10万円以下で買えるゲーミングPCが登場!
PCゲームは気になるけれど、一から始めるのはお金がかかるし、なかなか手が出ない……。なんて人もいるのでは?
最近では、ハイスペックなPCがなくても遊べる携帯型のゲーミングPCが続々登場し、以前よりも購入のハードルが低くなっています。
そのなかでもオススメしたいのが、2022年12月に発売された10万円以下で買えるValve「Steam Deck」です。
Valve「Steam Deck」
Valve
Steam Deck
(512GBモデル)
実勢価格:9万9800円
サイズ:W298×D49×H117mm・約669g
Valve「Steam Deck」はニンテンドースイッチほどのサイズの携帯型ゲーミングPCで、PCゲームが遊べます。
特徴はPCゲームストアである「Steam」のゲームが遊べること。高価なPCがなくてもこれ一台でPCゲームが遊べちゃうんです。
肝心の性能も、7インチ画面では最新アクションゲームや動きの激しいFPSゲームでも粗さを感じない十分な画質。操作性も「PS4」や「ニンテンドースイッチ」に似たボタン配置で、ゲームによっては好みのボタン割り当てができるので快適です。
これで10万円以下の価格は驚きでした。
高画質なゲームも十分楽しめる
本体上部と背面には冷却ファンを搭載。高画質なゲームや対戦ゲームを遊ぶと冷却ファンから熱風が出ますが、手に当たらない場所にあるためそこまで気になりません。
解像度は携帯ゲーム機としては十分。高画質なアクションゲームも楽しめました。
アナログスティックは「PS4」と比べると操作感が少し硬めな印象です。
従来の携帯型ゲーミングPCよりお値打ち
▼「Steam Deck」と「ONEXPLAYER mini」のスペック比較
製品名 | Steam Deck | ONEXPLAYER mini |
価格 | 9万9800円(512GB) | 13万9590円(512GB) |
画面サイズ | 7インチ | 7インチ |
解像度 | 1280×800px | 1920×1200px |
重量 | 約669g | 約589g |
従来の携帯型ゲーミングPC、「ONEXPLAYER mini」に比べるとやや重量や解像度で劣るものの、同じ容量で約4万円も安いのは大きなメリットです。
編集部員が実際にプレイして検証
PCゲームが気になっている家電批評編集部員も10時間ほど遊んでみたところ、操作がしやすく画質も文句なし。対戦格闘ゲームやFPSゲームもストレスなく快適に遊べました。排気音はややあるものの許容範囲で、自腹購入を決意しました。
それでは、具体的に欲しくなった3つの理由を紹介します。
理由1:PC専用タイトルが携帯機で遊べる
PCでしかプレイできなかった名作ゲームやインディーズゲームの数々が、Valve「Steam Deck」に対応していればプレイ可能。
PCだとこのようにモニターなどの装置も必要ですが、Valve「Steam Deck」は本体1台で気軽に楽しめます。
また「Steam」は頻繁に大規模なセールを行っているので、気になるゲームがお得に手に入るかもしれません。
理由2:独自OSで“Apex”卓上プレイも快適
実際に遊んでみたところ、画質の粗さやカクつきなどはほぼなし。重さもさほど感じず操作性も快適で、時間を忘れて遊んでしまいました。
ベッドやソファでゴロゴロしながら遊ぶApexは格別でした!
注意:カフェなどの回線ではエラー表示が出ることも
携帯ゲーム機とはいえ、通信速度は重要です。カフェなどの回線ではエラー表示が出ることもあり、電波が弱い場所の対戦ゲームはやや難しい印象でした。オフラインゲームがおすすめです。
理由3:Steamユーザーにも大きなメリットがある
Valve「Steam Deck」はプラットフォームがPCなので、すでに「Steam」でゲームを購入しているユーザーはValve「Steam Deck」からログインしてダウンロードするだけで遊ぶことが可能。互換性の有無もひと目でわかります。
PCゲーマーにもオススメです。
積みゲーが解消できそうです!
PC・ゲーム系編集者オススメゲーム4選
おすすめ1:Vampire Survivors
「1回だけ」のつもりが気づいたら止まらない簡単操作のシューティングゲームです。
おすすめ2:Behind the Frame
ジブリアニメに影響を受けたセルアニメが特徴的なパズルアドベンチャーゲームです。
おすすめ3:Blasphemous
2Dドット絵グラフィックが目を引くダークなファンタジーアクションゲームです。
おすすめ4:Valheim
北欧神話とバイキング文化をモチーフとしたオープンワールドサバイバルゲームです。
ここは惜しい:テレビやモニターにつなぐと画質が荒く感じた
解像度は据え置きなので高画質なゲームは粗さが気になります。大画面で画質を重視しないゲームならアリです。
なお、モニターにつなぐなら別売りのドッキングステーションが必要です。
▼別売りのドッキングステーションはこちら
Valve
ドッキングステーション
実勢価格:1万4800円
サイズ:W117×D50.5×H29mm・約120g
Valve「Steam Deck」のレビューまとめ
以上、Valve「Steam Deck」の検証レビューでした。
最後に、おすすめポイントや残念ポイントをまとめてお伝えします。
▼テスト結果
- 総合評価 :A+(4.5/5点)
- 暮らし充実度:4.5/5点
▼おすすめポイント
- これ1台でPCゲームが遊べる
- 独自OSで最新ゲームもサクサク
▼残念ポイント
- 使用中の排熱とファンの音がやや気になる
- モニター接続時も解像度は据え置き
ゲーマー熱が再燃する神ハードのValve「Steam Deck」。今までのPCゲームの常識を覆す、革命的な一台といえます。ぜひ、チェックしてみてくださいね。
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