「お客様にはここだけ見せる!」と 決めた棚にはこだわりのアイテムを
戸棚にはついついモノを詰め込んでしまって、雑然としてしまいがち。「とてもお客様に見せられる状態じゃない…」という方も多いのではないでしょうか?
そこで、ここでは、お客様に見せてもOKな、オシャレに見せる「オモテ収納」のルールをご紹介します。こちらの写真はルールがないので雑然とした印象になってしまっていますが……。
このように、「中を見られてもいい戸棚」をあらかじめ決めておいて、お客様が来たときにはそこだけ開けるようにすればスッキリした印象をキープできます!
おしゃれなIKEAのかごにお気に入りのお茶のセットをまとめておけば、急な来客にもすぐに対応できます。さらに、塩やコショウなどの調味料類も見た目のいい容器に詰め替えておけば、生活感が減ってスッキリしますよ。
それでは、ここからは「オモテ収納」テクニックを写真の番号に合わせて、ご紹介します!
[テクニック1] おもてなしセットは おしゃれなボックスにIN!
IKEA
BULLIGボックス 32×35×16
実勢価格:1299円
IKEAの「BULLIG ボックス」は竹製で軽くて丈夫なのが魅力。入れたものが見えないのもうれしいです。
来客時用と決めた戸棚には、お茶のセットやお菓子、ペーパーナプキンなどおもてなしに必要な道具を入れておきましょう。おしゃれなIKEAボックスにまとめておけば、生活感も出ないしサッと取り出せて便利! 持ち手がついている軽いものを選ぶのがポイントです。
軽くて湿気にも強いので、高い場所にある吊り戸棚の収納には最適!
[テクニック2] 調味料入れは デザイン性のある容器に入れ替え
調理スペースに置いてある調味料は、パッケージそのままで置いていると、生活感をダイレクトに感じさせてしまいます。
でも、このようなレストラン風でおしゃれな容器に詰め替えれば、出しっぱなしでも見た目が良くなります。
ユキワ(三宝産業)
フタ付調味缶小 S 55φ
実勢価格:961円
ユキワ(三宝産業)
フタ付調味缶小 P55φ
実勢価格:961円
【評価はこちら】
ユキワのフタ付調味缶小はスチール製で汚れにくいのがポイント。シンプルなデザインがおしゃれですよね!
穴の大きさが違っていて、量の調節がしやすいのも魅力。プロ使用なので機能性もバツグンなんです!
このようにレストランに置かれている調味料のような見た目なので、道具にこだわっているようで料理上手にも見えちゃいますね。
さて、一番のおすすめはユキワの製品ですが、他にもおすすめできる調味料入れがないか5つの製品を比較してみました。「お手入れのしやすさ」「デザイン性」「使い勝手の良さ」の観点から評価をつけているので、こちらもチェックしてみてください。
片手で使いやすい フォルマ HGフタ付食塩入れ
アスベル
フォルマ HGフタ付食塩入れ
実勢価格:528円
【評価はこちら】
アスベルの「フォルマ」の本体はガラス製。お手入れもしやすかったです。
片手でフタを開けることができ、使いやすいのも魅力!
キャップの色が3色展開 リベラリスタ 塩胡椒入れ
リス
リベラリスタ 塩胡椒入れ
実勢価格:594円
【評価はこちら】
リスの「リベラリスタ」はお手入れのしやすさがうれしい。ホワイトのほかにレッドとスカイブルーがあります。
ラバー製のフタが汚れやすい POPソルト&ペッパー
Trudeau
POPソルト&ペッパー
実勢価格:594円
【評価はこちら】
Trudeauの「POP ソルト&ペッパー」は、デザイン性や使い勝手はよかったです。
ラバーのフタを押すと開くようになっています。ここが少々汚れやすいのが惜しいです。
フタをスライドさせて使う スパイスポット
ダイソー
スパイスポット(80ml)
実勢価格:108円
【評価はこちら】
ダイソーの「スパイスポット」は、フタが少し汚れやすかったです。
こちらはフタをスライドさせて使う仕組みです。
C評価: 中に入れた調味料が出すぎる
SKスパイス ボトル8穴
セリア
SKスパイス ボトル8穴
実勢価格:108円
【評価はこちら】
セリアの「SKスパイス」は、口が大きくて中身が出すぎることが難点でした。
フタはパカッと開けて使うタイプです。
「ひと目に見せないところ」は カゴ&ボックスを駆使して機能的に
さて、お客様に見せても大丈夫なように整ってきたら、次はお客様に「見せないところ」の収納を効率的にできるように仕上げていきましょう。
例えば、戸棚の上部は手が届きにくいからと、ふだん使わないをしまいこんでいませんか?
