キャンプで使えるLEDランタンがほしい!
LEDランタンとは充電池や乾電池を使う電気ランタンの総称です。ガソリンや灯油(ケロシン)、ガスランタンのように火事や一酸化炭素中毒の心配がないため、いまキャンプランタンの主流になっています。
テントの中でも使え、倒しても安全、充電式や乾電池式なので電源の確保が比較的簡単、虫が寄りにくいなどメリットが多いのが特徴。
キャンプ兼防災用で選ぶなら、停電を考えてUSB充電式のものより断然電池式です。
LEDランタン10製品を徹底比較!採点基準は?
さて、今回はコールマンやスノーピークなどアウトドアの人気ブランドやパナソニックなど、さまざまなメーカーからアウトドアで使うことを想定してLEDランタンを厳選しました。
それらの製品を、アウトドアガイド / アドベンプロダクツ代表の義村貞純さんに実際に使ってもらい、評価しました。採点基準は以下の6項目です。
検証項目1:明るさ[配点20点]
十分な明るさを備えているか、逆に明る過ぎないか。調光や調色ができるかどうか。ディフューザー(光を拡散させるための囲い・上写真)はうまく機能しているかなど、明るさ全般についてチェックし、総合的に評価しました。
検証項目2:持久力[配点20点]
キャンプや防災用として必要な光量で長時間点灯させられるのか。電池切れはしにくいかなどを商品データと実際の使用を元に評価しました。
検証項目3:電源・充電の手間[配点15点]
電源を確保しやすいか、充電をしやすいか。電池切れしたときに対処しやすい商品かなどを判定しました。またUSB充電の場合、電池を取り出すことができるかどうかの評価も、この項目に入ります。
検証項目4:耐久性[配点15点]
商品を長く使うことができるか、故障はしにくいかなどを評価しました。
検証項目5:機能性[配点15点]
スイッチは付けやすいか、操作が面倒ではないか。持ち運びに便利か。吊り下げや防水など便利な機能が付いているかどうなど、機能全般を評価しました。
検証項目6:コスパ[配点15点]
以上の5項目と値段を比較し、お手頃な商品かどうか、義村氏とスタッフで判定しました。
LEDランタンのおすすめランキング
360LiFE(サンロクマル)編集部が専門家と共にアウトドア向けLEDランタンの比較検証を実際に行ったところ、1位ベストバイはジェントスの「エクスプローラー EX-036D」でした。2位はレッドレンザーの「LEDランタンML-4」でした。
商品 | ||||||||||||
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ジェントスエクスプローラー EX-036D
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400g(約、電池含む) |
単三形電池×6本 |
白色 450lm |
白色(強18時間、弱128時間)、暖色(強39時間、弱255時間) |
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レッドレンザーLEDランタンML-4
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|
71g |
専用充電池(Li-ion)、単三アルカリ電池×1本 |
300lm(ブースト) |
ミドル 8時間、ロー 45時間 |
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ワックLEDランタン
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|
220g |
充電式(10,000mAhリチウムイオン蓄電池) |
1000lm |
1000lm 最大7時間、100lm 最大100時間 |
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ゴールゼロLEDランタン ライトハウス マイクロフラッシュ
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|
72.6g |
充電バッテリー式(電池内蔵) |
150lm |
最大170時間 |
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コールマンジャパンコールマン クアッドマルチパネルランタン
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|
1200g(約) |
アルカリ単一形乾電池×4本または8本(別売) |
800lm(8本 High) |
8本 20時間( 約 High)、120時間( 約 Mid)、400時間(約 Low) |
