3色ボールペンの選び方のポイントは?

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手帳や予定表、家計簿など、手書き派なら使う頻度の高い3色ボールペン。最近では100均でも多くの文房具を取り扱っていて、なんとなく買い替えしている人も多いのでは?

でも実はかなり多くの種類があり、書き心地にも大きな差があります。そこでまずは知っておきたいボールペンの選び方をまとめました。

芯の太さで選ぶ

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ボールペンの芯の太さは、0.3mm台から1.0mmまで幅広くラインナップされています。どんなものに何を書くのかによって太さを決めておきましょう。

一般的に筆記に適しているとされるのは0.5~0.7mmです。細かいスペースに書く場合は0.5mm以下の細めのタイプ、宛名書きなど大きな文字を書いたりイラストを描いたりするなら0.5mm以上の太めタイプを選ぶといいでしょう。

インクの種類で選ぶ

とくに差が大きいのが「インクタイプ」。油性、水性、ゲルなど様々なタイプのボールペンがありますが、紙へのひっかかりやインクののりや伸びなどによっても文字の仕上がりはだいぶ変わります。

書きやすい水性タイプ

サラサラとした、軽い書き心地が特徴の水性インク。軽い力でもはっきりした文字を書くことができるので、手が疲れにくいことも特徴です。

しかし、水性インクは裏写りやにじみが多いというデメリットも。またインクが乾くのが遅めなので、うっかり書いた後をこすると手や紙が汚れてしまうので注意が必要です。

文字をしっかり残せる油性タイプ

油性タイプのインクは水に強く色あせにくいので、書いた文字を長期間残すことができます。そのため、重要な書類などを書く際に最適です。

油性インクは粘度が強く、ときにインクが出にくくなり、文字がかすれてしまうことがあります。そんなときは、加圧式の油性ボールペンがおすすめです。

水性と油性の良い所取りの人気のゲル(ジェル)タイプ

水性と油性の良い所取りの人気のゲル(ジェル)タイプ イメージ

ゲル(ジェル)インクはサラサラとしたなめらかな書き心地の上、にじみにくいという、水性インクと油性インクの長所をかけ合わせた特徴を持っています。

発色が鮮やかで水濡れにも強いので、勉強はもちろん、オフィスなど様々なシーンで活躍してくれるインクです。

水性インクや油性インクに比べて商品がやや割高な点と、インクジェット用紙、FAX専用紙など表面がつるつるとした感熱紙には書けないことがあります。

そのほか、ゼブラが開発した「エマルジョンインク」もゲルインク同様に油性・水性両方の良さを兼ね備えたインクです。インクのかすれがなく、しっかりと濃い発色なのが特徴です。

持ちやすさで選ぶ

書き味の次に大切なのが持ちやすさ。ボールペンを直接持つ部分である軸・グリップはしっくりくるものを選びたいところです。

軸の太さは細すぎず、太すぎないものが持ちやすいです。手の大きさにもよりますが、女性なら10mm前後、男性は12mm前後を目安に選ぶといいでしょう。

指が当たる部分にラバーやシリコンが付いたものもあります。軸に凹凸のあるもの、軸を細く絞ってあるものなら、長時間筆記するときも滑りにくいです。手汗をよくかく人は要チェックです。

付加機能で選ぶ

3色ボールペンには、シャープペン付きのものもあります。シャーペン付きなら勉強の時にも使えます。

付加機能で選ぶ イメージ
フリクションタイプ(※画像はAmazonより)

また、専用ラバーでこすって消えるフリクションタイプのもの、修正テープ付きのものなども。使うシーン、目的に合わせて便利な付加機能がついた商品を選びましょう。

デザインで選ぶ

最近は文房具もデザイン性に富んだものが増えています。3色ボールペンも、かわいいものやビジネスシーンに合ったシックなもの、ギフトにできるような高級感があるものなど、バリエーションも豊かに。

デザインで選ぶ イメージ
ギフトにできるおしゃれなデザインも(※画像はAmazonより)

カラー違いも増えているので、好きなデザイン・色のものを選んで仕事や勉強の気分を上げていきましょう。

文房具多色ボールペン5製品を比較

多色ボールペン5製品を比較 イメージ

手帳やノートの色分けに便利な3色・多色ボールペン。最近では、デザイン性も兼ね備えたものが急増しています。日常使いするものでも、見た目もかわいい文具があると気分がアップしますよね。

そこで雑誌『LDK』がパイロット、ゼブラ、三菱鉛筆、ぺんてるの文具メーカーとダイソーで見つけた手頃な価格の3色(多色)ボールペン5製品をピックアップ。

文具を中心とした情報を発信しているフ文具ライターのやまぐちまきこさんと一緒に、「書きやすさ」「字の見やすさ」「デザイン」の3項目でジャッジし、評価をつけました。

やまぐちまきこ 氏
文具ライター
やまぐちまきこ 氏 のコメント

インクがにじまずキレイに書けるかも重要ですね

おすすめ順に紹介します!

