大人向け粉ミルクとは?
大人向け粉ミルクとは、育児用粉ミルクをヒントに作られた、カルシウム、たんぱく質に加えて、ビタミン類などがバランスよく含まれている粉ミルクのこと。粉末のため軽量で扱いやすく、常温で長期間保存できるのが利点です。
水で溶かして飲むほか、コーヒー、紅茶などに混ぜたり、ヨーグルト、シチューなどの食品に加えて摂取することができます。ただし、熱湯(70℃以上)に溶かすと固まりやすいものが多いので注意しましょう。
大人向けの健康食品として注目!
牛乳には、たんぱく質、脂質、炭水化物、ミネラル、ビタミン類などの栄養素がバランスよく含まれています。
▼牛乳100mlに含まれる栄養成分
ですが、賞味期限が短いため期限内に飲み切れなかったことがあるのではないでしょうか。
また、栄養価が高く、賞味期限が比較的長い育児用の粉ミルクを飲んだことがある人も少なくないようです。ただ、主に粉ミルクから栄養を摂取する乳児と違い、大人は普通に食事もするため育児用の粉ミルクを飲みすぎると栄養過多になる可能性があります。
そこで新たな選択肢のひとつとして注目されているのが、大人向け粉ミルクです。大人の健康をサポートする栄養が、まとめてバランスよく摂れるのがメリットです。
育児用粉ミルクからヒントを得て作られた大人向け粉ミルクなら、栄養過多になる心配がありません。スーパーやドラッグストア、ネット通販などでは、健康を気にする高齢者、大人向けにたくさんの製品が販売されています。
大人向け粉ミルクの選び方
選び方1:形状
大人向け粉ミルクには、スティックタイプや缶入りなど、さまざまな形状のものがあります。
スティックタイプ
計量の必要がないので手軽に使うことができ、バッグに入れて持ち運びしやすいのが利点です。一度で使いきれるので保存もラクです。
一方、価格はやや割高になり、また少しだけ使いたいときには向いていません。
缶タイプ
大容量なのでコスパがよく、好みの量を使うことができます。
ですが使うたびに計量する必要があるのはやや面倒です。また、開封後は早めに使いきる必要があります。嵩張るので、置き場や捨てる際の処理がやや面倒です。
袋タイプ
缶タイプ同様、大容量でコスパのいいものが多いです。好きな量を使えるのも魅力。
ただ、使うたびに計量しなければならず、使った後は袋の口をしっかり閉める必要があります。開封後は早めに使い切りましょう。
選び方2:成分
大人向け粉ミルクには、牛乳に含まれる成分のほかに、製品によって異なりますが、鉄や食物繊維、ビフィズス菌、乳酸菌などが含まれています。自分が摂取したい成分が含まれた製品を選ぶのもいいでしょう。
ただし、牛乳(100ml)よりもカルシウムやたんぱく質が少ない製品もあるので、購入前に確認することをおすすめします。
選び方3:味・香り
大人向け粉ミルクは、牛乳と比較すると薄めの味わいのものが多いです。また、お菓子のような甘い香りがするものや、ホエイたんぱく質などが入っている場合は独特の匂いを感じるものも。
自分が続けやすい味、香りの製品を選ぶと飽きずに飲むことができます。
LDKが大人向け粉ミルクをテスト!
ネット通販やスーパー、ドラッグストアではさまざまな大人向け粉ミルクが販売されており、どれを選べばいいのか悩んでしまいますよね。
そこで管理栄養士の金子あきこさんが実際に試飲。味や香りのほか、栄養素や水への溶けやすさをチェックしました。
テスト1:味
水やコーヒーに溶かして試飲。飽きない味か、おいしいかを検証しました。
テスト2:香り
飲みたくなる香りか、ホエイやDHA由来による生臭さがないかをチェック。
テスト3:栄養素
100mlの水に溶かして飲む、1食あたりの成分をチェック。カルシウムやたんぱく質に加えて、ビタミンBや葉酸などの含有量について、今回検証した製品の中で相対的に評価しました。
テスト4:溶けやすさ
水に入れて一定回数かき混ぜた後、溶け残りを目視で確認して評価しました。
それではさっそく1位から大人向け粉ミルクのおすすめ商品を紹介しましょう!
