ホーム いまの時代、1人ひとつ備えておきたい「防災バッグ」

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日本各地でたびたび発生している大きな災害……ここ最近はニュースだけでなくSNSなどでも、災害の生々しい状況を目にすることが少なくありません。

いつどこで起きるか分からない災害においては、1人で避難することも十分想定されるため、1人ひとりがしっかり防災対策をしておくことがとても重要になります。

とはいえ数ある防災アイテムを自分で厳選して用意するのはとても大変。そこでおすすめしたいのが避難時に必要なものが一式揃った「防災バッグ」です。

ただ一口に防災バッグといってもいろいろな種類があり、「2~3人用」や「1人用」のもの、さらには「自宅避難向け」「一次避難向け」「車載用向け」など、使う人数や状況によって最適なものが異なってきます。

今回は「1人用・一次避難向け」に適した商品を決めるべく、まず7製品をピックアップし、バッグ本体やその中身をひとつひとつチェックしました。

実際の一次避難時を想定し、ひとりでも持ち出しやすいのか? 使いにくいものが入っていないか? をプロによる監修のもと検証し、そこから分かってきた選び方のポイントやおすすめの製品をランキング形式でご紹介したいと思います!


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ホーム 絶対必要なものだけが厳選!ベストバイは「ハザードバッグ20」

詳しい選び方などを紹介する前に、今回ベストバイに輝いた商品を、まず最初に発表したいと思います。

絶対必要なものだけが厳選!ベストバイは「ハザードバッグ20」 イメージ

HIH
ハザードバッグ20
Regular 1人用
実勢価格:5280円

SPEC:直径約19cm×高さ約45cm(使用時)

一次避難で必要となる防災バッグ7製品の性能を、防災専門家の和田さんと総点検。HIHの「ハザードバッグ20 Regular 1人用」が見事ベストバイに輝きました。

避難時に配給される食糧などは最小限に抑えられ、そのぶん個別に準備すべき衛生用品や、煙専用マスクやアルミポンチョなどが充実。

避難所の実態をきちんと把握して中身が選定されていました。本体に給水もでき、コンパクトかつコスパも良い、一次避難用には最適な防災バッグです。

今回は避難所生活に必要なものが入っているほど高評価となっていますが、一方で自宅避難用には適したバッグもあり、そのあたりは見極める必要があります。あらかじめ承知ください。

なお、以降のランキングは、次の「選ぶポイント」「検証方法」につづいて発表しますので、ぜひ最後までお付き合いください!

ホーム [選ぶポイント]必要なものは自宅避難と一次避難で異なります

実際に災害を目の当たりにすると、誰もがパニックに陥りがちです。とくに1人で避難するとなると、不安感が増大し冷静な判断ができないことも……。防災バッグを用意しておけば、少しでも落ち着いて避難する手助けになります。

防災バッグは各メーカーからたくさんの種類が出ていますが、製品によって入っている中身や点数、バッグの形状も異なります。実用的なものなのか? 使いやすいものなのか? 一点一点見極めることが大事です。

ここでは見極める3つのポイントをご紹介します。

ポイント①避難所で生活するために本当に必要なものが厳選されているか?

まず認識しておきたいのは「避難所と自宅では必要なものが違う」ということ。避難所では集団生活になるため、自宅で当たり前に使えるものが使いにくかったり、持ち出し損になってしまうこともあります。

「避難所での一次避難」の場合であれば、例えばこれらは持ってかなくて大丈夫です。

「簡易トイレ」
避難所には大抵トイレが設置されているため、自分用にわざわざ持っていく必要はあまりありません。

「ウォータータンク」
避難所ではあまり使わないうえ、貯水兼用のバッグもあるので、別で持っていく必要はありません。

「ヒートパック」
避難所は基本、食事は配給です。周りの目もあり、単独での調理は難しいと考えましょう。

「マッチ・ローソク」
自宅避難時は必要でも、避難所では火が使えないため持っていくだけ無駄になってしまいます。

その他、よほどのことがない限り、水や食べ物も避難所で支給されるため、自分で持っていくのは最低限の水や簡単なおやつ、栄養補助食品だけで十分です。

ポイント②
必要な基本的な衛生用品は揃っているか?

