令和最強のベスト家電66部門決定!!「どこがスゴかったか」解説します
“ネットを疑う家電購入ガイド”として日夜家電をレビューし続ける『家電批評』誌上でも、思いがけない良品の発見や、今一歩な製品の発掘など、さまざまな出会いがありました。
そこで今回、2019年に家電批評誌が扱った製品の中から「絶対に素晴らしい!」と断言できるベスト家電ばかりを集めた「家電批評 オブ・ザ・イヤー」を選定いたしました。
▼【家電批評 オブ・ザ・イヤー】入り口はコチラ!
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まさに“令和最強”の名がふさわしい、全66部門のベストバイたち。
ここでは、ベストに選ばれた一製品をピックアップし、どこが素晴らしかったのかを解説します。
▼ベスト家電を厳選したテスト誌はコチラ!
晋遊舎
『家電批評 2020年1月号』
700円
それでは早速ご覧ください!
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実測でNo.1の成績なのにネットのクチコミ微妙な理由
バッファロー
WTR-M2133HP
実勢価格:2万3215円
※Amazonでは現在在庫切れ
サイズ:W231×H231×D70mm
質量:約970g
接続台数:15~20台
アンテナ:5GHz(W52/W53)2.4GHz:2本(内蔵)、5GHz(W56):2本(外付け)
雑誌『家電批評』の実機検証でトップクラスの通信速度を見せつけ、ベストバイを獲得し続けるバッファローの「WTR-M2133HP」。
パラボラアンテナを思わせるユニークなフォルムと向きを自由自在に調整できるアンテナを搭載しているため、いかにも「速そう」と思わせてくれる製品ですが、ネットでの口コミでは微妙なものもチラホラと見受けられます。
その多くは、電波の繋がりやすさや通信速度に関する不満となっています。決して安くないWi-Fiルーターなので期待値が高く、速度が少しでも遅いと感じれば不満が出るのはユーザー心理としては当然ですね。
実は、本機はテストでも結果に波があり、試行錯誤を繰り返したうえで本来の性能を発揮させることができたという経緯がありました……。
そこで、ここで設定の「コツ」を伝授したいと思います。
真ん中のアンテナをどう動かすかがキモでした
本機の真ん中にあるアンテナには「指向性」があり電波を強く照射する方向が決められています。
「だったらアンテナを子機に向ければいい!」と思ってしまいがちですが、電波には直進性と反射性があるため、直接アンテナを向けても天井や壁、家具などの障害物に電波が阻まれることも……。
子機とは反対側にアンテナを向けると速度が上がるといったことも珍しくなく、実機テストでも子機とは異なる方向に電波を飛ばすことで最大速度が得られました。
真相1:実際には「斜め上」に向けた方が速度が速かった
【説明書通り】481Mbps
説明書には「通信したい機器がある方向に」と書いてあり、アンテナを子機に直接向けるのがセオリーですが最高速に比べやや落ちました……。
【調整後】570Mbps
いろいろ試行錯誤した結果、実は家具の上方に向けると最高の速度が計測されました。
真相2:天井や壁に反射させると効率的になる場合も
ユーザーの口コミで速度が出しにくいという声が多かったので、どう解消すればいいのかメーカーのバッファローに問い合わせてみました。
「5GHz帯の電波は2.4GHzよりも直進性が強く、効率が高いため、天井や壁に反射させた方が効率的に電波を飛ばせる場合もあります」(バッファロー広報部/浜岡航平氏)とのことです。
電波を効率的に飛ばすためのアンテナですが、調整を誤ると逆効果になるというのも皮肉な話。しかし、電波の飛び方は住環境によって異なりますので調整を繰り返し、効率的な通信環境を見つけ出してみましょう!
部屋数が多い家には「メッシュ」がオススメです
戸建て住宅や部屋数の多いマンションなど、電波が届きにくい場所がある環境で活用したいのが「メッシュWi-Fi」です。
雑誌『家電批評』の検証で部屋の隅々まで安定した電波を届けられたのはネットギア「Oribi Micro」とリンクシスの「VELOP」の2機種。子機の台数や予算に応じて選んでください。
ネットギア
Oribi Micro
(ボディ)
実勢価格:2万2390円
子機1台タイプのベストバイはネットギアの「Oribi Micro」。1Fと2F両方を速くしたい人向けです。
リンクシス
VELOP
(トライバンド3個パック)
実勢価格:5万1695円
こちらは、子機2台タイプでベストバイとなったリンクシスの「VELOP」。設定アプリが優秀なので初心者にオススメです。
以上、「家電批評オブ・ザ・イヤー」に選ばれたWi-Fiルーターの紹介でした。
引き続き、ベストだった製品をご紹介していきますので、サンロクマルをチェックしてくださいね。