。
「作りおきの素」は3ステップで完成! 週末に仕込んで冷凍保存しておけば、あとはメインディッシュもおかずもすぐに完成。冷蔵庫にある素材ばかりだから、今すぐマネできちゃいます。
作りおきの素→調理までの流れ
作りおきの素をつくって冷凍
3ステップで素材に味付けしてジッパーバッグなどの保存袋へ。使いやすい分量にわけたり、バットに乗せて冷凍します。
調理方法1:常温解凍&冷蔵
基本は、凍ったジッパーバッグをバットの上に置き、常温か冷蔵庫で解凍。常温で解凍したら調理するまで冷蔵室で保管します。
調理方法2:直接調理
煮込み料理などには、作りおきの素を解凍せずに凍ったまま投入します。
鶏もも肉の作りおきの素1「ガリバタ醤チキンの素」
<材料>
・鶏もも肉……1枚(350g)
・バター……大さじ1
[A]
・しょうゆ……大さじ1と1/2
・酒……大さじ1
・みりん……大さじ1
・にんにく(チューブ)……小さじ1
<作り方>
1 鶏肉は厚さを均一にして4等分にします。
2 ジッパーバッグにAを入れてまぜたら、1を加えてもんでなじませてバターを入れます。
3 空気を抜いてジッパーの口を閉じ、冷凍します。
アレンジレシピ:米粉揚げ
しょうゆ味の唐揚げよりも、ガーリックバターが効いてちょっとリッチな味わいになります。米粉を使って揚げ焼きしているため、外はサクッと、中はジューシーで、油で揚げるのとほとんど変わりません。
<材料>※2人前
・ガリバタ醤チキンの素……全量
・米粉……適量
・バター……小さじ1
<作り方>
1 キッチンペーパーで「ガリバタ醤チキンの素」の水気をふきとります。
2 米粉を薄くつけ、フライパンに多めの油(分量外)を熱し、中火で表面がこんがりするまで揚げ焼き。仕上げにバターをのせます。
米粉をつけすぎるとダマになって、揚げた後すぐベタッとしてしまうので、余分な粉は落として薄めにつけることがカリッと揚げるコツです!
仕上げにバターをのせて香りよく!
作りおきレシピに便利なアイテム2選
作りおきの素は鮮度を保つ保存袋が欠かせません。ジッパー付きが便利ですが、保存する食材や湯煎にかけるレシピの場合はアイラップも使えますよ。
おすすめ1:ダブルジッパーのジップロック
旭化成ホームプロダクツ
ジップロック(R)フリーザーバッグ M
実勢価格:475円/30枚
サイズ:縦189×横177×厚さ0.06mm
※Amazonのリンク先はパントリーの商品です
大定番の旭化成ホームプロダクツ「ジップロック(R)フリーザーバッグ」です。ダブルジッパーで鮮度ばっちり! ジッパー付きならこれが最強といえます。
おすすめ2:ジッパーなしで高コスパのアイラップ
岩谷マテリアル
アイラップ マチ付き
実勢価格:306円/60枚
サイズ:縦350×250×マチ40×厚さ0.009mm
※Amazonはセット販売ページに移動します。
岩谷マテリアル「アイラップ マチ付き」はジッパーがないので結んで使います。このまま湯煎にも使えるので便利です。
鶏もも肉の作りおきの素2「鶏肉甘辛しょうゆ漬けの素」
<材料>
・鶏もも肉……小2枚(500g)
[A]
・砂糖……大さじ1
・酒……大さじ1
・みりん……大さじ1
・しょうゆ……大さじ2
<作り方>
1 鶏肉は大きめのひと口大に切ります。
2 ジッパーバッグにAを入れてまぜたら、1を加えて軽くもんでなじませます。
3 空気を抜いてジッパーの口を閉じ、冷凍します。
アレンジレシピ1:鶏の炊き込みごはん
味つけが難しそうな炊き込みごはんも、下味のついた「鶏肉甘辛しょうゆ漬けの素」を使えば、だしの効いた本格的な味わいに仕上がります。鶏肉は冷凍のまま使えるので、食べたい!と思ったらすぐ作れます。おもてなしも、おにぎりにもピッタリ。
<材料>※2~3人前
・鶏肉甘辛しょうゆ漬けの素……半量
・米……1.5合
・ごぼうのささがき……1/2本
・にんじんのささがき……1/4本
・小ねぎ小口切り……適量
・白ごま……適量
[A]
・鶏肉甘辛しょうゆ漬けの素の漬けだれ……大さじ2
・酒……大さじ1
<作り方>
1 米は洗ってザルにあけ、炊飯器に入れます。Aを加えて水を1.5合の目盛りまで足し、「鶏肉甘辛しょうゆ漬けの素」の鶏肉、ごぼう、にんじんを加えて炊飯します。
2 炊きあがったら鶏肉をほぐしながらよくまぜ、茶碗に盛り、小ねぎとごまをかけます。
鶏肉は炊飯すれば火が通り、まぜるときにほぐれるので、冷凍のまま入れてOK。煮えるとホロホロになります。思い立ったらすぐに作れます!
冷凍のまま使えるので、時短につながります!
アレンジレシピ2:筑前煮
野菜を切って入れるだけで、つけだれがそのまま調味液として使え、味のしみた和食の定番が出来上がります。ちくわの甘みも出ていてほっとする味わいです。
<材料> ※2~3人前
・鶏肉甘辛しょうゆ漬けの素……半量
・ごぼう(1cmの斜め切り)……1/2本
・ちくわ(斜め3等分に切る)……2本
・里芋(皮をむく)……4個(冷凍でも可)
・にんじん(乱切り)……1/2本
・つけだれ……大さじ2
・さやいんげん……4~5本
・水……200ml
<作り方>
1 ごぼうは酢水にひたしてから水けを切っておきます。
2 すべての材料を鍋に入れ、落しブタをして中火にかけます。
3 沸騰したら弱火にし、根菜に火が通るまで煮込み、器に盛ります。
レシピ考案:橋本加名子さん
味を調整しなくても、つけだれだけでいい味が出ます。野菜から出るおだしも加わって、さらにおいしくなります。
以上、作りおきの素を使ったアレンジレシピをご紹介しました。鶏もも肉を特売で手に入れたらぜひ試してみてくださいね。
作りおきの素で毎日の料理をもっとラクに、もっとカンタンにしていきましょう!
流れをマスターすればカンタンにできます!