気づいたときにはものが溢れてゴチャゴチャに……。そんなときには、機能性をアップするためにカゴやボックスを導入しましょう!
このように、上段には製氷皿など特定の季節にしか使わないものを、取っ手つきのカゴを使って出し入れしやすく収納します。中断にはインボックスを使って、かさばりがちなお弁当箱などの場所を確保。ここで大切なのは、機能性を発揮するために、入るものの量を見直すこともポイントです。
それでは、ここから後半は、人に基本的には見せないと決めた場所の収納術、「ウラ収納」テクニックを写真の番号に合わせて、ご紹介します!
[テクニック1] 高いところは 取っ手つきカゴを活用して
手が届きにくい吊り戸棚の上部は、普段使わないモノが押し込まれて死蔵品が溢れがちです。取っ手つきのカゴを使えば、高いところも奥まで収納できます。
セリア
アレンジロング
価格:108円
セリア
アレンジワイド
価格:108円
取っ手がついていることで出し入れしやすく、棚の奥の空間までムダなく使えます。すべてのものを取りやすい収納方法です。
収納インテリアアドバイザー 大橋わかさん
「採寸してからぴったりあうカゴを買うことがすき間をなくすコツです!」
[テクニック2] かさばる水筒や お弁当グッズは大容量ケースに
スペースをとりがちなお弁当箱や水筒類は、ニトリの大容量ケースに入れて定位置を決めちゃいましょう。
ニトリ
インボックス ハーフCL
実勢価格:599円
2つ買ってもおよそ1000円でコスパがいいのが魅力。半透明だから中身を見つけやすく、出し入れもスムーズです。
[テクニック3] 保存容器は浮気せず 同じメーカーのものをそろえて
タッパーなどの保存容器は、形が不揃いだとかさばって収納場所をとりがちです。同じメーカーの同じシリーズで揃えると片づけもしやすいです。
セリア
楽ちんパック角型
価格:各108円
セリアの商品のように、スタッキングのできるモノを選ぶのがコツ。それだけで収納スペースが10分の1に減らせます。
[おまけ] 使わなくなったものは 壊れてなくても処分が正解!
最後に、キッチン吊り戸棚の「もし眠っているのなら捨てたほうが良いもの」をご紹介します。ぜひ、参考にしてみてください!
キッチンの吊り戸棚は、使っていないお弁当箱や保存容器が詰め込まれがち。一度すべて取り出し、物量の見直しをしましょう。たとえ壊れていなくても、適正量以上は処分すると良いでしょう。
デザインがバラバラだったり、カラフルすぎるモノも買い換えたいところです。
べたつくまで古くなったタッパーなどの保存容器も、すぐに捨てましょう。
子どもが大きくなるにつれ、使わなくなってしまったお弁当箱類も、もう使い道がないのなら迷わず処分がおすすめです。
いかがでしたか? お客様は意外とキッチンを見ているもの。見られてもいい棚を決めたり、おしゃれな雑貨を使ったりすれば急な来客も安心して迎えられますよね。今回ご紹介したテクニックで、すっきりとおしゃれなキッチンを実現してみてくださいね!
【ご協力をいただいた方はこちら】
収納インテリアドバイザー
大橋わかさん