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スノーピークたねほおずき
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|
120g |
単四形アルカリ乾電池(LR03)3本 |
60lm |
60時間(High)、100時間(Low) |
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パナソニックLEDランタン BF-AL06N-W
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|
155g(約 乾電池エボルタNEO含む本体 )、30g(約 スタンド) |
単三形乾電池3本使用 |
最大110lm |
全灯色 連続17時間(約 乾電池エボルタNEO使用)、白色・電球色 連続2200時間(約 明るさ1 乾電池エボルタNEO使用) |
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ライティングエバーLEDランタン パワーバンク キャンプランタン
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550g |
USB充電 |
700lm(昼光色)、1000lm(フラッシュ) |
最大12時間 |
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ダバダLEDランタン
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590g(クリアレンズ)、600g(ホワイトレンズ) |
USB充電、単四電池×3個、ソーラー充電、手回し充電、シガーソケット |
180lm、54lm |
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キャプテンスタッグNEWフローティングライトUK-4019
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220g(約) |
DC4.5V、単4形乾電池3本使用 |
100lm(約 Highモード)、50lm(約 Lowモード) |
連続10時間(約 Highモード)、連続20時間(約 Lowモード)、連続25時間(約 点滅) |
【1位】ジェントス「エクスプローラー EX-036D」
- ジェントスエクスプローラー EX-036D
- 最安価格: ¥4,780〜
10/4(土)~10/10(金) お得すぎる7日間!Amazonで見る¥5,077〜
- 明るさ
- 持久力
- 電源
- 耐久性
- 機能性
- コスパ
- 直径
- 7.3cm
- 高さ
- 15.8cm(約)
- 重量
- 400g(約、電池含む)
- 電源
- 単三形電池×6本
- 明るさ
- 白色 450lm
- 点灯時間
- 白色(強18時間、弱128時間)、暖色(強39時間、弱255時間)
- 型番
- EX-334D
3段階に光の色を変えられる調色機能を備える
スイッチ長押しで弱~強まで無段階に調光が可能。また本物の炎のように暖色光量がランダムに変化する「キャンドルモード」も搭載しています
丈夫なフックを備えていますが、底にはビルトインフックが収められていて、カバー部分を外し、逆さまに吊るして使用できます。影なく照らす事ができて非常に快適。
電池残量を知らせてくれるバッテリーインジケーター付きで安心。なおエネループも使用可能です。
リフューザーのカットが良く、目が疲れにくく心地よいLEDランタンです。明るさが無段階で調節でき、ゆらぎモードがあるのも秀逸。スイッチが直感的、つまり考えずに切り替えができる点も◎。キャンプ、防災ともに大活躍するランタンだと思います。電池式ですがエネループ使用可能でランニングコストを抑えることができます。電池が単三だというのもいいですね。
【2位】レッドレンザー「LEDランタンML-4」
- レッドレンザーLEDランタンML-4
- 最安価格: ¥4,590〜
- 明るさ
- 持久力
- 電源
- 耐久性
- 機能性
- コスパ
- 幅
- 9.7cm
- 奥行
- 3.45cm
- 高さ
- 3.45cm
- 重量
- 71g
- 電源
- 専用充電池(Li-ion)、単三アルカリ電池×1本
- 明るさ
- 300lm(ブースト)
- 点灯時間
- ミドル 8時間、ロー 45時間
カラビナ式スナップフックを備える
カラビナ式スナップフックを備え、バックパックなどに簡単に装着ができます。
モードはブースト(付属充電池のみ)、パワー、ミドル、ローの4つ。配光が良く、心地よい明かりを提供してくれます。ただし単三電池1本なので、持久力は短めです。
