すきま時間にサッと作業ができる 外仕事の相棒を見つけます
ちょっとした空き時間に、休日に、はたまたノマドワーカーとして、外でノートパソコンを使う人は多いでしょう。しかし数多くのモデルが発売されている昨今、メーカー選び、モデル選びに迷う人もいるのでは?
そんな悩めるビジネスパーソンのために、スタンダードなノートより軽い持ち運びに最適なモバイルPCを探すことにしました!
さっそくですが結果発表 1位はLG gramでした!
LGエレクトロニクス
LG gram 13Z980-GR
実勢価格:10万7580円
結論を先に言いますと、LGのgramがおすすめです。
タイピングのテストでは、指になじみやすいキーの大きさとピッチが高評価でした。ストロークも浅すぎず、深すぎず、とくに文章を打つときの軽快感はバツグン。タッチパッドも適度な広さで、エクセルの端から端までセルを移動させたときもスムーズに動かます。
液晶はフルHDなので、資料作成にもぴったり。外部端子もUSB Type-CポートやHDMI、マイクロSDスロットなどの基本的なものはカバー。価格も9万円代と手ごろで、優れたトータルバランスは専門家も絶賛でした。
とはいえ、パソコン何を期待するかで、2・3位の製品が候補に上がる可能性も。それでは選びの基準・テスト方法と、ランキングの全容をご覧ください!
iPadではできない作業ができるのが パソコンの強みです
軽量ノートパソコンよりさらに軽いiPadなどのタブレットを仕事に使う人も増えていますが、仕事でバリバリ使うならまだノートPCに軍配が上がります。
キーボードとセットにしたときの安定感は高く、USBポートやSDカードも使えるので、ファイルの受け渡しやデータのバックアップも簡単。ストレージ容量もパソコンの方が基本的に多いです。
カフェなどで仕事の作業を行うためのパソコン選びに大事なのは、持ち運びやすさや、メールの送受信や資料作成がストレスなくできる性能。そこで今回は、以下の基準でノートPCを選びました。
〈重量:1kg前後〉
重い・軽いは感覚的なものなので、人によって軽いと感じる重さは異なります。また、本体の大きさ・厚さやバランスによっても印象が変わります。今回は、ノートPCのなかでは軽い「1kg」を基準としました。この基準でセレクトすると、液晶ディスプレイのサイズは14インチ以下になります。
〈メモリ:4GB以上〉
メモリは4GB搭載していれば、待ち時間は多少発生するかもしれませんが、普通に使えるレベルです。今回紹介するような小型のモバイルPCはメモリの増設ができないことが多いので、予算が合えばメモリ容量8GB以上搭載のものを選んだ方がいいでしょう。
〈CPU:Core i5以上〉
メールの送受信や資料作成なら十分行えるスペックで、タブレットではできない動画編集なども行えます。ノートパソコンのCPUは後から変えられないので、予算があるなら高いものを選んだ方がいいでしょう。
以上の条件で絞った中から、6製品を実際に使ってテストを敢行しました。
「外仕事」をテーマにして 7項目+αでテストしました
外で仕事をするということを考慮して、7つ+αのテスト項目をたてました。プロと一緒にノートパソコンに触れながら、それぞれの特徴をジャッジしています。
<テスト項目①>画面の見やすさ
写真や動画、文書などを映したときの精細感や鮮やかさを確認しました。
<テスト項目②>キーボード
ブラインドタッチで文字を入力し、打鍵感や文字入力の反応をチェック。
<テスト項目③>タッチパッド
スライドやボタンタッチなど、タッチパッドの操作性と動作性を確認しています。
<テスト項目④>携帯&取り回し
画面開閉や、膝上で使うときなど実際に使用したときのことを想定し、使い心地を試しました。
<テスト項目⑤>拡張性(外部端子)
USB端子やmicroSDスロットなど、外部端子の数と種類で評価しています。
<テスト項目⑥>外観デザイン
ビジネスシーンで使用しても、相手に違和感を与えないデザインかどうかをチェック。
<テスト項目⑦>付加機能
指紋、顔認証によるセキュリティー、Webカメラなど、性能以外の利便性がどれくらいあるかを確認しました。
以上7項目のほかに、スペックとコスパを加えて検証。外仕事に使えるベストなノートパソコンを決めました。それではランキングに進みます。
ついついカフェで仕事したくなる 使いやすさ抜群の1台はgram
LGエレクトロニクス
LG gram 13Z980-GR
実勢価格:10万7580円
サイズ:W305.9×H15.5×D211.8mm
画面サイズ:13.3インチ
重量:0.965kg
メモリ:4GB
ストレージ:128GB(SSD)
CPU:Core i5 8250U(4コア)
解像度:1920×1080
バッテリー駆動時間:約27時間
見事ベストに輝いたのはLG電子の「LG gram 13Z980-GR」でした。軽さ、打鍵感はほかのモデルよりも一歩抜きんでいて、文句なしの使い心地です。ひとつひとつポイントを見ていきましょう。
ポイント1.キーボードの跳ね返りがちょうどいい
レノボのフラットなキーボードは慣れないと打ちづらさがありました。使いやすさを考えると打ち慣れている物理キーボードがおすすめです。LGのキーボードは打鍵感が素晴らしく、音も気になりません。
ポイント2.厚さが全然違う
本体サイズは製品ごとの違いが大きく、もっとも厚みがあったのはパナソニックの24.5mm。一番厚みのなかったレノボで9.9mmと、その差は15mm近くもあります。LGは薄さ15.5mmとコンパクト!
