生ゴミのニオイも量も激減させる夏に嬉しい「生ゴミ処理器」
今回紹介する「パリパリキューブ」はバケツのような「生ゴミ処理器」です。普段は台所の隅に置いておき、出てきた生ゴミを入れるだけで「臭わず」「大減量」させて処理してくれます。コバエも寄りつかなくなるので、これからの季節に重宝すること間違いなしです。
島産業
パリパリキューブライト
実勢価格:2万1615円
サイズ・質量:W215×H283×D215mm・2.1kg
消費電力:150W
最大処理容量:0.7kg
使い方は簡単、生ゴミを入れてボタンを押すだけ
電源のほかに、生ゴミの量を切り替えるスイッチがあるだけというシンプルさ。操作性に迷うことはありません。
ボウルだけ分離できるので、シンクなどにおいておけば、スムーズにゴミ処理機にセットしやすいです。
野菜、生肉、ご飯で検証!感動の消臭力とゴミ処理力でした
生ゴミ処理の実力を測るべく、実際の生鮮食品を用意してテストしました。
テスト条件
・消費期限切れの食品を一晩放置し定期的に変化をチェック
・ニオイの測定には臭気測定機を使用
株式会社カルモア
ニオイセンサーPOLFA
実勢価格:27万円
検証に使用したのは、工場などでも実際に使用されている本格的な業務用臭気測定機です。数値が高くなるほどニオイがキツくなる。
ニオイの目安
・タバコは800程度
・300が無臭状態
・300台であればほぼ嫌な感じはしない
野菜はとにかくカサが激減重量が1/6になりました
キャベツやにんじんなどをまとめて投入。水を吸って重くなっています。
この段階でかなりパリパリになっていますが、まだ水気の多いキャベツは少し湿っていました。
完全に乾燥したことで、目に見えて量が減りました。
スタート時と比べると、カサと重量が大幅に減りました。試しに触ると本当にパリパリと音を立てて砕けるほどです。
生肉に効果絶大暑い日でも腐ったニオイなし
1パック分の鶏肉をイン。消費期限が切れているため汁が垂れていました。
しばらくすると燻製のような焼き目がつき、生肉には見えなくなりました。
9時間後には乾燥し干物のようになっています。分厚い肉も平たく縮んでいました。
未処理の生肉が異臭を放っていたことに比べ、ニオイはほとんどありません。
ご飯は固まって重量も激減水が抜けて捨てやすいです
お茶碗2杯分程度のお米を投入。一度水を含ませています。
3時間で炊飯器内で数日放置したような状態になりました。内部はまだ湿っていることがわかります。
少し触っただけで固まりが崩れます。非常に軽くなっているのもポイントです。
軽くなったため、非常に捨てやすかったです。多少量があっても問題なさそう。
格安の生ゴミ処理機とは段違い!捨てやすいのがポイントです
Amazonなどで購入できる安価な生ゴミ処理機の多くは、生ゴミとボカシ材を合わせて肥料を作るというものです。
処理自体はできますが、常にボカシ材を補充する必要があるうえに、処理に1?2週間ほどかかってしまうのが難点。あくまで肥料にすることが目的の製品です。
パリパリキューブはそのまま捨てられる
パリパリキューブライトは温風による乾燥式なので、ボカシ材などを追加する必要なし。生ゴミを入れてフタをするだけで処理してくれます。上記のテストのように、一晩乾燥させるだけで生ゴミがパリパリになり、ニオイもしないので、そのままゴミ箱に捨てても大丈夫です。
嬉しいのは、処理後はもちろん、温風で生ゴミを乾かしている間もニオイは一切しなかったことです。毎晩出る生ゴミを一晩入れておき、次の朝にパリパリになったゴミを捨てる、というサイクルで一年中快適な台所生活を送ることができそうです。
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