文房具3色ボールペンのおすすめは?  

A評価パイロット「ジュースアップ3」

パイロット「ジュースアップ3」 イメージ
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パイロット
ジュースアップ3
LKJP-50S4
実勢価格:550円

インク:ゲル

▼テスト結果

  • 書きやすさ :◎+
  • 字の見やすさ:◎
  • デザイン  :〇

A評価でベストバイに輝いたパイロット「ジュースアップ3」は、色分けしてびっしり書きたいときに便利な3色ペンです。

やわらかくなめらかに細書きができて、しっかり持ちやすいつくりです。芯もボディもスリムなので手帳に挟んでおいたり、こまごまスケジュールも見やすく書けるので、ノートをキレイにまとめたりするのにぴったりです。

4色タイプもあります!

パイロット「ジュースアップ3」 イメージ2

カラフルでびっしりなスケジュール帳でもスマートに見えます。

0.4mmのシナジーチップで細かい文字も美しい

0.4mmのシナジーチップで細かい文字も美しい イメージ

2種のチップを組み合わせた独自の「シナジーチップ」でスルスルと流れるように細書きができます。文字がはっきり見やすいです!

スリムで女性が扱いやすいつくり

スリムで女性が扱いやすいつくり イメージ

ボディは軽いがやや低重心でバランスよく書けます。多色でもスリムで安定して握りやすく、色の切り替えもラクラク。

A評価ゼブラ「ブレン3C 0.5」

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ゼブラ
ブレン3C 0.5
B3AS88-P
実勢価格:440円

インク:エマルジョン染料+顔料

▼テスト結果

  • 書きやすさ :◎
  • 字の見やすさ:〇
  • デザイン  :◎

ゼブラ「ブレン3C 0.5」は、A評価。前回テストのベストバイです。製品名どおり軸がブレにくいのでスラスラ書くことができ、ストレスがありません。

芯が動かないから書きやすい

芯が動かないから書きやすい イメージ

多色ボールペンは芯が斜めに出るのでどうしてもブレやすくなりがちですが、ゼブラ「ブレン3C 0.5」は振動をしっかり抑制しています。芯が動かず、とても書きやすいです。

0.5mmと太めで、とめ、はね、はらいもしっかり書くことができます。

B評価ぺんてる「Calme 3色ボールペン」

ぺんてる「Calme 3色ボールペン」 イメージ

ぺんてる
Calme(カルム) 3色ボールペン
XBXAC35A
実勢価格:440円

インク:油性

▼テスト結果

  • 書きやすさ :〇
  • 字の見やすさ:〇
  • デザイン  :◎

ぺんてる「Calme 3色ボールペン」は、B評価。濃厚油性の多色ペンで、ノック音が静か&軽めボディが特徴です。

B評価三菱鉛筆「ジェットストリーム 3色ボールペン 0.5mm」

三菱鉛筆「ジェットストリーム 3色ボールペン 0.5mm」 イメージ

三菱鉛筆
ジェットストリーム 3色ボールペン 0.5mm
実勢価格:440円

インク:油性

▼テスト結果

  • 書きやすさ :〇
  • 字の見やすさ:〇
  • デザイン  :〇

三菱鉛筆「ジェットストリーム 3色ボールペン 0.5mm」は、B評価。黒色を多く使えます。油性インクながらなめらかでインクの乾きがスピーディーなのが特徴です。

C評価ダイソー「3色ボールペン」

ダイソー「3色ボールペン」 イメージ

ダイソー
3色ボールペン
実勢価格:110円

▼テスト結果

  • 書きやすさ :△
  • 字の見やすさ:〇
  • デザイン  :△

ダイソー「3色ボールペン」は、インクがダマになり、今回はC評価でした。

文房具まとめ

以上、なめらかで美しく見やすく書ける3色ボールペンおすすめ5製品でした。いかがでしたか?

イチオシは芯もボディもスリムな パイロット「ジュースアップ3」でした。ゼブラ「ブレン3C 0.5」もA評価なので、好みで選んでみてもいいでしょう。

たかがボールペン、されどボールペン。普段からよくペンを使う人は、細かい文字でも美しく書けるおすすめを試してみてくださいね。

A評価パイロット「ジュースアップ3」

パイロット「ジュースアップ3」 イメージ
王冠アイコン

パイロット
ジュースアップ3
実勢価格:550円

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