おいしいそばの基本選び方をご紹介します
冷たいざるそばや、温かいおつゆのそばなど、一年中食べられるそば。家でもカンタン調理で食べられるので、今の暑い季節はとくに出番が多くなりますよね。
でも、スーパーに行くといろいろなタイプのそばが並んでいて、その違いってなかなか見分けられません。パッケージのイメージなどで買っているという方も多いかもしれません。
そこで今回は、そばの選び方をご紹介したいと思います。まずはその前に、そばの基本を押さえておきましょう。
[開封後使い切りの目安]
・乾めん:約1週間
・生めん、ゆでめん:開封当日
[保存方法]
・乾めん:高温多湿を避け常温
・生めん、ゆでめん:10℃以下で冷蔵保存
[おもな栄養素]
炭水化物、たんぱく質、ビタミンB群、ルチンなど
おいしいそばは、そばの豊かな風味が重要でした
おいしいそばの条件としてあげられるのが、そばの「豊かな風味」。この風味は、そば粉の配合割合が大きく影響します。
「そばらしい」と感じる独特の風味は、そば粉によって生まれるため、つなぎとして使われる小麦粉などの副材料が多くなると、「そばらしさ」は薄くなってしまいます。風味を楽しみたい人は、そば粉が5割以上のものを選びましょう。
以下にそば粉の配合割合による違いをまとめました。
[十割そば]
原材料はそば粉のみ。風味豊かですが、食感はザラザラしたものが多くなります。
山本かじの
元祖十割そば
(200g入)
実勢価格:356円(1袋あたり)
※5袋セットの購入ページにリンクします
[二八そば]
手打ちそばでは主流のタイプ。約2割の小麦粉がしなやかな食感を生みます。
山本食品
伝統の二八そば
(250g入)
実勢価格:367円(1袋あたり)
※4袋セットの購入ページにリンクします
[そば粉5割以上]
そば粉の割合は5~7割程度。小麦粉のもっちり感も楽しめます。
信州油屋清右衞門
信州そば
(270g入)
実勢価格:351円
[そば粉5割以下]
そば粉の割合は3~5割未満。小麦粉のほうが多く、風味がだいぶ弱まります。
麺のスナオシ
ざるそば
(400g入)
実勢価格:124円
そば粉の割合は、パッケージの裏面でも確認できます。
原材料名の欄で「そば粉」が先頭にきていれば、そば粉が5割以上配合されています。逆の場合は小麦粉のほうが多くなります。
そば粉の風味を味わうなら、できるだけ5割以上がおすすめ。「十割」と「二八」は、好みで選んでOKです。
そば粉の品質と割合が価格を左右します
そば粉自体が高価であるため、配合割合が多いと高価格になります。また、そばの実の中心など、希少な部位を使うほど高くなる傾向があります。
そば粉の割合は、味だけでなく価格にも影響します。
そばの実の内側か外側かでも味が変わります。
【おまけ】そばは氷を使わず流水だけで締めると美味しい!
そばは、氷で冷やすと食感が硬く締まってしまうので、流水のみで洗い、めんを締めるのがコツです。温かいそばは水で締めず、食べる前に熱湯で再度温めると段違いのおいしさになります!
ゆでる際は、沸騰したたっぷりのお湯でしっかりゆでます。
氷は使わず、流水のみ締めるのがポイント!
以上、おいしいそばの基本と選び方をご紹介しました。ふだん何気なく食べているそばですが、こちらをご参考に、こだわりのそばを選んでみてくださいね。