自宅とは180度異なり集団生活を余儀なくされる避難所生活。必ず用意しておきたいのは避難所で必要となる「衛生用品」です。

とくにこちらの5点は入っているかチェックしましょう。

「歯磨きセット」
「ポケットティッシュ」
「除菌シート」
「カイロ」
「マスク」

ポイント③持ち出しやすく、避難しやすい形状か?

災害発生時は、ちょっとの移動だけでも困難になります。そのため持ち運びしやすいかも重要です。いろいろな形状のものがありますが、リュックサック型であれば両手が空くので、避難しやすくなります。

またキャリーがついていれば、水などの重いものを運ぶのに便利です。背負いやすさやスムーズに動くか、重さなどもチェックするようにしましょう。

ホーム [検証方法]中身の充実度持ち出しやすさをチェック

今回は数ある防災バッグの中から、以下3点の選定条件で7製品をピックアップ。バッグ本体に直接給水ができる、あるいは給水バッグが付いている、また1人用・2万円以下に絞って検証を行いました。

<選定条件>
①1人用
②2万円以下
③給水ができる


検証・ランキングにあたっては、先述した「選ぶポイント」を踏まえ、「いるモノがきちんと入っているか?」「持ち出しやすいか?」を総合的に評価しており、避難時・避難所生活に最適なものほど高得点となっています。

それでは、いよいよ7製品のランキングを一挙にご紹介してまいります!

記事1位BEST 軽い・安い・中身充実の理想型HIH「ハザードバッグ20」

ベストバイは最初にご紹介したようにHIHの「ハザードバッグ20」。避難時に配給される食べ物などは最小限に抑えられ、そのぶん1人ひとりが準備すべき衛生用品や、煙専用マスクやアルミポンチョなどが充実しており、避難所の実態をきちんと把握して中身が選定されていました。

本体に給水もでき、コンパクトかつコスパも良い、一次避難用には最適な防災バッグです。

軽い・安い・中身充実の理想型HIH「ハザードバッグ20」 イメージ

HIH
ハザードバッグ20
Regular 1人用
実勢価格:5280円

SPEC:直径約19cm×高さ約45cm(使用時)

軽い・安い・中身充実の理想型HIH「ハザードバッグ20」 イメージ2

バッグは手持ちでもリュックでも使えるようになっています。

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年齢によっては、背負うより手持ちの方が楽、という場合もあるので、持ち方が選べるのは嬉しいポイントです。

入っているものはこちらです。

軽い・安い・中身充実の理想型HIH「ハザードバッグ20」 イメージ4

合計:20種 29点
総重量:1800g(バッグ本体 230g)


①災害時マニュアル②カンパン③携帯用ミニトイレ(2個) ④保存水(500ml) ⑤カゴメ野菜ジュース ⑥使い捨てカイロ(2個) ⑦LEDハンディライト ⑧単4電池(4本入り) ⑨アルミポンチョ ⑩三角巾 ⑪除菌アルコールウェットシート ⑫歯ブラシセット(2本) ⑬ルンルン(絆創膏、綿棒) ⑭マスク(3枚) ⑮スモークシャットアウト ⑯レスキューシート ⑰軍手 ⑱ロープ ⑲笛 ⑳ポケットティッシュ(2個)


