レビュー・選び方

2023年10月27日更新

“超使いやすい足元ヒーター”ならスリーアール！アイリスの定番ホットマットと比べて判明（家電批評）

寒さが厳しくなると出番が多くなるエアコン。部屋が暖まるのはいいですが、頭がボーッとしたり、眠気を誘われたり、作業に集中できなくなってしまうことも…。そこで注目なのが、足元をピンポイントで暖めるあったかグッズ。今回は、新発売の温風が出てくる足元ヒーター・スリーアール「足ぬっくエア」と、大人気アイリスオーヤマの「ホットマットベーシックタイプ」を実際に使って、専門家が使い勝手を徹底検証！足元の温まり方や電気代も調べました！

足元の冷え対策は万全ですか？
スリーアール「Qurra 足元ヒーター足ぬっくエア」が新発売！
スリーアールの新製品とアイリスオーヤマの定番ホットマットを家電のプロが検証！
テスト1：足は置きやすいの？
テスト2：操作性はどうなの？
テスト3：コンパクトに収納できるの？
テスト4：お手入れのしやすさは？
【参考までに】温まり性能や電気代もチェック
足元ヒーター2製品のテスト結果を振り返り！

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本記事の監修および協力者

家電レビュー歴10年以上のプロレビュアー
石井和美氏
白物家電や日用品のお役立ちグッズなどを中心に製品レビューを得意とするレビュアー。テストスペースとして守谷市に一戸建てタイプの「家電ラボ」を開設し、冷蔵庫や洗濯機など、大型家電のレビューも行っている。レビュー歴10年以上。
LAB.360(ラボドットサンロクマル)室長
松下和矢
晋遊舎の専門テスト機関「LAB.360」室長。年間2100点以上の商品テストを行うプロ。機械工学専攻。産業機械の保全・メンテナンス、日用雑貨品メーカーの開発業務を経て、民間の試験機関で多くの商品テストに従事。テスト方法の立案から試験デザイン、試験装置の製作、テスト実施まで一貫した商品テストを手がける。日用雑貨品や家電製品が専門。テスト方法の妥当性を担保しつつ、誰が見ても一目で結果が分かるビジュアル性を伴う手法を心がけている。趣味はプラモデル作り。
MONOQLO編集長／家電批評統括編集長
建部博
2021年にプロが本音でテストする家電購入ガイド『家電批評』編集長に就任。また2023年より、テストするモノ批評誌『MONOQLO』編集長兼任に。ブランド力や価格にまどわされず「読者一人ひとりの買い物に役立つ」家電の評価をモットーに、メーカーに忖度しない正当な評価をもとにした雑誌・WEBコンテンツ制作を取り仕切る。自身が専門家とともに比較検証を行ったコンテンツの数は、黒モノ・白モノ・デジタルガジェットやアウトドアグッズ、また各種サービスを含めて750を超える。
最新家電おすすめベストバイ
家電批評
2009年に創刊した家電レビュー専門誌 & おすすめ情報メディア。イヤホンなどのガジェットから、テレビや冷蔵庫などの大型家電まで実際に比較テストする。

すべて実際に使用して検証しています

商品のテストについては
「LAB.360について」をご確認ください。

※「商品の比較検証結果」は監修者と共に実際に使用して評価しています。「選び方」など、その他の部分については、監修者または編集部の知見をもとにまとめたものです。

記事で紹介した商品を購入するとAmazonや楽天などのアフィリエイトプログラムによって売上の一部が360LiFEに還元されます。

今年も秋がやってきた。足元の冷え対策は大丈夫？

秋口は、エアコンをつけるほど寒くはないけれど足元が冷える日もありますよね。

また、寒さが深まってエアコンをつけるようになると、上半身が温まりすぎて頭がボーッとして仕事や勉強がはかどらない…なんてことも。

自宅ならともかく、オフィスだとエアコンの設定温度を変えづらいこともため、個々での冷え対策が重要になってきます。

そこで、足元が凍えがちな冷え性の人におすすめのアイテムが、ピンポイントで温めてくれる足元ヒーターです！

スリーアール「Qurra 足元ヒーター足ぬっくエア」が新発売！

足元ヒーターおすすめスリーアール Qurra 足元ヒーター足ぬっくエアイメージ1

スリーアールQurra 足元ヒーター足ぬっくエア
検証時価格: ¥6,990〜

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5月9日(木)20:00～5月16日(木)01:59楽天市場で探す