電池は専用充電池でも使用できるハイブリッド型。付属のマグネット式充電ケーブルで、USBポートから簡単に充電可能です。
IP66なので雨の日の屋外でも使用可能。本体下部に蓄光素材を採用しており、暗いテントや車内でも見つけるのが容易です。
充電式ながら電池を取り外せるのが秀逸。普通の電池も使えるので、予備を持ち歩けば電池切れの心配がありません。操作はシンプルで誤操作が少ないのも◎。雨の日も使えるのが良いですね。ただ充電しながら使えないという点と、高い所に吊るしたときに本体の影が広がります。また、白色と暖色の切り替えは無く、製品購入時にどちらかを選ばなければなりません。よく考えられたLEDランタンです。付属の充電式リチウムバッテリーは14500(3.7V)で、単三乾電池(1.5V)とほぼ同じサイズですが、対応製品以外に使わないように! あと、充電ケーブルが特殊なので、紛失注意です。
【3位】ワック「LEDランタン」
- ワックLEDランタン
- 検証時価格: ¥9,980〜
- 明るさ
- 持久力
- 電源
- 耐久性
- 機能性
- コスパ
- 幅
- 8.1cm
- 奥行
- 8.1cm
- 高さ
- 2.6cm
- 重量
- 220g
- 電源
- 充電式(10,000mAhリチウムイオン蓄電池)
- 明るさ
- 1000lm
- 点灯時間
- 1000lm 最大7時間、100lm 最大100時間
さまざまなシーンに合わせて使える
タープにぶら下げてキャンプサイト全体を照らしたり、テーブル回り、テント内に置いたりとさまざまなシーンに合わせた使い方ができます。
モバイルバッテリーとしての性能も備えていてスマホを2~2.6回充電することができます。気になるのが防水性ですが、”防滴カバー”をUSB差込口に装着することで水や湿気、ホコリなどの侵入を防ぎます。
ルーメナーで火がついた数多くのLEDを配置しているパネルタイプのLEDランタン。光の拡散もいい感じで、軽くて扱いやすいのが特徴です。明るさも十分だし持続時間も比較的長め。ハンドルにカラビナを装着してさまざまな場所に取り付けられるので汎用性も高いと言えます。ただし防滴カバーが付いているとはいえ、防水性にはやや不安があります。
【4位】ゴールゼロ「LIGHTHOUSE micro FLASH」
- ゴールゼロLEDランタン ライトハウス マイクロフラッシュ
- 検証時価格: ¥8,888〜
- 明るさ
- 持久力
- 電源
- 耐久性
- 機能性
- コスパ
- 幅
- 3.8cm
- 奥行
- 3.8cm
- 高さ
- 8.9cm
- 重量
- 72.6g
- 電源
- 充電バッテリー式(電池内蔵)
- 明るさ
- 150lm
- 点灯時間
- 最大170時間
- 型番
- 32005
無段階の明るさ調節が可能
操作は点灯時に電源ボタンを長押しすることで無段階の明るさ調節が可能。
発光パターンを切り替えるには電源ボタンを短く押すことで、本体上部が点灯するフラッシュライトモード、ランタンモード(ハイモード)、片側のみが点灯するランタンモード(ローモード)の3パターンの発光モードが選択できます。
IPX6の防滴仕様となっていて、雨や水しぶきのかかる状況でも使用が可能です。ただし充電時はコネクタ部を完全に乾かす必要があります。
USB接続部は写真のように本体内蔵で充電ケーブル不要。またバッテリー残量を4段階で表示するインジケーターが非常に便利です。
ランタンだけでなく、ハンディライトの機能もついたキャンパーに人気の製品。残量が一目で分かるのが良いですね。ケーブル不要でモバイルバッテリーを持っていればいつでも充電できるので非常に便利。また充電しながら使えるのも◎。ただし光を直接観るとちょっとまぶしので合わない人がいるかもしれません。バッテリーが交換できないので耐久性でやや劣るのも難点です。
【4位】コールマンジャパン「コールマン クアッドマルチパネルランタン」
- コールマンジャパンコールマン クアッドマルチパネルランタン
- 最安価格: ¥8,200〜
- 明るさ
- 持久力
- 電源
- 耐久性
- 機能性
- コスパ
- 直径
- 14.5cm
- 高さ
- 23.5cm
- 重量
- 1200g(約)
- 電源
- アルカリ単一形乾電池×4本または8本(別売)
- 明るさ
- 800lm(8本 High)
- 点灯時間
- 8本 20時間( 約 High)、120時間( 約 Mid)、400時間(約 Low)
- 型番
- 2000031270
さまざまな使い方ができる
最大の特徴は4つに分割する発光パネル。背面の可動式ハンドルがスタンドになり、炊事等で手元を照らしたり、就寝時に枕元のナイトライトにしたりとさまざまな使い方ができます。
パネルをセットした状態では光は全面発光で、暗い部屋を明るく照らしてくれます。
※画像はAmazonより
またUSBポート付きで急な停電でも携帯電話やラジオの充電が可能。IPX4で防水性能にも優れています。