いるもの、なくてもいいものに仕分けてみました。左側がなくてもいいもの、右側がいるものです。

軽い・安い・中身充実の理想型HIH「ハザードバッグ20」 イメージ5

いるもの:17/20種 なくてもいいもの:3/20種

衛生用品が充実しているなど、実際の避難所の実態をしっかり反映したセレクトがされていました。


優先順位の高いものから順に見てみましょう。


[衛生用品]
避難所で絶対に必要な基本的な衛生用品5点がしっかり入っています。健康を損なう恐れがあるので、欠かさず入れておきたいものばかりです。

・歯磨きセット

軽い・安い・中身充実の理想型HIH「ハザードバッグ20」 イメージ6

水なしで使える歯磨きセットです。


・ポケットティッシュ

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ポケットティッシュは数あっても困りません。


・除菌シート

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アルコール除菌できるものがベストです。


・カイロ

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夏場でない限り、避難所は寒いので必須になります。


・マスク

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粉塵の中を逃げるときにも役に立ちます。


[避難所対策]
避難所の環境は体育館など、空調や床が万全でない場所が多いです。シートやポンチョなど布系があるとかなり助かります。

・レスキューシート

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レスキューシートは、いろんな用途に使えます。


・防寒用のポンチョ

軽い・安い・中身充実の理想型HIH「ハザードバッグ20」 イメージ12

くるまるものがあると安心できます。


[救急用品]
災害によっては避難所で不足しがちになります。配給に頼らず、自分でも持っておくといざというときも安心できます。

・救急セット

軽い・安い・中身充実の理想型HIH「ハザードバッグ20」 イメージ13

絆創膏などがひとまとめになったセットになっています。


・三角巾

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ケガの際の応急処置に欠かせません。


[緊急避難グッズ]
衛生用品や避難所対策グッズに比べると優先度は低いですが、避難所までの間にどんな危険があるかわからない中、あるとより安全に避難できます。

・煙避けマスク

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火災発生時に煙を避けるために使用します。

軽い・安い・中身充実の理想型HIH「ハザードバッグ20」 イメージ16

さっと頭からかぶるだけで、火災時などに安全に避難できます。


・ハンディライト&乾電池

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こちらはコンパクトなライトです。乾電池が4本付いています。ヘッドライトであればより使いやすくなります。


・笛

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万が一動けなくなったときに、周囲にSOSを送るのに必要になります。


・ロープ

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避難時はもちろん、避難したあともいろいろ使うことがあって便利です。


・軍手

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荷物の運搬や瓦礫の除去のときにあると安全です。


なくていいものとして入っていたのは①災害時マニュアル②カンパン③携帯用ミニトイレの3点のみ。とくにカンパンは廃棄率が高いので、なくても大丈夫です。

これらを差し引いても、HIH「ハザードバッグ20」は安くてコンパクトで避難も楽な防災バッグといえます!

※「バッグ本体も中身の点数に入れて商品名に表記している」ケースなど、商品によって点数の数え方が異なるため、編集部で数えた点数と数値が異なる場合があります。

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記事2位BEST 避難しやすさではベストバイ「EX.48ニューコンパックプラス」

メテックス「EX.48ニューコンパックプラス」は、比較的軽量でありつつ、リュックとキャリー兼用になっているため、避難がしやすいのがポイントです。

中身は数こそ多くありませんが、マスクや下着、ティッシュ、女性用の生理用品など、短期の避難所生活に必要な最低限度のアイテムが揃っていました。

避難しやすさではベストバイ「EX.48ニューコンパックプラス」 イメージ

メテックス
EX.48ニューコンパックプラス
実勢価格:1万6500円

SPEC:幅33cm×奥行24cm×高さ52cm

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バッグは横のポケットなど収納性も高いうえ、夜間の避難時に安心の工夫もされています。

避難しやすさではベストバイ「EX.48ニューコンパックプラス」 イメージ3

バッグの表面部分には、幅広の「V字」のリフレクターを装備しており、暗闇でも安全に行動できます。

また、最大約14リットルと大容量のビニール製貯水タンクが内蔵されています。

避難しやすさではベストバイ「EX.48ニューコンパックプラス」 イメージ4

キャリー型のため重い水もラクに運ぶことができます。


入っているものはこちらです。

避難しやすさではベストバイ「EX.48ニューコンパックプラス」 イメージ5

合計: 19種 33点
総重量:3900g(バッグ本体 1600g)