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幅: 309mm(約)
奥行: 410mm(約)
高さ: 108mm(約)
重量: 1.6kg(約)
定格電圧: AC100V
消費電力: 400W
電源コード長: 1m(約)
型番: 3R-FWH01GY

スリーアール「Qurra 足元ヒーター足ぬっくエア」が新発売！足元ヒーターおすすめイメージ

スリーアールから発売された「Qurra 足元ヒーター足ぬっくエア」は、台の上に足を置くだけで温風を送れる新感覚の足元ヒーター。

しっかり温かい風が足元をすばやく温めてくれるそうです。

続いて、スタンダードな1人用あったか家電といえばこちら！

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アイリスオーヤマホットマットベーシックタイプ
実勢価格: ¥2,601〜

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幅: 400mm(約)
奥行: 400mm(約)
高さ: 20mm(約)
重量: 400g(約)
定格電圧: AC100V
消費電力: 30W
型番: HCM-40S-T

アイリスオーヤマ「ホットマットベーシックタイプ HCM-40S-T」は、冬の冷えやすい足元を、サッと敷いて暖める40cm×40cmの正方形タイプのホットマット。

温度を強／弱の2段階で切り替えでき、なめらかで優しい肌触りが特徴です。

スリーアールの新製品とアイリスオーヤマの定番ホットマットを家電のプロが検証！

今回は、家電プロレビュアー石井和美さんご協力のもと、異なるタイプの足元ヒーター2製品の使い勝手を実際に使ってテストしました！

テスト1：足は置きやすいの？

結果：「足ぬっくエア」は台が斜めで置きやすい！マットタイプは足が浮くと温かさを感じづらかったです

▼スリーアール「足ぬっくエア」

スリーアール「足ぬっくエア」は、真横から見ると台が傾斜しています。

結果：「足ぬっくエア」は台が斜めで置きやすい！マットタイプは足が浮くと温かさを感じづらかったです足元ヒーターおすすめイメージ2

わざわざ力を入れて踏み込まなくても、自然に体重をかけるだけで台が沈んで温風が出てきます。

つま先やかかとなど足の一部を乗せたり、片足を乗せても重さによって反応してくれるので、ラクな姿勢で使えました。

▼アイリスオーヤマ「ホットマットベーシックタイプ」

結果：「足ぬっくエア」は台が斜めで置きやすい！マットタイプは足が浮くと温かさを感じづらかったです足元ヒーターおすすめイメージ3

一方、アイリスオーヤマ「ホットマットベーシックタイプ」はマットに接触した部分に温かさを感じるので、足裏全体を温めようと思うと、マットに足裏全体をピッタリつける必要があります。

また、座面が高めの椅子に座ると足が届きにくかったりと、足の置きやすさは使う人の脚の長さによっても左右されそうです。

家電レビュー歴10年以上のプロレビュアー

石井和美氏のコメント

ホットマットはフカフカの感触が心地いいですが、足裏全体をマットにつけた状態をキープするのは少し疲れそうです。

テスト2：操作性はどうなの？

結果：どちらもシンプルで使いやすかったです

▼スリーアール「足ぬっくエア」

（手前）ずっと温風モード　（奥）踏んだときだけ温風モード

スリーアール「足ぬっくエア」は、2つの運転モードを搭載しています。

温かくなりすぎると頭がボーッとして眠くなってしまう場合は、足を台からよけるだけで温風をOFFできる「踏んだときだけ温風モード」、足を置かずとも温風を浴び続けたいなら「ずっと温風モード」と、使い分けが可能です。

家電レビュー歴10年以上のプロレビュアー

石井和美氏のコメント

スイッチをスライドさせるだけで操作は簡単。ただし、軽い力でも動きやすいので、誤操作しないように注意が必要です。理想をいえば「強」「弱」の調節ができるとなおよかったです。

