完璧な防犯対策はムズカシイ 防災グッズを転用しましょう
残念なことに、災害時は、避難所での盗難や無人となった住宅への空き巣など、心ない犯罪が起きています。大規模な災害になればなるほど、防犯対策まで気を配るのはムズかしくなるし、自宅を離れるようなケースでは実際問題として完全に対策するのは不可能です。実際に被災経験者の声でも、「防犯の対策をする余裕はなかった」「貴重品を持って避難所に行くのが不安だった」という声があり、防犯対策までそなえている人は少数派でした。とはいえ、万が一にそなえ、防犯対策も考えておきたいものです。
そこで編集部でご提案したいのが、避難生活でも使える風呂敷を防犯に使うアイデア。わざわざ防犯グッズを用意しなくても、風呂敷が一枚あるだけで被害を軽減することができます。
風呂敷で包むだけで 盗難が減ります
モノを包むといった本来の使い方のほかに、怪我をしたときに三角巾にするなど、さまざまな用途に使えるものなので、防災グッズとしてそなえている人も多いかもしれません。じつは風呂敷は、避難所で少しの間席を離れる際にも役立ちます。
ふろしきや
ランチクロス 唐草-紺
購入価格:648円
サイズ:50×50cm
素材:綿
ラジオやスマートフォンの充電器といった小型で便利なものは、避難所では注意を引きやすいうえに、無造作に置いてあればさっと盗まれてしまうこともあります。でも、風呂敷に包んであればそれだけで目に留まりにくく、「風呂敷を開けて中身を取り出す」という動作が必要なため、盗難の危険は減ります。
ランチボックスを包める大きさです。小物を包むなら、これくらいのサイズでも十分です。
大事なものに風呂敷をかぶせておくだけでも効果的です。その場合は、大きめの風呂敷がオススメです。
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仙台放送
減災風呂敷 - 結
購入価格:3086円
SPEC
サイズ:約90×90cm
素材:綿
風呂敷の便利な使い方がプリントしてある防災風呂敷。防炎加工も施してあり(日本防災協会検査済み)、いざというときに防災ずきんなどに転用することができます。減災ミニガイドブック付きなので、避難所での強い味方にもなります。
意外に手近なものでできる防犯対策。いざ! というときのそなえとして、風呂敷を防災グッズのチェックリストに入れてみてくださいね。