AV機器家電批評が検証テストした最高のアナログ機器の選び方を紹介!

家電批評が検証テストした最高のアナログ機器の選び方を紹介! レコードセットおすすめ イメージ

『家電批評』特別編集のムック『アナログオーディオがまるごとわかる本』は、これまで雑誌『家電批評』でオーディオのプロとともに検証テストしたアナログオーディオ機器の中から、実際に試してわかった、本当におすすめできる商品だけを紹介しています。

AV機器レコードを極上の音で聴く最高に贅沢な趣味の時間

かつて聴いていた「レコード世代」の人はもちろん、若い世代の人にも人気のアナログレコード。

しかし、レコードを持っていてもプレーヤーがない人や、昔のものをメンテナンスせずにそのまま使い続けていたり、再生するのがやっとの簡易的なものしかないという人も多いのではないでしょうか。

レコードプレーヤーにアンプやスピーカーとあまりにも広い選択肢があり、どれを選びどう組み合わせるのが正解なのかわからないのがアナログオーディオの難しさであり、楽しさであるともいえます。

そこで今回は、オーディオのプロがおすすめしたいアイテムを予算別にセットで紹介する「予算約30万円でプロが提案するおすすめのレコードセット」を取り上げます!

レコードを極上の音で聴く最高に贅沢な趣味の時間 レコードセットおすすめ イメージ

AV機器プロが提案するおすすめのレコードセット【予算約30万円編】

インテリアとしても映える! JBLの高音質プレーヤーを最大限に生かす最強セット

インテリアとしても映える! JBLの高音質プレーヤーを最大限に生かす最強セット レコードセットおすすめ イメージ

レコードプレーヤー:JBL「TT350 Classic」

  • JBLJBL TT350 Classic
  • 実勢価格: ¥109,700

総合評価: 3.75

 
低音
 4.00
中音
 4.00
高音
 4.00
S/N感
 3.50
ステレオ感
 4.00
音像感
 4.00
情報量
 3.50
操作性
 3.00

価格は高めだがレコードの魅力を存分に引き出してくれる

プロが提案する予算約30万円セットのおすすめレコードプレーヤーは、JBL(ジェービーエル)「TT350 Classic」です。

1960年代に発表されたJBL社のプリメインアンプ「SA600」のデザインを踏襲した美しいデザインのアナログレコードプレーヤー。

現在は、ベルトドライブ方式が回転方式の主流ですが、「TT350 Classic」はダイレクトドライブ方式を採用しています。

音質の評価が非常に高く、「ミッドバランスで安定感があり、ボーカルを魅力的に再生してくれる。」と川野さんも大絶賛。

14万円超えの価格はネックなものの、音質もデザインも最高峰の銘機といえます。

449mm
奥行
355mm
高さ
150mm
駆動方式
ダイレクトドライブ
回転数
33-1/3、45回転/分
型番
TT350 CLASSIC

プリメインアンプ:ヤマハ「R-N600A」

  • ヤマハR-N600A
  • 実勢価格: ¥62,800

総合評価: 4.39

 
低域
 4.25
中域
 4.25
高域
 4.50
音色
 4.50
解像度
 4.25
音場
 4.50
レコードとの相性
 4.50

ヤマハ伝統のピュアサウンドはそのままに多彩なコンテンツに対応

プロが提案する予算約30万円セットのおすすめプリメインアンプは、ヤマハ(YAMAHA)「R-N600A」です。

「R-N600A」は、プリメインアンプに最新のネットワーク機能を搭載。前面に全入力の音質を向上する「ピュアダイレクト」ボタンを装備。余計なノイズを低減し、すべての入力ソースで高音質な音楽再生を楽しめます。

MM型カートリッジ対応のフォノ(PHONO)入力を備えているため、フォノイコライザーを搭載していないレコードプレーヤーJBL「TT350 Classic」と組み合わせても問題なくレコードを再生できます。