大人向け粉ミルクのおすすめは?
大人向け粉ミルクのおすすめ比較表
プロと一緒に実際に試飲してみた、大人向け粉ミルクのおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。
商品 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
![]()
森永乳業ミルク生活プラス
![]() |
|
200g(20g×10本) |
|||||
![]()
伊藤忠食品からだスイッチ おとなのミルク習慣プレミアム
![]() |
|
240g |
|||||
![]()
森永乳業ミルク生活
![]() |
|
200g(20g×10本) |
|||||
![]()
雪印ビーンスターク大人のための粉ミルク おなかにやさしい
![]() |
|
100g(10g×10本) |
|||||
![]()
アサヒグループ食品カラダ届くミルク
![]() |
|
300g |
|||||
![]()
明治MICHITAS 栄養サポートミルク
![]() |
|
200g(20g×10袋入り) |
|||||
![]()
matsukiyo LAB免疫ケアプラズマ乳酸菌大人用粉ミルク
![]() |
|
300g |
|||||
![]()
救心製薬大人の粉ミルク
![]() |
|
150g(7.5gx20袋) |
|||||
![]()
エルベ・プランズまいにち粉ミルク
![]() |
|
108g(3.6g×30袋) |
|||||
![]()
ユニマットライフ大人の賢い粉ミルク
![]() |
|
300g |
【1位】森永乳業「ミルク生活プラス」
- 森永乳業ミルク生活プラス
- 実勢価格: ¥1,565〜
- 味
- 香り
- 栄養素
- 溶けやすさ
- おすすめポイント
-
- 飲みやすい味わい
- 匂いにクセがない
- 内容量
- 200g(20g×10本)
- 栄養成分(1食分20gあたり)
- エネルギー90kcal、たんぱく質3.5g、脂質3.6g、炭水化物11.4g、糖質10.7g、食物繊維0.70g、食塩相当量0.12g、カルシウム220mg、ラクトフェリン20mg、ビフィズス菌BB536(生菌)20億個、シールド乳酸菌Ⓡ(殺菌)100億個配合、ビタミンA130μg、ビタミンB1 0.17mg、ビタミンB2 0.22mg、ビタミンB6 0.22mg、ビタミンB12 0.46μg、ビタミンC12.5mg、ビタミンD2.8μg、ビタミンE1.5mg、ナイアシン1.6mg、パントテン酸1.1mg、葉酸36μg、亜鉛0.6mg、カリウム124mg、鉄2.9mg、マグネシウム16mg、リン56mg、リノール酸450mg、α-リノレン酸45mg、DHA11mg、中鎖脂肪酸1.0g、ラクチュロース95mg、ガラクトオリゴ糖95mg、ルテイン20μg
- 型番
- 5213250017413
味、香り
水に溶かすと甘さ控えめでクドさもなく、低脂肪乳のような飲みやすい味です。甘い香りもあります。
アイスコーヒーに溶かすと、ほんのりとした甘さを感じて飲みやすいです。
ホットコーヒーに溶かすと、甘さが強くなるものの、コクのなさが気になりました。
栄養素
たんぱく質は多くありませんが、不足しがちな鉄やマグネシウムが入っているのは◎。
溶けやすさ
一定数かき混ぜた後の溶け残りは少なめで、飲んだ時に粉っぽさを感じにくいです。
