注目のレスキューフーズをプロが実食して検証!
非常食を備蓄する際のキーワードは2つ。それは「72時間」と「ローリングストック」。
まず「72時間」というのは、被災してから、行政や他地域などの支援が届くまでの時間を指します。つまり、最低でも72時間をしのげるだけの非常食を自前で備蓄しておく必要があります。
「ローリングストック」は、ローリング(回転)させながらストック(備蓄)していくという防災スタイルのこと。備蓄した食品は、消費・賞味期限が近づいたものから定期的に消費し、食べた分を補充していくことで、いざというときの消費・賞味期限切れをふせぎます。
とはいえ、被災時もホッとできる食事を取りたいし、日常のローリングストックで味気ないのもなんだか。
そこで注目したいのが、水や火力がなくてもホカホカで食べられる「レスキューフーズ」です。
どんなものなのか、こちらを例にご紹介します。
ホリカフーズ
レスキューフーズ 一日セットスタンダード
実勢価格:3100円
※こちらはセットです。個別商品はのち程ご紹介します。
「レスキューフーズ」は、発熱剤とレトルトご飯、ルーやレンゲや紙ナプキンをセットにした防災食。こちらは、A4サイズの専用箱に、和食・洋食が1日3食分入っています。いずれも調理時間は30分ほどです。
中身を見ていきましょう。
準備は極めてカンタン。箱から一式を取り出します。
加熱袋の底に発熱剤、食品を入れたら、袋ごと箱へ戻します。
発熱溶液を袋に注ぐと、発熱剤が反応しはじめます。注ぎ終えたら、袋のチャックをしっかり締めます。
発熱中は20分間ほど蒸気が出ます。その後、10分ほど蒸らしたら完成。約30分で美味しい食事ができあがります。
でも、非常食というと、味はあまり期待できないのでは? と思う方も多いと思います。そこで、上記でご紹介したホリカフーズの「レスキューフーズ」を、プロの方に実食していただき、味をはじめ、いくつかのポイントを評価していただきました。
[テスト方法はこちら]
検証方法は、料理のプロ2名が実食し、「味」「つくりやすさ」「コストパフォーマンス」「保存性」をそれぞれ10点満点で採点。さらに総合でA~Dの評価をつけていただきました。
ご協力いただいた料理のプロはこちら。
写真左:料理家、風間章子さん
写真右:スーパーエコごはん研究家、桃世真弓さん
実食序盤から「美味しいものが増えている
非常食のイメージが変わりました!」と、お二人から驚きのコメントが飛び出しましたが、もっとも高評価だったレスキューフーズとは……?
こちらの記事ではアルファ米の食べ比べもしています。
また、実食中の様子をマンガにしましたので、こちらもぜひご覧ください。
アツアツでスパイシー!被災時でも元気になれる
ホリカフーズの「カレーライス」が最も高い評価を得ました。国民食のカレーライスは被災したときでも安心感を与えてくれるはずです。
ホリカフーズ
レスキューフーズ 一食ボックス
カレーライス
実勢価格:930円
[評価はコチラ]
総合:A
味:10
作りやすさ:8
コスパ:4
保存性:9
メニューとして安心感があるカレー。スパイスがほどよく効いたルー、ふっくらのご飯が食べる者を笑顔にしてくれます。
そのほかの製品はこちらです。
ホリカフーズ
レスキューフーズ 一食ボックス
牛丼
実勢価格:927円
[評価はコチラ]
総合:A
味:10
作りやすさ:8
コスパ:4
保存性:9
ホリカフーズ
レスキューフーズ 一食ボックス
中華丼
実勢価格:982円
[評価はコチラ]
総合:B
味:10
作りやすさ:8
コスパ:3
保存性:9
ホリカフーズ
レスキューフーズ 一食ボックス
シチュー&ライス
実勢価格:937円
[評価はコチラ]
総合:B
味:9
作りやすさ:8
コスパ:4
保存性:9
「レスキューフーズ」は水も火も不要の頼れる一皿ですが、「レスキューフーズ」のようにホカホカではなくとも、常温でも美味しい掘り出し物を発見したのでご紹介!
常温食でも水は不要!スープつきのアルファ米
味付きアルファ米ですが、スープが添付されているので水が不要。共に味わいではA評価の逸品でした。
ヤギショー
米々軒
本格スープで作る鶏ごぼうご飯
実勢価格:518円
[評価はコチラ]
総合:A
味:10
作りやすさ:10
コスパ:8
保存性:6
ヤギショー
米々軒
本格スープで作るビーフカレー
実勢価格:518円
[評価はコチラ]
総合:A
味:10
作りやすさ:10
コスパ:8
保存性:6
味気ないイメージが一新された美味しい非常食。ここで紹介したおすすめ非常食をぜひあなたの備蓄に加えてみてはいかがでしょう。ローリングストックで消費・賞味期限が近づいたものを消費する際のストレスがなくなること請け合いです。