2022年のベストバイを発表! 「家電批評 オブ・ザ・イヤー」を解説
2022年も『家電批評』はさまざまな家電製品をテストしてきました。そこで1年の締めくくりとしてテストしてきた製品を振り返り、絶対におすすめしたいものをピックアップ。「家電批評 オブ・ザ・イヤー」として発表します。
この1年頑張った自分へのご褒美にも、大切な人へのギフトにもおすすめなベスト家電カタログです!
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今回は、「家電批評・オブ・ザ・イヤー2022」において、カメラ部門のなかのハイエンドミラーレス部門に選出されたキヤノン「EOS R3」と、20万円以下ミラーレス部門に選出された「EOS R7」です。
キヤノン「EOS R3」
キヤノン
EOS R3
実勢価格:79万9600円
サイズ・重量:W150.0×D87.2×H142.6mm・約1015g
2410万画素/6K60P/30コマ連写/フルサイズ
21年末までにソニー、ニコン、キヤノンから出揃ったフルサイズミラーレスのハイエンド機。『家電批評』2022年3月号で行った比較テストでは、キヤノン「EOS R3」が最高点だったものの、その差はわずかで甲乙つけ難いというものでした。
しかし、比較を担当した写真家の園部氏と編集部で一致したのは、革新性や先進性では「EOS R3」が一番だということ。わかりやすいのがAIを駆使した被写体認識。被写体認識は最近のトレンドですが、最も強力なのがキヤノンです。
特に動物の瞳認識は凄まじく、動物園や水族館で撮影すると驚くほどいろんな生物の目を検知し、撮影をアシストしてくれます。
「オブ・ザ・イヤー」を受賞した一番の理由とは?
難易度の高い撮影に挑める被写体認識AF!
キヤノンの被写体認識は人物、動物(犬/猫/鳥)、乗り物が対象。しかも、人物にしておけば第一に人物、第二に動物や乗り物を検出するというオールマイティな仕様です。
認識非対応の魚でも目を検出!
いじわるなテストとして、動物優先モードの対象外である魚を「EOS R3」で撮影しました。ソニーやニコンの最上位機種より魚の目を認識する頻度が明らかに高いです!
AFシステムが魚の形状を捉え続け、目を認識すると即座に目にピントを合わせようとしています。
こうした機能は本来、初心者こそ使いたいはず。キヤノンの凄みは他社と異なり20万円以下の「EOS R7」にも被写体認識を盛り込んだことです。
キヤノン「EOS R7」
キヤノン
EOS R7
実勢価格:19万332円
サイズ・重量:W132×D91.7×H90.4kmm・約612g
3250万画素/4K60/約30コマ連写/APS-C
キヤノン「EOS R7」は、20万円以下のミラーレスでは屈指の高性能機です。20万円に収めるためボディの作りに妥協が見られるものの、テストした写真家も「全方位に高次元で性能が調和している」と実力を高く評価しました!
「EOS R7」の被写体認識も「EOS R3」ベースで、『家電批評』2022年9月号で行ったテストでは鉄道や動物を安定して認識できていました。
しかも、手頃な超望遠ズームレンズも用意。ビギナーでも動物や乗り物など難しい撮影に挑める環境を整えています。
先ほどの製品写真で本体に装着しているレンズは「RF100-400mm F5.6-8 IS USM」。超望遠ズームでは破格の8万円台です。
ただし、レンズが暗く、R7も高感度に強いわけではないので、曇天下の動物園などISO感度が上がりやすい環境では画質に不満を感じるかもしれません。
以上、「家電批評 オブ・ザ・イヤー2022」において、カメラ部門のなかのハイエンドミラーレス部門に選出されたキヤノン「EOS R3」と、20万円以下ミラーレス部門に選出された「EOS R7」の紹介でした。
引き続き、ベストだった製品をご紹介していきますので、お楽しみに!
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