①ヒートパック(発熱剤、加熱袋セット) ②長期保存食・日本の味(ご飯2パック、おかず2パック/スプーン&フォーク付き) ③簡易トイレ袋 ④ゴミ袋 ⑤収納ポーチ ⑥保存水(500ml) ⑦ラジオ付き多機能自家発電ライト ⑧ティッシュ ⑨レインコート ⑩生理ナプキン ⑪携帯充電用接続器具 ⑫防災マニュアル ⑬アルミシート ⑭軍手 ⑮笛⑯ロープ ⑰マスク(4枚) ⑱使い捨て下着(2点) ⑲絆創膏


いるもの、なくてもいいものに仕分けてみました。

避難しやすさではベストバイ「EX.48ニューコンパックプラス」 イメージ6

いるもの:16/19種 なくてもいいもの:3/19種

マスクや絆創膏など衛生用品は合格点。ありそうでなかなか入ってない黒ポリ袋も評価のポイントです。ただ①のヒートパックは、避難所での実用性ゼロなので、必要ありません。

記事3位BEST 背負いやすさはNo.1! でも中身は普通「防災対策35点セット」

3位となったのはRefian「防災対策35点セット」。35点といいうとすごそうに感じますが、ボディシートや軍手、ペットボトルの水など、他とほぼ同じようなものが入っています。10枚入りの黒いビニール袋は汚物を捨てる際など何かと役立ちます。

また避難所でスリッパは用意されないため、携帯スリッパが入っているのはポイントが高いです。

こちらは7製品中いちばん背負いやすく、カバンだけであればベストといえます。

背負いやすさはNo.1! でも中身は普通「防災対策35点セット」 イメージ

Refian
防災対策35点セット
実勢価格:9380円

SPEC:幅36cm×奥行2cm×高さ53cm

背負いやすさはNo.1! でも中身は普通「防災対策35点セット」 イメージ2

バッグの背負い心地は7製品中トップでした。

背負いやすさはNo.1! でも中身は普通「防災対策35点セット」 イメージ3

30?の大容量ながら、重さは520gと軽量です。背面にパッドも内蔵しているので背負い心地も快適でした。


入っているものはこちらです。

背負いやすさはNo.1! でも中身は普通「防災対策35点セット」 イメージ4

合計:19種 32点
総重量:3880g(バッグ本体 520g)


①給水袋(5リットル) ②多機能ラジオ(充電、LED懐中電灯付き) ③カンパン ④iPhone充電ケーブル ⑤簡易トイレ(3点) ⑥保存水(500ml/3本) ⑦ポリ袋45リットル ⑧サランラップ ⑨体拭きシート ⑩ポケットティッシュ(2個) ⑪マスク(2枚) ⑫紙皿 ⑬割り箸 ⑭歯ブラシ ⑮レインコート ⑯エイドクルー8点セット(爪切り、絆創膏、毛抜き、ヤスリ、綿棒、ハサミ、耳かき、ピンセット) ⑰携帯スリッパ ⑱軍手 ⑲アルミ製寝袋(100×200cm)


いるもの、なくてもいいものに仕分けてみました。

背負いやすさはNo.1! でも中身は普通「防災対策35点セット」 イメージ5

いるもの:14/19種 なくてもいいもの:5/19種

エイドクルーの中身が充実しています。

背負いやすさはNo.1! でも中身は普通「防災対策35点セット」 イメージ6

爪切りや絆創膏、毛抜き、ヤスリなど8点からなるグルーミンググッズが充実そいています。これは女性にもうれしいセットです。

その他、身体を拭けるボディシートや、あると助かる携帯スリッパは考えられています。ラジオは災害時に意外と使わないので、なくていいものに入ります。


以上が3位までの製品でした。つづいての4位以下は目を惹くものはあるものの、ひとり用の一次避難にはちょっと不向きという評価になりました。参考までにご覧ください。

ホーム 中身はいいけど数が少ない「アメニティーコーポレーション」

防災頭巾や耳栓など、他にはなかなかない避難所用グッズが入っているアメニティーコーポレーションの「非常時に役立つバッグ付防災15点セット」です。ただし、自宅でしか使わないものも多く入っていました。

