F1観戦の困りごとを解決してくれるのは?
世界最高峰のモータースポーツである、F1の日本グランプリ観戦。座ったB1席はホームストレートからS字コーナーまで広く見渡せるのが利点ですが、困ったことにコースからかなり遠いため、肉眼だとF1マシンが大豆くらい小さい……。
もうひとつ困ったのが、TV観戦と違いコースの一部しか見えていないため、レースの状況がわかりにくいことです。
そこで、出番となるのが今回持参したビクセンの防振双眼鏡「ATERA Ⅱ H10×21」とパナソニックの高感度ラジオ「RF-U156」です。
ここからは、その使いやすさを検証したレビューを順に解説していきます。
ビクセン「ATERA Ⅱ H10×21」
ビクセン
ATERA Ⅱ H10×21
(グレージュ)
実勢価格:8万2500円
サイズ:W13※×D10.7×H6.3cm(※シリコン見口付:13.7)
重量:358g(シリコン見口付372g/電池別)
倍率:10倍
ビクセン「ATERA Ⅱ H10×21」の倍率は10倍なので、F1マシンに貼られたステッカーの文字までハッキリ見えました。ただ、これだけなら安い双眼鏡でも可能なこと。
この機種のもうひとつの利点は防振機能で、片手で持ちながら超速いF1マシンの走行を追ってもブレないため、とても見やすかったです。しかも358gと軽いため、腕はまったく疲れませんでした。
防振機能があれば滑らかに見える
双眼鏡は手持ちなので、のぞいているとどうしても上下左右に細かいブレが出て、見えにくくなります。
▼防振OFF
※防振OFFの写真はイメージです
▼防振ON
ビクセン「ATERA Ⅱ H10×21」は防振モードをONにすると、細かいブレが消えて見やすくなります。約8万円でもあってよかったと思えた防振機能です。
本体を右に傾けてスイッチを入れると微小な揺れを吸収するモードに、左に傾けてスイッチを入れると大きな揺れを吸収するモードに。利用シーンに合わせて選べます。
モードはLEDランプでわかります。
パナソニック「RF-U156」
パナソニック
RF-U156
実勢価格:3255円
サイズ・重量:W155×D34×H88mm・250g(電池別)
スピーカー:6.5cm丸形(8Ω)
次はラジオです。実況や解説を行っているFM放送「PitーFM」が場内スピーカーから流れていますが、F1マシンの大音量で聴き取れないこともありました。
でもパナソニック「RF-U156」のおかげで、しっかり実況や解説を把握することができました。
クリアに聴こえる周波数が目で確認できるのが便利
ダイヤルを回して周波数が合うと、同調ランプが点灯してお知らせ。聞きながら調整をする手間がなくなります。目的の局を確実にとらえられます。
音楽とニュースそれぞれに合った音質で聴き取りやすい
切り替えスイッチによって、音楽とニュースをそれぞれの音質に合った聴きやすい音を出すことができます。
F1観戦のついでに海や山でも検証
鈴鹿でF1を観戦するついでに、伊勢志摩まで足を延ばして両機種を追加検証してきました。
ビクセン「ATERA Ⅱ H10×21」のおすすめポイントは?
ビクセン「ATERA Ⅱ H10×21は、防振機能の見やすさを再度実感。強風が吹いても視界がブレにくかったです。
普段は通り過ぎてしまうような海や森ですが、遠くの灯台や白波、鳥などを時間を忘れて観察してまいました。
肉眼だと遠くて見えない灯台も……
10倍双眼鏡だとこんなに見やすくなります。
ストラップやバッグで破損や傷つきを防ぐ
約8万円と高価なので、傷つきから守ってくれるストラップやトートバッグが付属なのもありがたい点です。
▼ストラップ
太いネックストラップを装着すれば、首に下げたまま移動できます。落とす心配もありません。
▼トートバッグ
付属のミニトートバッグ型ケースに本体を入れておけば、持ち運ぶときに本体が傷つきにくくなります。
見えにくい場所でもサッと取り出して使える
バードウォッチングでは、普段は見逃してしまう遠くの木に止まった鳥の姿も捉えられました。
水族館のアシカショーでは最後列に座ってしまいましたが、アシカの動きがよくわかり楽しめました。
パナソニック「RF-U156」のおすすめポイントは?
パナソニック「RF-U156」は、海岸でも地元のAM/FM局にしっかりチューニングでき、スピーカーでもイヤホンでも音楽やDJの声が明瞭に聴こえます。海辺でくつろぎながら地域FMを楽しめます。
イヤホンつきなので1人でも楽しめる
付属のモノラルイヤホンをつければ、周囲に気を使わずラジオが楽しめます。モノラルでも問題なく使えます。
アナログチューニング方式だけど狙ったラジオ局を簡単に選局できた
選局ダイヤルが大きめで溝もついているため回しやすく、同調ランプもついているため、狙った周波数に合わせやすかったです。
また、長さ10cmの大型フェライトアンテナを搭載。雑音が入ってるなと思ったときにこのアンテナを伸ばしたら、ハッキリした音声が聴こえました。アンテナの感度も良好です。
まとめ
以上、ビクセン「ATERA Ⅱ H10×21」とパナソニック「RF-U156」の紹介でした。最後にそれぞれの評価を発表します。
ビクセン「ATERA Ⅱ H10×21」
ビクセン
ATERA Ⅱ H10×21
(グレージュ)
実勢価格:8万2500円
サイズ:W13※×D10.7×H6.3cm(※シリコン見口付:13.7)
重量:358g(シリコン見口付372g/電池別)
倍率:10倍
総合評価:A+
パナソニック「RF-U156」
パナソニック
RF-U156
実勢価格:3255円
サイズ・重量:W155×D34×H88mm・250g(電池別)
スピーカー:6.5cm丸形(8Ω)
総合評価:A+
今回の検証で、双眼鏡は約8万円出してでも防振機能つきのほうがいいと実感。地方局が聴けるラジオもあると旅行の楽しさが増します。ぜひ、今回ご紹介した双眼鏡とラジオで普段とはひと味違った快適な旅行を楽しんでくださいね。
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