▼アイリスオーヤマ「ホットマットベーシックタイプ」

アイリスオーヤマ「ホットマットベーシックタイプ」は、温かさのレベルを「弱」「強」で調節できます。

スイッチが適度なかたさで、安定感もありつつ、操作しやすかったです。

家電レビュー歴10年以上のプロレビュアー

石井和美氏のコメント

ホットカーペットなどのスイッチの定番のかたちなので、操作で迷いようがありません。

テスト3：コンパクトに収納できるの？

結果：より省スペースで収納できるのはアイリスでした！

▼スリーアール「足ぬっくエア」

スリーアール「足ぬっくエア」は、持ち手がついていて本体も軽いため、持ち運びが簡単です。高さ（厚み）は約108mmで、家具の下に置いたり、立てかけ収納もできます。

結果：より省スペースで収納できるのはアイリスでした！足元ヒーターおすすめイメージ2

ゴチャつきがちな電源コードを本体に収納できるのもうれしいポイントです！

▼アイリスオーヤマ「ホットマットベーシックタイプ」

結果：より省スペースで収納できるのはアイリスでした！足元ヒーターおすすめイメージ3

アイリスオーヤマ「ホットマットベーシックタイプ」は、4つ折りにしてさらにコンパクトに収納できます。これなら棚や引き出しなど、収納スペースを選びません。

テスト4：お手入れのしやすさは？

結果：どちらもお手入れ方法に大差ないけど、「足ぬっくエア」のほうが衛生的に使えそう

▼スリーアール「足ぬっくエア」

スリーアール「足ぬっくエア」は隙間の多い構造でホコリがたまりそうですが、かたく絞った布で拭いたり、掃除機でホコリを吸うことでお手入れが可能です。

結果：どちらもお手入れ方法に大差ないけど、「足ぬっくエア」のほうが衛生的に使えそう足元ヒーターおすすめイメージ2

背面カバーを取り外せるのも、お手入れの観点ではGOODです。

▼アイリスオーヤマ「ホットマットベーシックタイプ」

結果：どちらもお手入れ方法に大差ないけど、「足ぬっくエア」のほうが衛生的に使えそう足元ヒーターおすすめイメージ3

アイリスオーヤマ「ホットマットベーシックタイプ」は、本体（マット）とコントローラーが一体となっているため、水洗いすることはできません。

ホコリを掃除機で吸ったり、汚れは水にぬらしてよく絞った布などで拭きます。

家電レビュー歴10年以上のプロレビュアー

石井和美氏のコメント

汗や皮脂汚れの浸み込みが気になる繊維製品を洗えないのは残念。拭き取ったあとに乾かす手間もかかります。

【参考までに】温まり性能や電気代もチェック！

参考までに、「足ぬっくエア」と「ホットマット」の「温まり性能」と「電気代」も調べました。※これら2製品は厳密にいえば製品ジャンルが異なり優劣をつけづらいため、今回の採点基準には加えておりません。

温まり方にどんな違いがあった？

結果：「足ぬっくエア」はつま先や土踏まずがガッツリ温まった！

▼スリーアール「足ぬっくエア」

足の甲と足裏のBefore

使用前の足の甲と足の裏の温度はこんな感じ。全体的に青く、温度が低いことがわかります。

結果：「足ぬっくエア」はつま先や土踏まずがガッツリ温まった！足元ヒーターおすすめイメージ2

「足ぬっくエア」使用開始から30秒後

直接温風が当たるため、30秒の使用で足先が赤〜高温を示す白色に！足の裏よりも足の甲のほうが温まるのが早いみたいです。

結果：「足ぬっくエア」はつま先や土踏まずがガッツリ温まった！足元ヒーターおすすめイメージ3

「足ぬっくエア」使用開始から2分後

使用開始から2分後だと、足の甲には大きな変化がありませんが、足の裏の内側が真っ赤になり、温まっていることがうかがえます。

▼アイリスオーヤマ「ホットマットベーシックタイプ」

結果：「足ぬっくエア」はつま先や土踏まずがガッツリ温まった！足元ヒーターおすすめイメージ4

足の甲と足の裏のBefore

「ホットマットベーシックタイプ」使用前の足は、足の指の付け根付近がとくに冷えていました。

結果：「足ぬっくエア」はつま先や土踏まずがガッツリ温まった！足元ヒーターおすすめイメージ5

「ホットマットベーシックタイプ」使用開始から30秒後

「ホットマットベーシックタイプ」使用開始から30秒後は濃かった青色の部分が全体的に薄くなり、徐々に温まっている様子がうかがえます。

結果：「足ぬっくエア」はつま先や土踏まずがガッツリ温まった！足元ヒーターおすすめイメージ6

「ホットマットベーシックタイプ」使用開始から2分後

使用開始から2分後では、黄緑色の部分が増えました。まだ赤色の高温まで温まった部分がないため、このまま継続して使用します。

結果：「足ぬっくエア」はつま先や土踏まずがガッツリ温まった！足元ヒーターおすすめイメージ7

「ホットマットベーシックタイプ」使用開始から5分後

使用開始から5分後は、さらに黄緑色の部分の面積が増えましたが、赤色は見当たらず…。アイリスオーヤマ「ホットマットベーシックタイプ」の温まり方は、スリーアール「足ぬっくエア」と比べると、穏やかでジワジワ温めてくれるようです。