複数人で使用するときに非常に便利なランタンですね。キャンプサイトでは、光源を分けて全体を明るくしたり、クーラーボックスや調理中のフライパンを確認したりと活躍間違いなし。単一電池さえ確保できれば、防災用品としても優秀なのでは? USB出力ができますが、電池との組み合わせで、自分のスマホなどがしっかり充電できるか確認したほうがいいと思います。個人的には、コールマンのガゾリンランタンと同じ色温度だったらもっといいのになーとも思っています。
【6位】スノーピーク「たねほおずき」
- スノーピークたねほおずき
- 最安価格: ¥4,200〜
- 明るさ
- 持久力
- 電源
- 耐久性
- 機能性
- コスパ
- 幅
- 6.2cm
- 奥行
- 6.2cm
- 高さ
- 7.5cm
- 重量
- 120g
- 電源
- 単四形アルカリ乾電池(LR03)3本
- 明るさ
- 60lm
- 点灯時間
- 60時間(High)、100時間(Low)
可愛らしいデザインが特徴的
「ほおずき」は実勢価格で1万円を越えるため今回はランクインしませんでしたが、こちらはその半額以下。可愛らしいデザインが特徴的で思わず欲しくなってしまうランタンです。
ループにマグネット、本体上部にはマグネットキャッチが備えられていて、ヒモに通してぶら下げたり、ループマグネットを磁石に付く素材に直接吊り下げたりすることが出来ます。
シリコン製のソフトシェードにより柔らかな光が楽しめます。光量調節は2段階の固定された明るさか、スイッチの長押しで好みの照度を選択可能です。
実用性よりもデザイン性で評価されている商品ですね。キャンプではテント内のナイトライトやテントの目印などさまざまな使い方ができると思います。ただ明かりのモードが分かりにくいのと、編集部に届いたものがスイッチがかなり固く押しづらかったのが難点でした。防水性に関してはIPX4級相当とありますが、やや心配です。個人的には、キャンプ用だったらこれぐらいの色味が好みです。
【6位】パナソニック「LEDランタン BF-AL06N-W」
- パナソニックLEDランタン BF-AL06N-W
- 最安価格: ¥2,780〜
- 明るさ
- 持久力
- 電源
- 耐久性
- 機能性
- コスパ
- 幅
- 6cm、7cm(スタンドセット時)
- 奥行
- 6cm、7cm(スタンドセット時)
- 高さ
- 13cm、14cm(スタンドセット時)
- 重量
- 155g(約 乾電池エボルタNEO含む本体 )、30g(約 スタンド)
- 電源
- 単三形乾電池3本使用
- 明るさ
- 最大110lm
- 点灯時間
- 全灯色 連続17時間(約 乾電池エボルタNEO使用)、白色・電球色 連続2200時間(約 明るさ1 乾電池エボルタNEO使用)
- 型番
- BF-AL06N-W
使用シーンに合わせた明かりの調整が可能
調光(6段階)・調色(3色)機能で使用シーンに合わせた明かりの調整が可能。小雨の中でも使用可能な防滴構造なのでキャンプでも使えます。
点灯、消灯はスタンドに置いた状態では手で頭を押すだけでOK。スタンドから外した状態では底部のスイッチを使用します。なお調光や調色は側面にあるスイッチで行います。
デザインがシンプルであたかも電球なのでキャンプに合うかどうかですが、防災用として日常のベットサイドに置いて使うといいと思います。操作もシンプルでお年寄りからお子さんまで幅広い世代で使えますね。ただし形状が転がりやすいのが△。震災時などは倒れてテーブルから落ちる可能性も。
【8位】ライティングエバー「LEDランタン パワーバンク キャンプランタン」
- ライティングエバーLEDランタン パワーバンク キャンプランタン
- 最安価格: ¥3,099〜
- 明るさ
- 持久力
- 電源
- 耐久性
- 機能性
- コスパ
- 幅
- 95mm
- 奥行
- 88mm
- 高さ
- 184mm
- 重量
- 550g
- 電源
- USB充電
- 明るさ
- 700lm(昼光色)、1000lm(フラッシュ)
- 点灯時間
- 最大12時間
- 型番
- 3300008
スイッチを長押しして無段階調光が可能
点灯モードは、昼白色や電球色などの計4つ。スイッチを長押しして無段階調光が可能。なおフラッシュモードは無段階調光調色対応できません。
ランタンの底に収納式のフックが付いているため、カバーを外して逆さにして吊り下げることができ、広範囲を照らすことも可能です。
GENTOSのあのモデルにそっくりですね。乳白色のリフューザーですが、カットのせいか中が見えて非常にまぶしいのが難点。明るさとコスパを求める人にはおすすめですが。
【9位】ダバダ「LEDランタン」
- ダバダLEDランタン
- 最安価格: ¥2,998〜
- 明るさ
- 持久力
- 電源
- 耐久性
- 機能性
- コスパ
- 幅
