水があれば食べられる「アルファ米」おすすめランキング

水があれば食べられる「アルファ米」おすすめランキング｜食のプロ絶賛の非常食はどれ？

災害などでライフラインが絶たれても、お腹は空いてしまうもの……。そんな時、非常食の備えがあれば安心です。主食として長期保存可能な「アルファ米」をストックしている人も多いのではないでしょうか。今回は、アルファ米5製品を徹底比較。おいしさとコスパでランキング化しました。

これだけは押さえておきたい非常食の基本

災害が起こると、電気やガス、水道などのライフラインが寸断されてしまうことがあります。場合によってはスーパーやコンビニも営業を停止してしまうこともあり、いつも通りの食事ができなくなってしまいます。このような"もしも"の事態の助けとなるのが非常食の備えです。非常食は美味しくない、というイメージがあるかもしれませんが、近年は美味しい製品が続々登場しています。まずは押さえておくべき非常食の基本をおさらいしましょう。

［基本1：食べたら買うを習慣化］

非常食は「ローリングストック」で賢く備蓄しておきましょう。非常食と意識せずに普段使いし、食べたら買い足すことを習慣化しておけば、期限切れの心配がありません。

［基本2：普段使いできる水を用意］

食料同様に重要なのが水。長期保存可能な水もありますが、お値段は高めですよね。水はネット通販でかなり安く買えるので、まとめ買いするのが正解。お安いペットボトルの水を、備蓄水かつ普段の飲料水として使うのが賢い方法です。

［基本3：ストック量の目安は72時間分］
被災してから支援物資が届くまでは約72時間といわれています。そのため少なくても3日分のストックを用意しておきましょう。

非常食のアルファ米5製品を食のプロが徹底比較しました

非常食のなかでも重要なのが主食です。主食には乾パンや缶詰のパンなどもありますが、日本の食卓にはご飯が欠かせませんよね。ということで、今回はアルファ米にスポットを当て、食のプロが同じ条件で5製品を実食。「おいしさ」と「コスパ」を検証し、上位5製品をランキング化しました。

そもそもアルファ米って何？

ところで、アルファ米って、どんなお米かご存知ですか？簡単に言うと、炊き上げたご飯を乾燥させたお米です。温めれば食べられるレトルト米と違って、そのままでは美味しく食べられません。水を加えるという一手間が必要になります。

尾西食品の公式HPによると、アルファ米のアルファとは、お米に含まれるデンプンの状態を示しているとのこと。お米の状態ではデンプンが消化されにくく、美味しくありません。加水・加熱すると、消化しやすく美味しいデンプンに変化し、これをアルファ化デンプンと言うそうです。

アルファ化デンプンはとても不安定なデンプンで、放置しておくとまた生のデンプンに戻ってしまいます。炊きたてのふっくらご飯が冷めるとポロポロになるのは、アルファ化デンプンが生デンプンに戻る現象です。この生デンプンを再加熱すると、再度アルファ化に変化して、ふっくらご飯に戻るというように、デンプンには興味深い特性があります。

アルファ米は、「加水・加熱によってアルファ化したデンプンを乾燥させると、アルファ化デンプンの状態を保持する」というデンプンの特性を活かした食品です。そこにお湯や水を加えると、煮炊きすることなく、やわらかく美味しいご飯ができあがる、というわけです。

それでは、いよいよランキングの発表です。なお、詳細な評価は3位までとし、4位以下は参考程度としてご覧ください。