ポーチドエッグは火加減が重要!7つの専用器具を使って作ってみました
ポーチドエッグ作りでありがちなのが、卵全体に火が通りすぎてしまうこと。黄身はもちろん、白身の火の通りもベストな専用器具はあるのか。製品を実際に使用して、調理のしやすさ、卵の半熟加減、失敗のしにくさをテストしました。
火加減バッチリ! とろ~り仕上がるトボロがベストでした!
本テストで、もっとも高評価だったのが、トボロの「パーフェクトポーチ」でした。これなら、初めての方でも失敗せずにトロトロのポーチドエッグが作れます。調理も簡単でした。
トボロ
パーフェクトポーチ
実勢価格:918円
製品の中身はこんな感じです。実際の使い方は以下の通りです。
①まずマグカップの中にフィルターをセットして、生卵を割り入れます。
②お湯が沸騰したら弱火にしてフィルターにセットした卵を投入。4~6分待ちましょう。
③できあがりはこちら! フィルターからはスルンと取り出せました。
④できたものを半分にしてみると、ご覧の通り! 黄身がきれいな半熟に仕上がっていました!
コーヒーフィルターで代用実験なんとトボロと同じ仕上がりに!
「じゃあ、トボロで」ということになりますが、トボロって紙製のフィルターに卵を割り入れて弱火にかけるだけですよね。だったら……。
ということで、ここからが本題。それなら「コーヒーフィルターでも十分じゃない?」ということで、試してみました。
実際に試したのはこちらのコーヒーフィルターです。128円で1枚あたり1.3円。果たして結果は……。
ご覧の通り! 半分に割ってみますと……。
じゃーん! トボロと同じ完璧な半熟に仕上がりになりました。1枚約32円のトボロに比べ、コーヒーフィルターなら1枚1.3円とコスパも最高。これなら、わざわざ専用器具を買わなくても手軽にポーチドエッグが作れちゃいます! お皿に移した際にコーヒーフィルターの角型の跡が残っていましたが、削ってしまえば気になりません。トボロあってのこの技ではありますが、こうも簡単にできちゃうと、流石に専用器は要らないですかね?
一応、テストしましたのでその他のアイテムの結果をお伝えします
同じメーカーの卵を使用して、それぞれパッケージに記載されている方法に基づいて調理。ルクエのオボドームは鍋調理とレンジ調理が両用できたので、今回は鍋調理を選択しました。実際の調理は、科学する料理研究家さわけんさんに御協力いただきました。
【A評価】シリコン製のクイジプロは見た目をリアルに再現できる!
鍋の縁に引っ掛けて使用するシリコン製アイテム。卵全体にお湯がかぶるので、まんべんなく火が通ります。
クイジプロ
エッグポーチャー
実勢価格:1640円
こちら商品の外観です。
こちらが結果。黄身も白身もとろっとした仕上がりになりました。
【A評価】デザインもかわいいトゥルードゥーとろみの出来具合は合格点
デザインが特徴的なトゥルードゥー。お湯で加熱調理するシリコンタイプです。
(現在お取り扱いがございません)
トゥルードゥー
シリコンエッグ ポーチャー ハンドル付
実勢価格:540円
半熟加減はバッチリ。黄身のとろみは◎でした。
【B評価】コロンした形のルクエは鍋とレンジ調理が可能!
卵専用のシリコン製調理器具。ポーチドエッグのほか、茶碗蒸しや、マフィンなども作れます。
ルクエ
オボドーム
実勢価格:1944円
こちらが本体です。
結果はこの通り。底部の白身が固まりやすいので、蓋を外して調理した方がよさそうです。
ほかはポーチドエッグというより目玉焼き調理器でした
以上が、B評価以上の商品でした。あとの商品は、ポーチドエッグというよりも単なる目玉焼き。ポーチドエッグ目当てなら、やっぱりコーヒーフィルターでいいんじゃないでしょうか。
例えば、こんな感じ。白身がぼろぼろです。
半分にしてみると、黄身の中心まで加熱しきっている状態でした。
こんな感じのやつもありました。爆発防止に開けた穴でぼこぼこです。
半分にしてみると黄身は完全に固まっていませんが、とろんとした感じはありません。
【まとめ】おすすめはコーヒーフィルター専用器ならトボロかクイジプロです
やっぱり手軽で、完成度も高く、コスパもよいコーヒーフィルターがおすすめです。専用器ならトボロか、お湯につけるクイジプロがおすすめ。いずれにせよ、電子レンジを利用するタイプはどれも微妙。黄身のとろみを表現するのは難しいようでした。ぜひ、参考にしてみてください。
360.life(サンロクマルドットライフ)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。広告ではない、ガチでテストした情報を毎日お届けしています。