【2位】伊藤忠食品「からだスイッチ おとなのミルク習慣プレミアム」
- 伊藤忠食品からだスイッチ おとなのミルク習慣プレミアム
- 検証時価格: ¥1,400〜
- 味
- 香り
- 栄養素
- 溶けやすさ
- 内容量
- 240g
- 栄養成分(1食分20gあたり)
- エネルギー77kcal、たんぱく質6.0g、脂質1.1g、炭水化物10.7g、食塩相当量0.1g、ビタミンA193μg、ビタミンB1 0.31mg、ビタミンB2 0.35mg、ビタミンB6 0.33mg、ビタミンB12 0.60μg、ビタミンC25mg、ビタミンD1.4μg、ビタミンE1.6mg、ナイアシン3.3mg、パントテン酸1.2mg、葉酸60μg、カルシウム150mg、鉄1.8mg、亜鉛0.5mg
味、香り
やや粉っぽく、味は薄め。甘さのほか、後味にほのかに苦みを感じます。
アイスコーヒーに溶かすとほのかな甘さを感じます。コクはないものの、飲みやすい味です。
ホットコーヒーに溶かしたときは、アイスコーヒーのときより甘さとコクが少しアップしました。
栄養素
たんぱく質は今回検証した製品の中では最も多く含まれています。ビタミンA・B群含有量も多めです。
溶けやすさ
水、アイスコーヒー、ホットコーヒー、いずれも奥にやや溶け残りがある程度でしっかり溶けていました。
【3位】森永乳業「ミルク生活」
- 森永乳業ミルク生活
- 実勢価格: ¥1,243〜
- 味
- 香り
- 栄養素
- 溶けやすさ
- 内容量
- 200g(20g×10本)
- 栄養成分(1食分20gあたり)
- エネルギー89kcal、たんぱく質2.0g、脂質3.6g、炭水化物12.9g、糖質12.2g、食物繊維0.7g、食塩相当量0.12g、カルシウム150mg、ラクトフェリン20mg、ビフィズス菌BB536(生菌)20億個、シールド乳酸菌Ⓡ(殺菌)100億個配合、ビタミンA130μg、ビタミンB1 0.17mg、ビタミンB2 0.22mg、ビタミンB6 0.22mg、ビタミンB12 0.30μg、ビタミンC12.5mg、ビタミンD2.8μg、ビタミンE1.5mg、ナイアシン1.6mg、パントテン酸1.1mg、葉酸36μg、亜鉛0.6mg、カリウム140mg、鉄2.9mg、マグネシウム18mg、リン63mg、リノール酸500mg、α-リノレン酸50mg、DHA11mg、ラクチュロース105mg、ガラクトオリゴ糖100mg、ルテイン23μg
- 型番
- 5213250017390
味、香り
甘い香りがするものの味は甘さ控えめで、クドさもないので飲みやすいです。1位の「ミルク生活プラス」よりも、やや薄めです。
アイスコーヒーに溶かすとほのかな甘さがあり、飲みやすいです。
ホットコーヒーに溶かしたときは甘さが強くなる一方、コクの少なさが気になりました。
栄養素
たんぱく質は1食(20g)あたり2.0gとあまり多くないものの、不足しがちな鉄やマグネシウムが入っているのは◎。
牛乳には含まれないビフィズス菌も入っています。
溶けやすさ
水やアイスコーヒーに溶かしたときは、溶け残りは少なかったです。
ホットコーヒーに溶かしたときは、溶け残りはほぼありませんでした。
【3位】雪印ビーンスターク「大人のための粉ミルク おなかにやさしい」
- 雪印ビーンスターク大人のための粉ミルク おなかにやさしい
- 実勢価格: ¥742〜
- 味
- 香り
- 栄養素