- 25cm
- 奥行
- 12cm
- 高さ
- 12cm
- 重量
- 590g(クリアレンズ)、600g(ホワイトレンズ)
- 電源
- USB充電、単四電池×3個、ソーラー充電、手回し充電、シガーソケット
- 明るさ
- 180lm、54lm
手回しと5つの充電方法を備えたLEDライト
点灯モードはhighとlowの2種類。
頭頂部にはフックが付いており、テント内やタープに吊り下げ可能です。
いろいろな電源に対応していて防災用品として一見よさそうではありますが、大きさの割に暗いかな、と思います。
【10位】キャプテンスタッグ「LEDランタン NEWフローティングライトUK-4019」
- キャプテンスタッグNEWフローティングライトUK-4019
- 最安価格: ¥1,138〜
- 明るさ
- 持久力
- 電源
- 耐久性
- 機能性
- コスパ
- 外径
- 9cm
- 高さ
- 17cm(ハンドル含まず)
- 収納サイズ
- 10cm×奥行9cm×高さ7cm(約)
- 重量
- 220g(約)
- 電源
- DC4.5V、単4形乾電池3本使用
- 明るさ
- 100lm(約 Highモード)、50lm(約 Lowモード)
- 点灯時間
- 連続10時間(約 Highモード)、連続20時間(約 Lowモード)、連続25時間(約 点滅)
- 型番
- UK-4019
水辺の近くで使うのにおすすめ
防水タイプで水に浮くので、水辺の近くで使うのにおすすめです。
ジャバラ式で高さ調節可能。コンパクトに収納できて非常に便利です。
※画像はAmazonより
また、水に濡らしたくない物は本体の中に収納可能など防災・サバイバル機能も搭載。色はオレンジとホワイトの2色展開です。
軽くてコンパクトなのが良いですね。海で遊ぶときや釣りなどで大活躍するかもしれません。ただ光はやや暗め。キャンプではサブとして使うならありですね。
以上、LEDライトのランキングでした。
今回の記事を参考に、お気に入りのLEDランタンを見つけてくださいね。
LEDランタンのメリット・デメリットは?
さて、LEDランタンのメリットにはどんなものがあるのでしょうか?
【メリット】
- テントの中でも使える
- 倒しても安全
- キャンプ場の移動で携行できるタイプがある
- 充電式や乾電池式なので電源の確保が比較的簡単
- 虫が寄りにくい
ホワイトガソリン、ケロシン(灯油)、ガスなどの燃焼させるランタンは、基本的にはテント内では使用しません。どうしても使用する場合は換気をしっかりしましょう。毎年、一酸化炭素中毒の事故が発生しています。テントの大きさやデザインなどによりますが、COチェッカーで試すと、驚くほど一酸化炭素が発生していることがわかります。その点、LEDタイプならば安心です。
一方ガソリン・ガス・ケロシン・ろうそくなどと比較してこんなデメリットがあります。
【デメリット】
- 雰囲気がいまひとつ
- ちらつき、ゆらぎが生じない
- 暖房効果がほぼ無い
ただし最近では、ろうそくの火のように明かりが揺らぐLEDライトも発売されています。
最近のキャンプブームで大人気の燃焼系ランタンですが、雰囲気はいいですよね。キャンドルランタンとかも。ただ、防災用品としては、特に地震災害の場合は余震もあるので、倒しても安心なLEDランタンをおすすめします。
LEDランタンの具体的な選び方は?
それではさっそくランタンの具体的な選び方やチェックポイントを義村氏に解説してもらいましょう。
【選び方1:電源】USB充電と乾電池式はどちらを選んだらいい?
LEDランタンの電源には大きくUSB充電と乾電池の2種類があります。電池に比べてUSB充電の方がランニングコストの点で優れていますが、アウトドアではいざ電池が切れたときに充電できない……といったことが起こりかねません。
対する乾電池は、使用する大きさにもよりますが、連続点灯時間も長く安心。予備を持って行けば電池切れの心配がありませんし、コンビニなどで簡単手に入れることができます。そうした意味ではUSB充電vs乾電池は後者に軍配が上がります。
乾電池派はエネループ(繰り返し充電できるニッケル・水素電池)を使えば、ランニングコストを低く抑えることができます。
防災観点では、先の東日本大震災の時は店頭から単一、単二の在庫切れが起こりました。下記の写真のような、単三電池を単二や単一サイズに変更できるアダプターが販売しているので用意しておくと便利かもしれません。
おすすめは単三か単四で、ヘッドライトやラジオなどと共通化しておくといいと思っています。なお通常のアルカリ乾電池は初期電圧が1.5Vですが、充電式のエネループなどのニッケル水素電池は、多くが1.2V、リチウム乾電池は1.8Vと異なるので、ちらつきがないか? 異常に熱くならないか? など、使用する電池で動作確認したほうがよいでしょう。
【選び方2:電池の様式】内蔵電池ならお得?