やっぱり気になるのは電気代…。ぶっちゃけ高いの？

結果：「ホットマット」が圧倒的に安い！「足ぬっくエア」は連続使用だと高くつくのでスポットでの利用が吉

↓ワットモニターを接続し、一定時間の消費電力量を記録し算出した月の電気代はこちら。※1日8時間使用した場合を想定

	稼働時間	ワットモニター表示値（kWh）	1時間あたりの消費電力（kWh）	1時間あたりの電気代	月の電気代予測
スリーアール「足ぬっくエア」（定格出力400W）	60分	0.36	0.36	11.2円	2678.4円
アイリスオーヤマ「ホットマットベーシックタイプ」（定格出力30W）	60分	0.01	0.01	0.3円	74.4円

スリーアール「足ぬっくエア」は、エアコンほどの消費電力はないものの、連続稼働させると電気代が高くつくため、温まったらちゃんとオフしたほうがよさそうです。

足元ヒーター2製品のテスト結果を振り返り！

スリーアール「Qurra 足元ヒーター足ぬっくエア」

スリーアールQurra 足元ヒーター足ぬっくエア
検証時価格: ¥6,990〜

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5月9日(木)20:00～5月16日(木)01:59楽天市場で探す

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公式サイトで見る

総合評価: 3.75

足の置きやすさ: 5.00

操作性: 4.00

収納性: 3.00

お手入れ: 3.00

冷えたら乗り、温まったら足を降ろす。感覚的に使える足元ヒーター！

スリーアール「Qurra 足元ヒーター足ぬっくエア」は、台に足を乗せるだけで温風が出てくるという手軽さが魅力。いちいちかがんでスイッチを操作する必要はなく、足を降ろすだけでスイッチがオフになるため、作業をしながらでも切り替えをラクに行えます。

つま先側からダイレクトに温風を浴びるため、とくに指先が冷えやすい人にピッタリの1台です！

おすすめポイント

足を置きやすい
足の上げ下げで簡単に操作できる
収納時、電源コードを本体にしまえる
お手入れ時、裏面カバーを外せる

幅: 309mm(約)
奥行: 410mm(約)
高さ: 108mm(約)
重量: 1.6kg(約)
定格電圧: AC100V
消費電力: 400W
電源コード長: 1m(約)
型番: 3R-FWH01GY

冷えたら乗り、温まったら足を降ろす。感覚的に使える足元ヒーター！足元ヒーターおすすめイメージ

おすすめの使い方は、ひざ掛けとの併用です。ひざ掛けの内側に熱気をため込み、まるでこたつのように下半身がポカポカになりますよ！

アイリスオーヤマ「ホットマットベーシックタイプ」

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アイリスオーヤマホットマットベーシックタイプ
実勢価格: ¥2,601〜

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5月9日(木)20:00～5月16日(木)01:59楽天市場で見る¥2,601〜

Yahoo!ショッピングで見る¥2,980〜

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総合評価: 3.25

足の置きやすさ: 3.00

操作性: 4.00

収納性: 4.00

お手入れ: 2.00

シンプル&コンパクトなのがいいんです！

アイリスオーヤマ「ホットマットベーシックタイプ」は、とにかく操作が簡単！温度を強／弱で切り替えて、自分好みの設定で使えます。オフシーズンには折りたたんでコンパクトにしまえるので、家族の人数分揃えても収納スペースに困りません。

おすすめポイント

フカフカで優しい肌触り
温度を弱／強の2段階で切り替え可能
4つ折りでコンパクトに収納できる

がっかりポイント

水洗いはできない

幅: 400mm(約)
奥行: 400mm(約)
高さ: 20mm(約)
重量: 400g(約)
定格電圧: AC100V
消費電力: 30W
型番: HCM-40S-T

以上、足元ヒーターの検証レビューでした！

足元の冷えや、エアコンによる頭ののぼせに悩んでいる人は、足元の冷えにピンポイントでアプローチするあったか家電をぜひ試してみてはいかがでしょうか。

足元ヒーターの売れ筋ランキングもチェック！

足元ヒーターのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下よりご覧ください。

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※本記事に掲載している商品の価格は、検証時または記事更新時に調査した価格、もしくはECサイトの提供しているAPIで取得した価格を記載しております。そのため、掲載価格が変動している・送料が含まれていない・商品が在庫切れしている場合などがございます。最新情報については、各販売店やメーカーサイトにてご確認ください。

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