また価格に対し中身も少ない印象で、一次避難用にはやや物足りないかもしれません。

中身はいいけど数が少ない「アメニティーコーポレーション」 イメージ

アメニティーコーポレーション
非常時に役立つバッグ付防災15点セット
実勢価格:1万3662円

SPEC:幅29×奥行15×高さ32cm

中身はいいけど数が少ない「アメニティーコーポレーション」 イメージ2

中身をいるもの、なくてもいいものに仕分けてみました。

中身はいいけど数が少ない「アメニティーコーポレーション」 イメージ3

合計:14種14点
総重量:3680g(バッグ単体 510g)


①折りたたみ給水タンク(10リットル) ②ランタンライト(電池なし) ③缶マッチセット(マッチ、ローソク) ④簡便エアーマット ⑤携帯トイレ(5回分) ⑥防災頭巾 ⑦乾電池(ラジオ用) ⑧簡易寝袋 ⑨ケース付き耳栓 ⑩防災用ホイッスル ⑪ポケットティッシュ ⑫軍手 ⑬ラジオライト ⑭マスク

また③の缶マッチセットも必要ありません。

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避難所には基本的に避難所で火は使えないので、持って行くだけ無駄になってしまいます。

ホーム 本当に必要? と迷うものも…香彩堂「非常持出袋28点セット」

防塵マスクや固形燃料など、一般の人がなかなか買い集めづらい専門的なグッズも多く入っていたのが香彩堂の「非常持出袋28点セット」。ただ、リアルな避難所で使うかどうかはやや疑問です。

ナップサック型のバッグもやや背負いにくく、バッグインバッグ的に使うにはありかもしれませんが、避難時の移動には不便そうに感じます。

本当に必要? と迷うものも…香彩堂「非常持出袋28点セット」 イメージ

香彩堂
非常持出袋28点セット
実勢価格:9268円

SPEC:幅25.2×奥行13.5×高さ35.3cm

本当に必要? と迷うものも…香彩堂「非常持出袋28点セット」 イメージ2

中身をいるもの、なくてもいいものに仕分けてみました。

本当に必要? と迷うものも…香彩堂「非常持出袋28点セット」 イメージ3

合計:26種28点
総重量:3300g(バッグ単体 230g)


①固形燃料 ②懐中電灯(③乾電池) ④簡易ライト ⑤缶切り ⑥ろうそく(マッチ付き) ⑦カンパン ⑧飲料水運搬パック(10リットル/水コック付き) ⑨保存水(500ml/2本) ⑩パンの缶詰 ⑪三角巾 ⑫レジャーシート ⑬防塵マスク ⑭カット綿 ⑮絆創膏 ⑯ロープ ⑰軍手 ⑱綿タオル ⑲包帯 ⑳綿棒 ホイッスル ポリ袋10枚セット ポケットティッシュ(2個) はさみ 毛抜き ピンセット

いろいろ入っていて、全体的に防災意識は高いのですが避難の実状的にはやや不満という印象でした。

中でも2種類も入っているパンは避難の際には不向きです。

本当に必要? と迷うものも…香彩堂「非常持出袋28点セット」 イメージ4

備蓄用はまだいいですが、カンパンは喉が渇くだけなのでオススメできません。

ホーム 避難所の外で生活するならアリ「防災Relief44点セット」

Defend Future「防災Relief44点セット」は、屋外で自力で避難する場合に向いています。大量のレトルト食品をはじめ、避難所生活では不要な物が多く入っています。

