いつものそばをより美味しく食べるヒントをご紹介します
暑い日にさらっと食べられるそば。この夏、すでに「もう何度も食べた」という方は多いかもしれません。とはいえ、そばの登場回数は、まだまだ増えそうな予感……ですよね。
そこで今回は、自宅でさらに幅広くそばの魅力を味わうためのポイントや選び方をご紹介します。
【ポイント①】味わいに大きな差が出る「麺の太さ」に注目!
麺の太さは、単に好みで選ぶだけでなく、味や食べごたえの違いにもつながります。
太さによってゆで時間も4~6分程度と差があります。太いものはしっかり噛んで食べるため、そばの風味が十分味わえ、細めだとすすりやすくサラッと食べられます。
太め…噛みごたえがあり、噛むほどに香ります。
標準…1.5mm程度で、オールマイティーな太さです。
細め…そうめんのようにさっとすすれます。
【ポイント②】すすりごたえなら長めの「生めん」がおすすめ
じつは、乾めんはスーパーの陳列ケースのサイズに合わせる都合もあり、長さが短いものが多くなっています。その点、生めんならしっかりすすれる長めのものが多いので、おすすめです。
[生めん:約25cm]
シマダヤ
門前茶屋
深大寺生そば
(330g入)
実勢価格:321円
[乾めん:約20cm]
信州ほしの
信州田舎そば
小諸七兵衛
(340g入)
実勢価格:249円
※現在Amazonや楽天などのほとんどのショッピングサイトで売り切れとなっていますが、メーカーのサイトによると「ただ今多くのご注文を頂いており、ご注文順に発送作業を進めております。現時点での商品発送予定は8月下旬以降を予定しております」とのことです。
【ポイント③】つなぎによって生まれる「個性」を楽しむ
そばのつなぎとなる副材料は、一般的に使われるのは小麦粉ですが、食感に個性を加えるため、他の材料を使ったものもあります。
つなぎによって変わる食感はこんな感じです。
小麦粉…うどんのようにもっちり
海藻…なめらかでツルツルした食感
山芋…ツルツルして弾力がある
卵白…弾力を補うために加えられる
【知っておきたいそば用語】「更科」「田舎」「挽きぐるみ」
そばでよく聞かれる「更科」「田舎」「挽きぐるみ」というフレーズ。違いをご存知でしょうか? こちらも味の参考になりますので、ぜひご覧ください。
更科…そばの実中心の白い部分を使い上品な風味
田舎そば…粗めに挽いた粉を使い太めに仕上げたもの
挽きぐるみ…そばの実を丸ごと挽いた香り豊かな粉
【おまけ】信州産など産地をうたうものは美味しい?
「信州産」など、産地をうたうそばは、美味しそうに感じますが、挽きたて・打ちたてではない市販のそばの場合は、それほど大きな違いはありません。
もちろん、国産のそば粉のほうが一般に風味が優れ、安心度は高いのですが、製造から時間がたつと香りが飛んでしまうことも。産地よりも、そば粉の割合をヒントにしてみてください。
茂野製麺
味川柳 ざるそば
国産(270g入)
実勢価格:483円
※2袋セットの購入ページに移動します
以上、そばの魅力をより広く味わうためのポイントをご紹介しました。こちらをご参考にしていただければ、初めて買うそばでもアタリに出会える可能性がアップするはず。ぜひお試しくださいね!