難しそうに見えて、じつは簡単! ラクうま“カタマリ肉”バーベキュー
今年もバーベキューがうまい、アウトドアシーズンが到来しました!
でも「去年と同じは避けたい…」とバーベキューマンネリ化を懸念している方も多いのでは…?
そこでおすすめしたいのが、見た目のインパクトがハンパないカタマリ肉を使った豪快バーベキュー!
パッと見、難しそうですが、ご安心を。じつは下ごしらえも焼き方も意外とカンタン。コツさえ掴めば初心者でもすぐにマネできるんです!
ということで、ローストビーフ、シュラスコ、スペアリブと本連載でシリーズとして紹介してきたカタマリ肉バーベキュー編。
満を持して、トリを飾るのは、豪快バーベキューの象徴・ビア缶チキンです(トリだけに…)。
今回も、フードアクティビストの松浦達也さん直伝、初心者でもマネできるレシピを伝授します。
さらに、作業効率と味のレベルを高めてくれるアイテムもご紹介しますよッ!
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外はパリッパリ、中はふっくら 缶ビールを使った豪快メニュー
カタマリ肉バーベキュー編の最終回は、これまで紹介した中でも最もインパクトのあるビア缶チキンが登場。
ビア缶チキンとは、その名の通り、缶ビールと鶏を使った料理。中身が入ったビール缶(飲み残しでもOKです)を丸鶏に差して作る豪快メニューです。
ただ豪快なだけでなく、美味しさもバツグン! 蒸し焼きだからパサつかず、ふんわり仕上がります。何より、このビジュアル!
バーベキュー場の視線をクギ付けにできるはずです。
丸ごと調理のため、焼き時間は30分~1時間弱と少し時間がかかりますが、基本的に放置でOK。バーベキューの冒頭で作り始めておけば、一番盛り上がるタイミングで食べごろになりますよ。
余ったビールで鶏がごちそうに! 見た目からうまい“ビア缶チキン”
丸鶏を焼き上げることで、いろんな部位を楽しむことができるビア缶チキン。
そもそもチキンを丸ごと使った料理って、普段の食事で手がける機会は少ないですよね。まさにバーベキューならではの楽しみ方と言っていいでしょう。
レシピでは鶏肉の選び方やオススメ調味料もご紹介します。
【松浦流・ビア缶チキンBBQレシピ】
ビールでじっくり蒸し焼き!ビア缶チキン
▼材料
[食材]
丸鶏……食べたい量に応じて準備(ビール缶が差し込めるおすすめサイズは、1.1kg~1.2kg)
★“丸鶏”選びのコツ
丸鶏は、内臓を取り出し済みのものを購入します。選び方で大切なのはサイズと保存状況。最も大事なサイズ感は、缶を入れる場合は1.1kg~1.2kgがベスト。鮮度が命なので冷凍したものを購入するのが基本。
[調味料]
3分の1程度を残した缶ビール(350ml)
ハーブ
クリームチーズ
オリーブオイル
白ワイン
レモン汁
塩
コショウ
※塩、コショウのおすすめ商品はvol.3ご参照
※オリーブオイルのおすすめ商品はvol.4ご参照
★プロおすすめ調味料:クリームチーズの場合
伊藤ハム
kiri
クリームチーズ
実勢価格:360円
内容量:108g
自然豊かなフランスの牧場で大切に育てられた牛から採れた新鮮なミルクと生クリームで作られた、世界中で親しまれているクリームチーズ。
そのままでもベーグルやパン、クラッカーに塗ってもおいしくいただけますが、今回はソースに使います。
★プロおすすめ調味料:ハーブの場合
ギャバン(GABAN)
エルブドプロヴァンス
実勢価格:302円
容量:10g
原材料:セイジ、タイム、フェンネル、ローズマリー
