数枚持っておきたい白シャツプチプラの4製品を徹底検証
毎日の着回しを考えるとき、デザイン性があるアイテムを持つのも大事ですが、より重要なのはジーンズやシャツなどベーシックなアイテムを揃えておくことです。
とくに白シャツはアウター・ボトム、それぞれどんなものにも合うので複数枚持っておくと便利です。
でも、一般的に上質なものを求めると1万円は軽く超えてしまいます。そこで注目したいのが、コスパにすぐれたプチプラブランド。今回はユニクロ・GUや無印良品の定番に加えて、今いつも話題が尽きないZOZOの白シャツを比較してみました。
テスト方法は、ファッションのプロの協力を得て素材、縫製、デザイン性、サイズ感を評価
シワの伸びやすさは、乾燥機に同じ時間かけてできたシワがキレイに伸びるまでの時間で評価しました。
それでは早速ご覧ください!
細部のこだわりが半端ない圧倒的なフィット感に感動
ZOZO
オックスフォードシャツ
実勢価格:3900円
素材:コットン100%
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縫製:◎
素材:◎
デザイン性:◎
サイズ感:◎
シワの伸びやすさ:◎
検証の結果、完成度の高さで群を抜いて1位となったZOZO。高級感のある厚めのボタン、随所に施された補強パーツ、風合いが良い素材と、白シャツを構成する各要素のクオリティが高くプロも絶賛でした。
また、シワも伸びやすいのもうれしいポイントです。
一般的に高級なシャツになるほどボタンの厚みは増します。ユニクロ、無印と比べてもZOZOは一番厚みがありました。
ユニクロにはない補強パーツがあるなど、ほかと比べると細かいところに工夫があり耐久性が高い作りでした。
無印は着丈の短さが目立ちました。一方、ZOZOは着丈、袖丈もピッタリで文句なしのサイズ感です。
品質の良さはさすがの無印唯一惜しいのがサイズ感
無印良品
オーガニックコットン洗いざらしオックス
ボタンダウンシャツ
実勢価格:2990円
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縫製:◎
素材:◎
デザイン性:◎
サイズ感:○
シワの伸びやすさ:◎
洗いざらしのナチュラルな質感がカジュアルなスタイルにピッタリの無印。手触りのよい素材を丁寧な縫製で仕上げています。前立ての幅が短いのがデザインの特徴で、スッキリ着れますが、着丈が短いのが唯一の弱点でした。
シワは袖までしっかり伸びるので比較的お手入れはしやすいと言えます。
高品質でコスパに優れるユニクロ普通すぎるデザインが物足りず
ユニクロ
オックスフォードシャツ
実勢価格:2149円
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縫製:◎
素材:◎
デザイン性:○
サイズ感:◎
シワの伸びやすさ:○
ユニクロは素材の良さが光りました。織り目が綿密で上品さがあり、縫製も綺麗なため、厚みがでてより上質さを醸し出しています。ビジネスにも使える丈感の良さも「使える」ポイント。
ただ、一方でデザインはZOZOに劣りました。
C評価: GUは価格なりの低品質
お手入れのしにくさも弱点
GU
オックスフォードシャツ(長袖)
実勢価格:1605円
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縫製:○
素材:△
デザイン性:○
サイズ感:○
シワの伸びやすさ:△
ほか3製品と比較して差をつけられたのがGU。縫製は及第点と言えますが、なにより目立つのは薄くてペラペラな素材の悪さでした。値段相応の仕上がりと言えます。
デザインはカジュアルな印象が強く、身幅もゆったり目なので、スーツインナーよりもジーンズやチノパンと合わせるのが無難です。
お手入れについては、素材の悪さが響いたのか、シワがなかなか伸びません。長持ちはしないかも。
高級感のあるツヤがビジネスシーンに最適
もう一つ紹介しておきたいのが、スーツインナーとしても必須のドレスシャツ。仕立ての良し悪しがはっきり出るアイテムで、安っぽいとだらしなく見えてしまいます。
でもZOZOは先ほど紹介したオックスフォードシャツ同様、完成度の高さはドレスシャツも同じでした。
ZOZO
ドレスシャツ
実勢価格:4900円
高級感のあるツヤは素材が良い証拠。シャツ専門店と比べても遜色ない出来で、ビジネスでぜひ使ってほしい逸品です。
ジャケットを選ばない襟の形で、数枚持っておくと便利。4900円という価格も嬉しいですね。
以上、白シャツの紹介でした。プチプラブランドでシャツを選ぶ場合、少しキレイめならユニクロ、洗いざらしなら無印という人も多かったのではないでしょうか。今回の検証結果の通り、クオリティで群を抜いていたのはZOZOでした。リーズナブルで新定番の一着と言えます。