- 溶けやすさ
- 内容量
- 100g(10g×10本)
- 栄養成分(1食分20gあたり)
- エネルギー88kcal、たんぱく質5.0g、脂質3.0g、炭水化物10.6g、糖質9.6g、食物繊維1.0g、食塩相当量0.10g、カルシウム150mg、ビタミンA200μg、ビタミンB1 0.18mg、ビタミンB2 0.18mg、ビタミンB6 0.12mg、ビタミンB12 0.50μg、ビタミンC 10mg、ビタミンD2.0μg、ビタミンE1.3mg、ビタミンK5.7μg、ナイアシン1.8mg、パントテン酸0.4mg、葉酸36μg、リン100mg、鉄1.6mg、カリウム120mg、マグネシウム13mg、亜鉛0.8mg、セレン2.6μg、モリブデン3.5μg、トリプトファン66mg、リノール酸440mg、αリノレン酸80mg、イソマルトオリゴ糖200mg、乳糖0.35g
- 型番
- 4987493030157
味、香り
ドロっとした舌触りですが飲みにくくはなく、小腹満たしになりそうです。育児用粉ミルクのような少し甘い香りがします。
アイスコーヒーに溶かしてもドロっとした舌触りがありますが、程よい甘さで飲みやすいです。
ホットコーヒーに溶かしたときは、アイスコーヒーのときより甘い香りを感じました。
栄養素
たんぱく質、食物繊維、ビタミンAが多めに含まれています。乳糖は90%カットされているので、牛乳を飲むとおなかがゴロゴロする人も飲みやすいでしょう。
たんぱく質が5g(1食、20gあたり)と多めに摂れるのはいいですね。
溶けやすさ
水やアイスコーヒーに溶かしたときは、ダマにはならないものの少し溶け残りがありました。ホットコーヒーに溶かしたときは、しっかり溶けていました。
【5位】アサヒグループ食品「カラダ届くミルク」
- アサヒグループ食品カラダ届くミルク
- 実勢価格: ¥1,445〜
- 味
- 香り
- 栄養素
- 溶けやすさ
- 内容量
- 300g
- 栄養成分(1食分20gあたり)
- エネルギー69kcal、たんぱく質5.1g、脂質0.84g、炭水化物11.2g、糖質9.3g、食物繊維1.9g、食塩相当量0.11g、ビタミンA170μg、ビタミンB1 0.21mg、ビタミンB2 0.31mg、ビタミンB6 0.20mg、ビタミンB12 0.70μg、ビタミンC39mg、ビタミンD 4.2μg、ビタミンE1.1mg、ナイアシン1.7mg、パントテン酸1.3mg、葉酸37μg、カルシウム340mg、マグネシウム200mg、リン95mg、カリウム300mg、鉄3.1mg、亜鉛1.3mg、銅0.11mg、マンガン0.45mg、セレン5.8μg、クロム8.8μg、モリブデン11μg、DHA12mg、α-リノレン酸60mg、中鎖脂肪酸170mg
- 型番
- B224941
味、香り
粉ミルクらしい甘い香りは感じますが甘さやクセが少なく、薄味。
アイスコーヒーに溶かすと薬っぽい苦みが目立ちました。ミルクの味がコーヒーの味に勝ってしまっている印象です。
ホットコーヒーに溶かしたときはやや苦みが薄れました。
栄養素
1食(20g)あたり、カルシウムが340mgと牛乳や今回検証した製品と比較しても多めです。たんぱく質・食物繊維・マグネシウム・鉄・ビタミンD・コラーゲンなどさまざまな成分が入っています。
脳の活性化に関わるDHAも含まれます。栄養素は今回のなかでは種類も含有量も多く、満点評価になりました!
