無印良品そっくりさんが 見た目、使い勝手で本家超え
今や定番とも言える無印良品の収納アイテム。ですが、よく探してみるとニトリやIKEA、トップバリュなどからもパッと見そっくりなアイテムが出ています。お値段も、無印良品よりもお安めなモノが多く、品質や使い勝手も、価格なりなのかと思いきや……、今回編集部で実際に並べて比較してみたところ、アイテムによっては驚きの結果が出ました!
比較したのは、以下のシェルフ収納5アイテムです。
①シェルフ
②引き出し
③バクバク
④ラタン
⑤パルプボックス
検証は、インテリアのプロにお手伝いいただき
【1】見た目の似てる度と、【2】使い勝手の2段階で判定しました。
こちらは無印良品のアイテムで揃えたものです。
こちらはニトリやIKEA、トップバリュといったアイテムで揃えました。無印良品で揃えたものと、パッと見はほとんど同じですが、実際はどうでしょうか。これらのアイテムを徹底比較していきます。
まずは、①シェルフ本体の比較です。今回シェルフは、無印良品、ニトリ、IKEA、トップバリュ、ベルメゾン、以上の5ブランドを比較しましたが、なんとトップバリュが唯一、無印よりも買いという結果になりました。それでは、その詳細をご覧ください。
[結論]シェルフは無印そっくりで 約半額のトップバリュが優秀でした
こちらは、置くだけでリビングがあかぬけて見えると大人気の無印良品のスタッキングシェルフ。オープンタイプでどちら側からも出し入れできるスグレモノですが、4万円というお値段がネックです。
無印良品
スタッキングシェルフセット
3段×3列・オーク材
実勢価格:3万4900円
サイズ:幅122×奥行28.5×高さ121cm
そしてこちらが、トップバリュです。まず、このそっくり度に驚きます。3×3段のオープンタイプで、なんと価格は無印の約半額です。
イオントップバリュ
オープンシェルフ3×3段
実勢価格:2万1384円
サイズ:幅127.9×奥行29.6×高さ126.3cm
それでは、見た目以外の細部の比較を見ていきましょう。
[比較①美しさ]トップバリュは 一枚板風の外枠が上等見えします
まず注目したいのは、外枠の部分です。細かい点ですが、実際に並べて比べてみると、美しさに差が出ます。
こちらは無印良品の外枠です。棚板が突き抜けています。
こちらはトップバリュの外枠です。まっさらな一枚板のようで高級感があります。ネジ穴はプラスチック片で隠す仕様で、木片の無印には及ばないものの、実際見ると、全く目立ちません。
[比較②収納力]幅も高さも 無印より大きくて大容量です
トップバリュの方が、幅も高さも約5センチ大きく、こうして並べると一目瞭然。実際にゆったりとモノが入ります。雑誌なら2冊ほど多くしまえます。
幅広だから、大容量収納が可能になります。
[比較③素材感]どちらも 木目調の上質さを感じます
無印良品は、高級感漂う木の材質がさすがです。一方のトップバリュは、木目調のプリント。ですが、そうとは思えないほどキレイで上質です。実際に寄って確認してみました。
無印良品は、オーク材の高級感が漂います。
トップバリュは、プリントではあるものの、それとはわからないくらい上質な雰囲気。無印に負けないくらい高級感があり2万円とは思えません。
[比較④組み立てやすさ]無印の カンタンさに軍配が上がります
ともに組み立てが必要になるシェルフですが、無印良品は長い棒に板を通す方式で、とてもカンタン。さすが無印という感じです。一方のトップバリュは棚板を組み合わせる作業に少し時間がかかりました。
無印良品にはこんな説明書が添付されています。少々わかりにくいですが作業自体はラクです。
以上、無印良品とトップバリュのシェルフ比較でした。テスト前は、正直全く期待していませんでしたが、こうして実際に比べてみると、見た目はもちろん、質や使い勝手は無印に負けず劣らずのトップバリュのレベルの高さに驚きました。しかも約半額の2万円! トップバリュのシェルフ、オススメです。
その他ニトリ、IKEA、ベルメゾンデイズの似たシェルフも比べてみましたが、こちらは無印良品には及ばず……。結果はこちらになります。
[ニトリ]ぱっと見良いけど 無印より高かった!
3×3のオープンタイプで、無印良品と見た目は同じです。木の質感はプロお墨付きの仕上がり。惜しい点は、棚板追加のための穴たち。かなり数が多いので悪目立ちしてしまいます。しかも、無印より高いのがザンネン……。
ニトリ(NITORI)
壁面ユニット
(基本セットコネクトLBR3ダン)
(追加セットシェルフコネクトLBR3ダン)×2
実勢価格:4万5528円
サイズ:幅125×奥行28.4×高さ125cm
かなり遠目なら問題ないのですが、近づいてみると、穴だらけで一気に安見えしてしまいます。
[IKEA]モノは良いですが 無印シェルフとは別モノです
棚の枠部分の木がかなりぶ厚くて、頑丈なつくりのIKEA。棚として良いものですが、白っぽい色味も背の高さも無印シェルフとはぜんぜん違います。3×3タイプがないので、1段と2段のシェルフを組み合わせると似た形になりますが、背が高すぎて無印のような雰囲気のシェルフにはなりませんでした。
IKEA
KALLAXシェルフユニット
バーチ調1段/2段
実勢価格:1万3998円
サイズ:幅119×奥行39×高さ147cm
IKEAのシェルフは、枠がごっつく存在感がすごいです。
[ベルメゾン]組み立てが面倒 似ても似つかないシェルフでした
キューブ型ボックスを組み合わせて使うタイプのベルメゾン。今回は無印のように3×3タイプにしてみましたが、とにかく組み立てが大変でした。ネジ穴を隠すシールなど、細かな部分が安っぽくみえてしまうところが無印に及びません。まさに他人のそら似でした。
ベルメゾン(BELLE MAISON)
キューブボックス×7個/
キューブボックス引出し2杯/
キューブボックス棚付き
実勢価格:3万2760円
サイズ:幅105×奥行30×高さ105cm
ネジがやけに大きく、それを隠す目隠しは付属の木目シールでチープです。経年劣化も気になります。
おわりに
以上、無印良品そっくりさん比較シェルフ編でした。実際に並べてみると、無印の約半額のトップバリュの優秀さが際立つ結果となりました。無印とほぼ同額にもかかわらず、追加板用の穴などが目立つニトリやベルメゾンと比べると、そのレベルの高さは素晴らしいの一言! これからシェルフを買う方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。次回のそっくりさん対決は、引き出し編です。
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