435mm(脚部、突起物を含む)
奥行
151mm(脚部、突起物を含む)
高さ
392mm(脚部、突起物を含む)
重量
9.8kg
入力端子
ステレオ✕5(PHONOを含む)、光デジタル✕1、同軸デジタル✕2、USB✕1、Network✕1
出力端子
スピーカー✕4、ステレオ✕2、サブウーファー✕1、ヘッドフォン✕1
型番
R-N600A(B)

スピーカー:Polk Audio「Reserve R200」

レコードセットおすすめ Polk Audio Reserve R200 イメージ1
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レコードセットおすすめ Polk Audio Reserve R200 イメージ3
レコードセットおすすめ Polk Audio Reserve R200 イメージ1
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レコードセットおすすめ Polk Audio Reserve R200 イメージ3
  • Polk AudioReserve R200
  • 検証時価格: ¥89,950

総合評価: 4.36

 
低域
 4.25
中域
 4.25
高域
 4.50
音色
 4.50
解像度
 4.50
音場
 4.50
レコードとの相性
 4.00

独自のバスレフポート技術によるグレードの高いサウンド

プロが提案する予算約30万円セットのおすすめスピーカーは、Polk Audio(ポークオーディオ)「Reserve R200」です。

「Reserve R200」は、個性的なタービンコーンウーハーを採用し、深みのあるパワフルな低音域再生を実現しています。

また、クリアで解像度の高いツイーターとの音のつながりがよく、優れた音像定位と帯域バランスのサウンドを楽しめます。

背面にはPolk Audioの特許技術を採用した特殊形状のバスレフポートを搭載。バスレフの中央にパイプを配置することで、中低域のディテールも向上させています。

190mm
奥行
354mm
高さ
359mm
重量
8.7kg(1台)
ツイーター
25.4mm
ウーハー
165.1mm
周波数特性
39~50,000Hz
エンクロージャー
バスレフ
型番
Reserve R200

高級プレーヤーでレコードの音を堪能する

今回紹介したレコードセットは、JBLのアナログレコードプレーヤーを中心に据え、その魅力を引き出すバランスの取れたセットです。

レコードプレーヤーのJBL「TT350 Classic」は、レトロなデザインもさることながら、音のプロを絶賛させた音質が魅力です。ミッドバランスで安定感があり、芯がありながらつややかにボーカルを再現してくれます。

低音が出しゃばり過ぎず、包み込むように聴こえるのも素晴らしいです。

プリメインアンプは、ヤマハ「R-N600A」を組み合わせています。

ヤマハ伝統のピュアオーディオ設計思想をベースにしながら、高性能コンバーターを採用。解像度の高いサウンドですが、音が単調にならずウォームな音色でボーカルを再現します。

そして、スピーカーには月刊誌『家電批評』2024年9月号でベストバイを獲得したPolk Audio「Reserve R200」を採用しました。

高い解像度と帯域のバランスが取れたサウンドで、演奏や楽器のディテールもしっかり伝わります。

ゴン川野 氏
オーディオライター
ゴン川野 氏 のコメント

デザイン性よりも音質と価格を重視するなら、レコードプレーヤーをオーディオテクニカ「AT-LP7」に変えるのもアリです。

AV機器予算約30万円でプロが提案するおすすめレコードセット まとめ

以上、『家電批評』特別編集のムック『アナログオーディオがまるごとわかる本』から、「予算約30万円でプロが提案するおすすめのレコードセット」の紹介でした。

実勢価格で、JBL「TT350 Classic」(レコードプレーヤー) 14万3000円ヤマハ「R-N600A」(プリメインアンプ) 6万3700円Polk Audio「Reserve R200」(スピーカー) 8万8950円合計29万5650円と30万円以内で収まり、楽器もボーカルも魅力的な音色で再生してくれるセットです。

今回紹介したレコードセット以外にも、他のレコードプレイヤーやアンプ・スピーカーと色々なオーディオシステムの組み合わせを探るのもカスタマイズの醍醐味でしょう。

気になる方は、チェックしてみてください。

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