溶けやすさ
溶け残りは多めで、粉のまま残っているような部分もあったので、よくかき混ぜたほうが飲みやすいです。
【5位】明治「MICHITAS 栄養サポートミルク」
- 明治MICHITAS 栄養サポートミルク
- 実勢価格: ¥1,404〜
- 味
- 香り
- 栄養素
- 溶けやすさ
- 内容量
- 200g(20g×10袋入り)
- 栄養成分(1食分20gあたり)
- エネルギー75kcal、たんぱく質3.8g、脂質1.6g、炭水化物12.8g、糖質11.0g、食物繊維1.8g、食塩相当量0.07g、亜鉛1.0mg、カリウム90mg、カルシウム240mg、セレン7μg、鉄0.75mg、銅0.05mg、マグネシウム20mg、リン70mg、ナイアシン、2.8mg、パントテン酸0.6mg、ビタミンA 67~209μg、ビタミンB1 0.15mg、ビタミンB2 0.20mg、ビタミンB6 0.30mg、ビタミンB12 0.60μg、ビタミンC50mg、ビタミンD2.9μg、ビタミンE3.0mg、ビタミンK16.0μg、葉酸16~62μg
味、香り
香りも味も育児用粉ミルクに近く、さわやかな甘さがあります。コクは少なめでした。
アイスコーヒーよりホットコーヒーに混ぜたほうが、甘みが引き立つので飲みやすくなります。
栄養素
カルシウムやたんぱく質は通常の牛乳より多めに含まれていますが、今回検証した製品の中ではそこまで多いとは言えませんでした。
溶けやすさ
水、アイスコーヒー、ホットコーヒーとも、ほとんど溶けていました。
【7位】matsukiyo LAB「免疫ケアプラズマ乳酸菌大人用粉ミルク」
- matsukiyo LAB免疫ケアプラズマ乳酸菌大人用粉ミルク
- 検証時価格: ¥2,157〜
- 味
- 香り
- 栄養素
- 溶けやすさ
- 内容量
- 300g
- 栄養成分(1食分20gあたり)
- エネルギー76kcal、たんぱく質3.5g、脂質2.7g、炭水化物13.4g、食塩相当量0.09g、ビタミンA170μg、ビタミンD4.2μg、ビタミンE1.1mg、ビタミンB1 0.21mg、ビタミンB2 0.31mg、ナイアシン1.7mg、ビタミンB6 0.2mg、ビタミンB12 0.7μg、葉酸37μg、パントテン酸1.3mg、ビタミンC39mg、カリウム118mg、カルシウム340mg、マグネシウム200mg、鉄3.1mg、亜鉛1.3mg、銅0.11mg、マンガン0.45mg、クロム8.8μg、セレン5.8μg、モリブデン11μg、機能性関与成分:プラズマ乳酸菌(L.lactisstrainPlasma)1000億個 その他成分:アルギニン0.1g、リジン0.3g、ヒスチジン0.09g、フェニルアラニン0.1g、チロシン0.1g、ロイシン0.3、イソロイシン0.2g、メチオニン0.07g、バリン0.2g、アラニン0.2g、グリシン0.2g、プロリン0.3g、グルタミン酸0.7g、セリン0.2g、スレオニン0.2g、アスパラギン酸0.3g、トリプトファン0.05g、シスチン0.04g、DHA1.7mg、αリノレン酸4mg、中鎖脂肪酸170mg、コラーゲン500mg、ヒアルロン酸10mg、グルコサミン15mg、イソマルオリゴ糖200mg、ルテイン20μg、ラクトフェリン20mg、ラクチュロース90mg
味、香り
甘さのあとに薬っぽい苦みを感じ、はっきりしない味わいです。香りは育児用の粉ミルクに似ています。
アイスコーヒーに溶かしても薬っぽい苦みを感じ、コクもありません。
ホットコーヒーに溶かしたときは、アイスコーヒーのときよりも苦みが強くなります。
栄養素
カルシウムが1食(20g)あたり340mgと、かなり多く含まれています。たんぱく質は3.5g含まれます。
プラズマ乳酸菌が入っているのが特徴的です。
溶けやすさ
水、アイスコーヒー、ホットコーヒーいずれも、今回検証した製品のなかで最も溶け残りが多かったです。
【8位】救心製薬「大人の粉ミルク」
- 救心製薬大人の粉ミルク
- 実勢価格: ¥880〜
- 味
- 香り
- 栄養素
- 溶けやすさ
- 内容量
- 150g(7.5gx20袋)
- 栄養成分(1袋7.5gあたり)
- エネルギー25.2kcal、たんぱく質2.2g、脂質0.27g、炭水化物3.5g、食塩相当量0.32g、ビタミンD0.6μg、カルシウム240mg、葉酸240μg
