超小型ノートPC!片手で持って操作ができる
ポケットPC「GPD Pocket 2」は2017年にGPD社が発売を開始した「GPD Pocket」(現在はメーカー製品出荷終了)の後継機。本体重量は500g以下と、老若男女問わずどんなユーザーにも軽くて持ち運びやすいモデルです。
GPD
GPD Pocket2
実勢価格:8万4200円
ディスプレイ:7インチ
解像度:1920x1200px
CPU:Core m3(1.20GHz)
メモリ:8GB
ストレージ:128GB(SSD)
サイズ:W18.1×D11.3×H0.8~1.4cm
重量:約465g
バッテリー駆動時間:6~8時間
無線LAN:IEEE802.11a/b/g/n/ac
タッチパネル:搭載
光学ドライブ:非搭載
背面カメラ・全面Webカメラ:非搭載
接続端子:USB 3.0 Type-A×1(右側面)、USB 2.0 Type-A×1(左側面)、USB 3.0 Type-C×1 (PD2.0対応)、microSDカードスロット (SDXC対応)×1、音声出力とマイク入力の3.5mmコンボジャック×1
手のひらサイズの超小型パソコン。スタイリッシュなマグネシウム合金製なので、ビジネスシーンでも利用できます。しかしそれに伴う性能が備わっていなければ、いくらデザインがかっこよくても意味がありません。
そこで今回、編集部が実際にパソコンを操作して性能をチェックしました。(※本検証はメモリ4GBの開発機を使用しています)。
前モデル「GPD Pocket」から進化したのはCPU。第7世代のCore m3を搭載し、パフォーマンスを向上させています。8GBのメモリにSSDは128GBと、小型にしてはかなり良い性能。Officeをインストールすれば即戦力になり得ます。(上記リンクはOffice付きですが、Officeなしモデルも販売されています。)また、軽いゲームなら動作させることができます。
最大178℃の広い視野角に323ppiの美しいディスプレイ
続いて基本性能を見ていきましょう。小型サイズながら広い視野角が特徴です。
ディスプレイは7インチで1920×1200pxと、少し横長。323ppiもあり画面は美しく映ります。また、視野角も最大178℃でかなり広め。その分反射は多くなりますが、サイズが小さいので角度調節は簡単です。
ディスプレイはほぼ180℃開きます。複数人で画面を見るなんてときには便利でしょう。
タッチパネルが採用されているので、タブレットPCとしても使えます。手のひらにパソコンを乗せて、スマホのようにタッチでラクラク操作も可能です。
小型モデルの割には拡張性が高くて便利
次にチェックしたのはインターフェイス。小型だし、そんなにUSBポートはないんでしょ? と思いきや……
フルサイズUSBが2ポート、USB Type-Cが1ポートついているうえにmicroSDカードスロットも備えてありました。普通のUSBメモリが挿せるますね。Bluetoothマウスだけでなく、USBを使う有線・無線マウス使えます。このサイズでこの拡張性の高さは嬉しいです。
充電PD対応で、はUSB Type-Cポートを使って行います。モバイルバッテリーからの充電も可能です。
ネックはキーボードやはり少し打ちにくい
小型でも十分な性能がありましたが、キーボードも小さいため、やはり使いにくさを感じました。
キーの配列が通常のものとは異なるので、慣れるまでは不便に感じるかもしれません。「-」をスムーズに打てないのは少し困ります。
タッチ操作ができるのでそこまで気にしなくてもいいかもしれませんが、小さ過ぎるキーボードはタイピングがしにくいというのが正直なところ。
以上、超小型パソコン「GPD Pocket2」の紹介でした。その名の通りポケットに入れられるくらいのサイズ感で、スマホではできない作業をしたいが重いパソコンを持つのは嫌だという人には向いているでしょう。
ただ、キーボードの打ちづらさがどうしてもあるので、メインとして使うのはやはり厳しいです。メインのデスクトップPCやノートPCを持っていて、出張時などのセカンド機として使うならアリ。軽量なので、気にせずどこにでも持っていける製品でしょう。