プロヴァンス地方のハーブミックスは香りが抜群! フランス料理に使用されることが多く、魚や肉を焼く際の香り付けや、シチュー等に加えて使用します。使い勝手が良い絶品ハーブでチキンを楽しみましょう。
▼作り方
[手順1]
まずは下ごしらえから。レモン汁、塩、コショウを全体に塗り、ハーブをしっかりかけます。
次はオリジナルソースづくり。オリーブオイル:クリームチーズ:白ワインを、1:1:0.5で合わせて温めればOK。
クリームチーズチーズが溶けてアルコールが飛んだら、塩、コショウで味を調整。クリームチーズの濃厚さがクセになるソースの完成です。
[手順2]
350mlのビール缶のビールを1/3程度用意します。缶をビア缶チキン用のスタンドに立て、鶏のお尻に刺し込んで準備完了。
[手順3]
網を外して弱火ゾーンに置きます。グラグラしないようにしてしっかり置いて、周りを炭で囲んで焼いていきます。
[手順4]
フタをしてじっくり蒸し焼き。炭に近い部分は、アルミホイルを巻くと焦げつきや焼けすぎの防止になります。
ビールの蒸気で内側からも加熱することができます。30分~1時間、火を入れていきます。肩関節の中心温度70℃が仕上がりの目安です(中心温度計の利便性についてはVol.3の調理手順をご参照)。
ホラ、美味しそうに仕上がりました!
完成したら、ほぐして取り分けるもよし。みんなでちぎって食べる争奪戦もよし。美味しくお楽しみください。
作り方を把握したら、次はビア缶チキンがラクになる便利アイテムもご紹介します!
これがあればビア缶チキンがラク! プロのおすすめ調理グッズ2選
最後にプロ御用達の調理グッズをご紹介します。
ビア缶チキンがグッと楽になりますし、食材だけでなく道具にもこだわりたい方は必見です!
▼あればチキンがグラつかない!専用スタンド
カリフォルニアパティオ
ビール缶チキンのスタンド &
ビール缶チキンレシピ
実勢価格:1480円
材質:ステンレス
サイズ:高さ12cm、広さ17.5cm
※商品本体にちょっとしたレシピが付属しています。
こちらはカリフォルニアパティオというブランドのビア缶チキン専用スタンドです。
オーブンレンジでも使用できるため、自宅でパーティ料理を作る際にも活躍しそうです。100%ステンレス製で、丈夫で掃除しやすいのも嬉しいポイント。
ビールの缶で丸鶏を自立させるのが特徴のビア缶チキンですが、専用スタンドがあると安定感は倍増。初心者でも簡単に作ることができます。
▼肉以外にも使えて便利!ミートクロウ
ミートクロウ
実勢価格:989円
材質:食品用プラスチックABS
サイズ:横幅11.5cm、縦 約11cm
鶏肉を解体し、ほぐすのに便利なアイテム。Amazonなどのネット通販で簡単に購入できます。
お肉を掴んでほぐす以外にも用途は多数!食材を取り分ける時などにも使えますし、野菜や果物など滑りやすいものを切る際の押さえとしても重宝します。
以上、インパクト大でバーベキューが盛り上がるビア缶チキンのレシピと便利な調理アイテムのご紹介でした。
シリーズでお送りしたカタマリ肉を使ったレシピ紹介。ローストビーフ、イチボのシュラスコ風、スペアリブ、そしてビア缶チキン…と、肉の種類も様々な料理がありましたね。
毎回、バーベキューの格が一気に上がる調味料やアイテムも紹介してきましたので、まだ他の回をご覧になってない方は要チェック!
簡単にマネできるものばかりですので、この夏は周りをアッと言わせる豪快なバーベキューメニューに挑戦してみませんか?
▼公開済みのカタマリ肉バーベキューレシピはコチラ
本記事のレシピは、プロ監修のもとで作成していますが、季節やお肉の鮮度・種類によって異なるので十分に注意し、自己責任のもとで調理してください。