野菜は冷凍保存すると使いやすくなる…!?
旬で安いからと大量に買ってしまったトマトや、ついついたくさん用意してしまった薬味のネギなど、みなさんはどうしていますか? 「適当に冷蔵庫に入れていたら傷んでしまった」という方、多いのではないでしょうか。
実はトマトも薬味のネギも「冷凍保存」がいいんです。冷凍すると風味が保てるだけでなく、使いやすさもアップするんです!
【トマト・きのこ類】は冷凍すると旨みがアップ!
トマトときのこは冷凍すると旨みがアップして濃厚な味わいになります。どちらも保存袋に入れて密閉して冷凍するのがベストで、解凍せずとも調理に使えます。
【トマト】
凍らせたトマトは流水でスルッと皮がむけます。
さらに、凍ったままのトマトなら汁や種を気にせずすりおろせるので、トマトピューレがカンタンに作れます。
【きのこ類】
きのこはざっくりと石づきや軸を切り落としたら、下茹でせずフリーザーバッグに入れて冷凍するだけでOKです。真空パックのなめこなどは袋ごと冷凍して大丈夫です。これできのこの旨みがアップします。
・きのこの冷凍の仕方はコチラの記事で詳しく紹介しています。
【ほうれん草・枝豆】などは下ゆでしてから冷凍するのが◎
ほうれん草や枝豆などは冷凍すると色が悪くなりがちですが、ブランチング(冷凍前の加熱処理)をすれば、色と風味を損なうことがありません。
サッと下茹でしてから冷凍すれば見た目もキレイで、味も食感も◎です。
下茹でをしないと黒っぽくなってしまい、歯ごたえもイマイチ……。
ブランチング(冷凍前の加熱処理)の方法は、熱湯で手早く固めに茹でるのがオススメ。レンチンだと加熱ムラが発生する場合があるので、避けるのがベターです。
・ほうれん草の冷凍の仕方はコチラの記事で詳しく紹介しています。
【小松菜・チンゲン菜】は生のまま冷凍して大丈夫
小松菜やチンゲン菜のようなアクの少ない野菜は、ブランチングなしで生のまま冷凍して大丈夫です。ジュースやスムージーには凍ったまま使えます。
【小松菜】
小松菜は洗って水気を切ってから冷凍してください。
冷凍すれば手でポキポキと折ることができるので、包丁でカットする手間がいりません。
【チンゲン菜】
チンゲン菜は大きめにザク切りしたら保存袋に入れて冷凍庫へ。
解凍してサラダ感覚で食べるのもオススメです。
【小ネギ・わけぎ】などはペットボトル保存が便利です
小ネギやわけぎといった薬味は、カットしたらペットボトルに入れて冷凍保存すると便利です。
ペットボトルを振れば中身がくっ付かず、サッと使うことができます。
溶けてしまうと扱いづらくなるので、お鍋の近くなど湯気の当たる場所での使用にはご注意ください。
【長芋】は冷凍してからすりおろすと新食感に!
「とろろ」の冷凍は可能ですが、保存するならばすりおろす前の“長芋のまま”の方がオススメです。変色が防げるうえ、冷凍してからすりおろすと新食感が楽しめるんです!
長芋は皮をむいて、ラップで包んでから保存袋に入れて冷凍してください。
凍ったままの状態ですりおろすと、直後はフワフワの食感が楽しめます。
上の“フワフワ長芋”をスプーンやお箸でかき混ぜるとトロトロに変身します。
以上、便利でおいしい野菜の冷凍保存の大正解でした。「いつも冷蔵保存で野菜をダメにしがち」という方は、ぜひ参考にしてみてください。