ベーコンの上に置くだけで ホテル仕様の朝食に変身!
あまり聞き慣れない「ベーコンプレス」ですが、アメリカの家庭では定番の調理道具なんです。その用途はベーコンをまっすぐ平らに焼く、と至ってシンプル。
フライパンだけで焼くよりも、ホテルの朝食のようなカリカリとした食感が楽しめます。火の伝わりがいいので、きつね色に程よく焼き目がつき、脂が溶けカリッとした食感に仕上がります。
しかしながら、この「ベーコンプレス」、ものによって使いやすさもさまざま。一長一短あってどれを選べばいいのか悩ましいところ……。
そこで編集部で実際に「ベーコンプレス」でカリカリベーコンを調理し、火の伝わりや持ちやすさ、調理のしやすさを比較。ベストプレス機を選出しました!
圧倒的早さ&簡単さで カリッカリに焼き上がる!
貝印
料理家の逸品ミート&ベーコンプレス
実勢価格:2973円
材質:鉄(シリコン焼き付塗装)
サイズ:145×145×47mm
重量:1100g
1100gと重みがあり、押し付ける必要がなく置くだけで簡単に調理できます。プレス面が平らで「ミート&ベーコンプレス」とフライパンでベーコンをしっかり押さえつけて挟み焼きすることで、上下から加熱されカリッカリに焼き上がります。
分厚い鶏もも肉でも、このプレス機を使えば素早く中まで火が通り、皮の焦げ付きを防ぎます。
裏面はシンプルな平面。横幅の狭いベーコンをしっかり覆うことがことができます。
シンプルなつくりでありながら、機能はピカイチ!熱伝導はもちろんのこと、考え抜かれたほどよいサイズや重みなど、これぞスキのないベストプレス機です。
この製品に比べると、他製品はややスキがあり、使用シーンを考えて選ぶ必要があります。以下ご紹介します。
大きめのつくり 大きいフライパン調理ならバッチリ
アサヒ
ベーコンプレス丸形A-146
実勢価格:3098円
サイズ:φ220mm
板厚:5.5mm
取っ手が木製なので、鍋つかみなしでプレス機を扱うことができます。プレス面と距離があるので、握った時に熱い思いをしません。
裏面は波形。やや大きめなので、フライパンのサイズを合わせること、収納場所を考える必要があります。焼き上がりも◎です。
木製の取っ手がくるくる動いて プレスするのにやや不安定
EBM
ベーコンプレス角型A-147
実勢価格:2456円
材質:鋳鉄
サイズ:170×100×H83mm
重量:740g
火の伝わりはよく、まんべんなく押し付ければ平らでカリカリになります。取っ手の木製部分が回転してしまうため、持ちやすさは今ひとつなのが残念。
小ぶりで裏面の模様も楽しい。ただ丸形のフライパンには角がぶつかってしまうことがあるので要注意。BBQなど鉄板調理なら問題ナシです。焼き上がりもカリカリ。
穴から熱が逃げてしまい プレス機としては性能ダウン
megumi fujii
ベーコンプレス兼用蒸し台
実勢価格:2931円
材質:ステンレス(フッ素樹脂加工)
サイズ:180 × 200 × 30 mm
重量:488g
熱を加えた時に取っ手が熱々になってしまうので、使い方に工夫が必要です。
ひっくり返すと蒸し台になる2WAY仕様。しかし、複数空いた穴から肉汁と熱が逃げてしまうのがプレス機としては考えもの。そのせいか、ベーコンがまっすぐ平らに焼きあがりません。
以上、ベーコンプレス機でした。これさえあれば朝食もホテル仕様に格上げ!? この熱伝導性を利用して両面をじっくり焼けば、カリカリのベーコンチップスもつくれちゃいますよ。サラダやおつまみに! ぜひお試しください。