USB充電の場合、内蔵だと、その電池が寿命を迎えると使えなくなってしまいます。その結果ランニングコストは低いはずなのに割高に……なんてことも。
「LEDランタンは消耗品」と割り切るなら別ですが、愛用品として長く付き合っていきたい人は取り出し可能な充電池を備えたUSB充電式を選ぶと良いでしょう。
【選び方3:ランタンの明るさ】ランタンは明るいほどいいの?
ランタンは「できるだけ明るいほうがいい」と考える方も多いですが、必ずしもそうとは言えません。
たとえば明るさのモードがhighとlowの2種類しかなくて、highがメチャクチャ明るいとき。夜テント内が明るすぎて逆に照明を落としたい。でもlowでは暗すぎる……なんてことがあります。
個人的には、メインの照明は明るければ明るいほどいいと思っています。ほとんどの照明に調整機能がついています。ただ、部屋の照明にメインの照明と間接照明があるように、LEDランタンひとつで賄うにはちょっと無理があるかな? ファミリーキャンプなどでは、夜中のトイレや炊事場が暗いことなどもあるので、テント内用とタープ下用などと用途別に複数用意しておくと、なにかと便利です。
ランタンの明るさの単位は?
LEDランタンを買うときにまず気になるのが明るさ。製品情報ではルーメン(lm)という言葉が出てきますが、ルーメンとはLED照明の明るさの単位で、ランタンなどの光源がすべての方向に放つ光の量を表します。
昔は電球などを40Wや60Wと消費電力で慣習的に表していたのですが、LEDの普及でルーメンという単位になりました。
メインの明かりとしてLEDランタンを使用するなら、1000ルーメン程度の明るさがあれば、サイト全体を照らすことができ大人数のキャンプでも安心です。少人数だと700ルーメン程度、またソロキャンプの場合は300ルーメン程度の光量がおすすめです。
テント内やテーブルを照らすためのサブランタンなら150~300ルーメンが適しています。
また、トイレや夜間の散歩など、足元を照らすために使用するなら100ルーメン程度の明るさがあれば十分でしょう。
この値が大きいほど明るい照明器具ということになります。が、安い商品だと「ほんとに1000ルーメン?」みたいな商品はよくあります。実際の使用ではカンデラ(光度) ルクス(照度)なども考慮しなければなりません。ちなみに、6畳の部屋のシーリングライトの場合、2700~3700ルーメンが目安となります。キャンプの場合は、もっと暗くてもよいでしょうが、防災観点からは、停電時にほぼ同じような生活を送るならば、かなりの明かりが必要になることをイメージしてもらえばと思います。
【選び方4:ランタンの色】白色・暖色の両方を兼ねたものを選ぶ
白色はしっかりとサイトを照らしてくれますが、キャンプの雰囲気的に合わないことが多いので、電球色=暖色のモードを兼ね備えたランタンを選びましょう。
また防災用でも白色の場合はどこか落ち着かない雰囲気になってしまい、長時間点けていると目も精神的にも疲れてしまいます。そうした場合もやはり暖色モードを備えているのが良いでしょう。
【選び方5:機能】ランタンに求められる機能は?
キャンプや防災目的の場合、ランタンはテーブルや地面に置くだけではなく、吊り下げて使う機会も多いです。そのためランタンにフックが付いていると非常に便利。
ただし上の写真のような形の場合、高い位置に吊り下げると地面に影ができてしまいます。そのためランタンを逆さまにして使える機能を備えたものを選ぶと影が気になりません。
もうひとつ大切なのが防水性。キャンプ場の天気は変わりやすいので注意が必要です。とくにUSB充電の場合、ケーブルの差込口から水が入る場合があり、下手すると故障につながります。
以上、キャンプや防災用におすすめのLEDランタンのランキングでした。
安全で扱いやすいLEDランタンが防災用品としては一択ですが、一方で残量が分かりにくい、暖が取れないなどのデメリットがあります。また白色は意外にリラックスしにくい色なので、暖色系の光にも切り替えられるランタンがオススメです。