ポイント3.発色がいい
液晶事業で世界トップクラスを誇るLG。その実力はもはや別格。鮮やかかつノイズレスでほかの製品と圧倒的な違いを見せました。屋外やデスクライトのないカフェなどの、ハードな環境でも視認性が高いです。
ポイント4.どんな体勢でも作業ができる
薄くて軽いのが最大な特徴でもあるgram。なので体勢を選ばず、寝転がってお腹の上に乗せても快適に使用できました。
ポイント5.拡張性はパナソニックが優位
パナソニックはType-A、Type-CのUSBポート、HDMI出力やアナログRGBなどの外部端子が充実しており、多彩な外部機器を利用できます。残念ながら拡張性はかないませんでした。
続いて、2位以降のランキングもチェックしていきましょう。
画面が大きい14インチ Acerのノートパソコンが2位
エイサー(Acer)
SF514-52T-H58Y/B
実勢価格:11万9980円
サイズ:W329×H14.9×D228mm
画面サイズ:14インチ
重量:0.97kg
メモリ:8GB
ストレージ:512GB(SSD)
CPU:Core i5 8265U(4コア)
解像度:1920×1080
バッテリー駆動時間:約8時間
14インチの大画面なのに、本体は0.97kgと軽量なのが嬉しいです。指紋認証機能が搭載されているので、セキュリティー面も安心。
ごつい見た目に反して1kg未満! パナソニックのLet's note
パナソニック(Panasonic)
Let's note SV8 CF-SV8CDWQR
実勢価格:24万4800円
サイズ:W283.5×H24.5×D203.8mm
画面サイズ:12.1インチ
重量:0.919kg
メモリ:8GB
ストレージ:256GB(SSD)
CPU:Core i5 8265U(4コア)
解像度:1920×1200
バッテリー駆動時間:約14時間
人気のレッツノートシリーズのひとつ。耐久性のあるごつい形状ですが、重さは1kg未満。外部端子が充実しているほかに、DVDドライブが搭載されているのでなにかと便利です。
4位: シンプルなデザインで年齢を選ばない
4位に入ったのはASUSのvivobook
エイスース(ASUS)
vivobook S13
実勢価格:10万7460円
サイズ:W305.76×H17.9×D196.38mm
画面サイズ:13.3インチ
重量:1.25kg
メモリ:8GB
ストレージ:256GB(SSD)
CPU:Core i5 8250U(4コア)
解像度:1920×1080
バッテリー駆動時間:約10.7時間
13.3インチ画面にしては、サイズ感はコンパクト。シンプルなデザインなので、幅広い年代層にマッチします。
4位: ASUSが同率4位に!
高級感のあるZenBook
エイスース(ASUS)
ZenBook 13 UX333FA
実勢価格:12万7145円
サイズ:W302×H16.9×D189mm
画面サイズ:13.3インチ
重量:1.16kg
メモリ:8GB
ストレージ:256GB(SSD)
CPU:Core i5 8265U(4コア)
解像度:1920×1080
バッテリー駆動時間:14.8時間
メタリックな外装が高級感を演出。バックライトキーボードになっているので、暗い場所でもタイピングができます。
6位: 残念ながら最下位に
レノボのYOGA BOOK
レノボ(Lenovo)
YOGA BOOK C930 ZA3S0090JP Wi-Fiモデル
実勢価格:16万166円
サイズ:W260.4×H9.9×D179.44mm
画面サイズ:10.8インチ
重量:0.775kg
メモリ:4GB
ストレージ:256GB(SSD)
CPU:Core i5 7Y54(2コア)
解像度:2560×1600
バッテリー駆動時間:約11時間
ノートパソコンとタブレットに変形できる2in1タイプ。タッチペンが付属されており、さまざまな使い方ができます。
製品ごとのテスト結果、スペック表はコチラ
サクサク動いて超高画質のLGが見事ベストに輝きました。ただ、こちらはあくまでトータルのポイント獲得数が高かったという結果。順位は低くても、各モデルの特徴が作業内容に合っていれば、購入は十分ありです。
たとえばパナソニックは光学ドライブが搭載されているので映像利用に強く、ノートパソコンとタブレットに変形できるレノボは打ち合わせのときに紙資料のように使えて便利など、仕事中の利用目的を見越して選ぶとより快適な環境になります。
どんなときにノートパソコンを使うのか、どんな機能があれば自分にとって便利なのかを見極めると外仕事ももっと捗るでしょう。
厚みの違いは携帯性に影響大です。