味、香り
ヨーグルト菓子のような香りがありますが、ヨーグルトの風味は薄めで後味にほのかな苦味があります。子ども用の飲み薬を思わせます。
栄養素
1袋(7.5g)カルシウムが240mg、葉酸が240μgと多めに含まれています。一緒に摂るとよいとされるコラーゲンとビタミンCが両方とも入っています。
溶けやすさ
水に溶かすと、少し溶け残りがありました。
【9位】エルベ・プランズ「まいにち粉ミルク」
- エルベ・プランズまいにち粉ミルク
- 実勢価格: ¥2,700〜
- 味
- 香り
- 栄養素
- 溶けやすさ
- 内容量
- 108g(3.6g×30袋)
- 栄養成分(1袋分3.6gあたり)
- エネルギー11.7kcal、たんぱく質2.10g、脂質0.14g、炭⽔化物0.5 1g、⾷塩相当量0.017g
味、香り
ホエイプロテインのような味で、甘さは感じにくかったです。香りも薄めです。
アイスコーヒーに混ぜると、やや甘くコクのないミルクコーヒーの味に。ホットコーヒーに混ぜると、少し苦みを感じました。
栄養素
たんぱく質とカルシウムの含有量はまずまず。葉酸はやや多めです。カロリーが今回検証した製品のなかで最も低いのは◎。
溶けやすさ
少しダマが残りました。
【10位】ユニマットライフ「大人の賢い粉ミルク」
- ユニマットライフ大人の賢い粉ミルク
- 実勢価格: ¥1,398〜
- 味
- 香り
- 栄養素
- 溶けやすさ
- 内容量
- 300g
- 栄養成分(1食分20gあたり)
- エネルギー75.8kcal、たんぱく質2.8g、脂質0.9g、炭水化物14.2g、糖質14.02g、食物繊維0.18g、食塩相当量0.095g、ビタミンA108㎍、ビタミンB1 0.24mg、ビタミンB2 0.32mg、ビタミンB6 0.22mg、ビタミンB12 0.59㎍、ビタミンC 17.9mg、ビタミンD 1.1㎍、ビタミンE 1.6mg、ナイアシン 2.3mg、パントテン酸 1.58mg、葉酸44㎍、カルシウム224mg、リン64mg、鉄0.5mg、カリウム223mg、マグネシウム48mg、銅0.17mg、亜鉛1.24mg、マンガン0.35mg、ヨウ素22.4㎍、セレン6.2㎍、クロム3.1㎍、モリブテン4.6㎍、植物レシチン100mg、DHA1mg、ラクトフェリン22mg、ガラクトオリゴ糖250mg、ミルクプロテイン400mg
味、香り
甘さはありますが、脱脂粉乳を薄めたような味。牛乳に慣れていると飲みにくいです。
香りは育児用の粉ミルクに似ていますが、やや生臭さがあります。
アイスコーヒーやホットコーヒーに混ぜると、ほんのりした甘さやコクがあるので水で溶かしたときよりは少し飲みやすくなります。
栄養素
カルシウム、たんぱく質、ビタミンのほかDHAなども入っていますが、1食(20g)あたりの含有量は今回検証した製品のなかでは特に多くありません。
溶けやすさ
粉がダマになってしまい、ドロドロした見た目に。溶け残りはかなり多かったです。
大人向け粉ミルクのテスト結果まとめ
以上、大人向け粉ミルクのおすすめランキングでした。
今回は飲む上で特に気になる、栄養素と味の両方が高評価なものには出会えませんでした。ですが、一時的ではなく継続して栄養素を摂ることが大切なので、「飲み続けられるものがよい!」と考え、ベストバイを選んでいます。
飲みやすい味わいでカロリー控えめ!「ミルク生活プラス」
大人向け粉ミルクでベストバイとなったのは森永乳業「ミルク生活プラス」でした。
低脂肪乳のような味わいで、クドさもなく飲みやすいので、長く続けられそうです。
カルシウム、たんぱく質はもちろんビフィズス菌などさまざまな成分が含まれているので、普段の食事を摂りつつ補助的に使うのに向いています。
森永乳業
ミルク生活プラス
検証時価格:1990円(20g×10本)
健康食品の売れ筋ランキングもチェック!
健康食品のAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングの売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
年齢とともに減少すると言われる、ビフィズス菌が入っているのもいいですね。