そういう観点でみれば、ポータブルウォシュレットと除菌シートは不衛生なトイレには助かります。

避難所の外で生活するならアリ「防災Relief44点セット」 イメージ

Defend Future
防災Relief44点セット
実勢価格:1万3800円

SPEC:幅53.5×奥行30×高さ14cm

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中身をいるもの、なくてもいいものに仕分けてみました。

避難所の外で生活するならアリ「防災Relief44点セット」 イメージ3

合計:23種39点
総重量:3780g(バッグ本体 520g)

①ダイナモラジオ ②給水タンク ③ヒートパック ④非常食(4点) ⑤iPhone用ケーブル ⑥保存水(500ml/4本) ⑦エアーマット ⑧携帯ウォシュレット ⑨ラップ ⑩からだふきシート ⑪ようかん ⑫救急セット(10点入り) ⑬目隠しポンチョ ⑭ロープ ⑮手袋 ⑯笛 ⑰マスク ⑱歯ブラシ ⑲除菌シート ⑳アルミブランケット レインコート 洗濯パックセット 紙皿  (注:公式表記ではカウントされているラジオの付属ケーブルや内容一覧表などを、今回のカウントでは除外して計算)

全体的に屋外で数日生活するなら理解できる内容となっています。とはいえかさばる大物が多く移動もしづらいです。

避難所の外で生活するならアリ「防災Relief44点セット」 イメージ4

中でもこちらのデスクライトタイプのダイナモラジオは、使い勝手が悪いうえ、やたら大きいのが不便。避難向きではありませんが、自宅待機の際には使えそうです。

ホーム 車載用として用意するならOK「避難バケツセットDX」

バケツ型のアイリスオーヤマ「避難バケツセットDX」は、前回検証時のベストバイで、給水所などで並ぶ際に椅子としても使えて便利な製品です。

ただ今回は「1人用・一次避難用」としては、持ち運びがやや不便で避難しづらいということで評価を落としてしまいました。とはいえクッションやマスクなど役立つアイテムが入っているため、車載用として備えるにはおすすめできます。

車載用として用意するならOK「避難バケツセットDX」 イメージ

アイリスオーヤマ
避難バケツセットDX 防災士監修
実勢価格:7580円
SPEC:幅34×奥行31.5×高さ27.5cm

車載用として用意するならOK「避難バケツセットDX」 イメージ2

中身をいるもの、なくてもいいものに仕分けてみました。

車載用として用意するならOK「避難バケツセットDX」 イメージ3

合計:21種/25点
総重量:3500g(バッグ単体 988g)


①非常食(2パック) ②防災マニュアル ③簡易トイレ ④給水バッグ(5リットル) ⑤野菜ジュース ⑥保存水(500ml/2本) ⑦難燃加工防災クッション ⑧ウェットティッシュ ⑨レスキューシート ⑩水に流せるペーパー ⑪充電式ダイナモラジオライト ⑫レジャーシート ⑬ごみ袋 ⑭ルンルン(絆創膏、綿棒) ⑮ビスケット ⑯笛 ⑰ロープ ⑱軍手 ⑲マスク ⑳レインポンチョ 使い捨てカイロ(3個)

燃えにくいクッションなど、ムダなモノは少ないですが、車載用向き。緊急避難にはやや微妙という結果になりました。

③の簡易トイレは一次避難時はなくても大丈夫です。

車載用として用意するならOK「避難バケツセットDX」 イメージ4

避難所には大抵トイレが設置されているので、わざわざ自分用に持っていく必要はあまりありません。

ホーム [結論]中身も持ち出しやすさも理想型!「ハザードバッグ20」

1人用の一次避難時用の防災バッグをご紹介してきましたが、避難所生活で優先順位の高いものが一通り揃ったHIH「「ハザードバッグ20」がベストバイという結果になりました。

とはいえ、これだけで安心というわけではありません。防災バッグは買って終わりではなく、実際にどう使うのかあらためてチェックし、自分に必要なものを足し、必要ないものを間引いていくことも大切です。

災害の多い日本では1人1つの防災バッグを用意しておくと安心。ぜひ一度災害時を想定して、万全な対策を備えておくようにしてくださいね。