家電2022年のベストバイを発表!「家電批評 オブ・ザ・イヤー」を解説

2022年も『家電批評』はさまざまな家電製品をテストしてきました。そこで1年の締めくくりとしてテストしてきた製品を振り返り、絶対におすすめしたいものをピックアップ。「家電批評 オブ・ザ・イヤー」として発表します。

この1年頑張った自分へのご褒美にも、大切な人へのギフトにもおすすめなベスト家電カタログです!

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今回は、「家電批評・オブ・ザ・イヤー2022」においてベスト30にランクインした1台で天井照明と映写をこなして場所もとらないAladdin X「popIn Aladdin 2 Plus」​です。

家電Aladdin X「popIn Aladdin 2 Plus」​

Aladdin X「popIn Aladdin 2 Plus」​ イメージ
Aladdin X「popIn Aladdin 2 Plus」​ イメージ2

Aladdin X
popIn Aladdin 2 Plus
実勢価格:12万9800円

Aladdin X「popIn Aladdin 2 Plus」はプロジェクターと天井照明が合体した製品。天井照明の引掛シーリングから給電するので工事不要のうえ、プロジェクターにつきものだった、設置場所の確保が難しい、配線が邪魔になるといった問題も解決します。

Aladdin X「popIn Aladdin 2 Plus」は2018年に登場した初代の「popIn Aladdin」からすると3世代目のモデル。

前モデルの「popInAladdin 2」の700lmから900lmに輝度が向上、高速起動モードの搭載や、Wi-Fi6、Bluetooth5.0対応などのアップデートが行われています。

家電Aladdin X「popIn Aladdin 2 Plus」の特徴は?

セットアップは親切

セットアップは親切 イメージ

Aladdin X「popIn Aladdin 2 Plus」はフォーカスも台形補正も手動。丸いフォーカス指標がシャープに見えるまでリモコンを使ってフォーカスを調整します。

セットアップは親切 イメージ2

画面サイズ(インチ)を手軽に測る機能があり、便利です。

家電「オブ・ザ・イヤー」に選ばれた理由とは

テストでは競合製品のアンカー「Nebula Nova」と比較。非常にわずかな差でしたが、ベストバイに輝きました。プロジェクターの主目的である、映画視聴により適した画質・音質を発揮できたことが決め手となりました。ただし、アプリ周りの弱さは今後の改善を期待したいです。

【設置】狭い部屋での斜め投影が競合製品より有利

2製品とも投影距離はスペック上同じものの、壁からシーリングまで約135cmでは少しAladdin X「popIn Aladdin 2 Plus」が大きく投影できました。

正面投影のテスト結果

▼Aladdin X「popIn Aladdin 2 Plus」

投影距離180cmで約100インチ、下方シフト量100cm

▼Aladdin X「popIn Aladdin 2 Plus」 イメージ

▼アンカー「Nebula Nova」

投影距離180cmで約100インチ、下方シフト量108cm

▼アンカー「Nebula Nova」 イメージ

設置時には上下の投影位置調整も重要。実測ではアンカー「Nebula Nova」のほうがより下方に映像をシフトできますが、Aladdin X「popIn Aladdin 2 Plus」のほうがより上方へシフトできました(写真ではほぼ差がないように見えます)。

斜め投影のテスト結果

▼Aladdin X「popIn Aladdin 2 Plus」

投影距離135cmから右にシフト約72インチで表示

▼Aladdin X「popIn Aladdin 2 Plus」 イメージ

▼アンカー「Nebula Nova」

投影距離135cmから右にシフト約68.2インチで表示

▼アンカー「Nebula Nova」 イメージ

正面投影から壁の右端に映像が接するように斜め投影し、台形補正で歪みを補正しました。実測ではAladdin X「popIn Aladdin 2 Plus」の方が投影位置を上げられる分、大きく表示できたようです。

【画質】ホームシアターとして通用するレベル

【評価】

  • 暗い部屋での視聴:6/10点
  • 明るい部屋での視聴:8/10点
  • 合計点数:14/20点
  • 総合評価:★4.2

暗い部屋での視聴は、Aladdin X「popIn Aladdin 2」と比べると輝度の向上を実感。ただし照明がついた状態での使用はまだまだオススメできません。

明るい部屋で映画を観ると、きちんと黒が締まり質感もでていました。120インチ程度のフルHD映像としては解像度は十分です。

折原一也 氏
オーディオ&ビジュアルライター
折原一也 氏 のコメント

「popIn Aladdin 2 Plus」の映像処理は「ホームシアター」として通用するレベルでした。

【拡張性】外部入力ができる

Aladdinシリーズの特権が専用HDMIアダプター。フルHDで35fpsという制限はありますが、HDMI信号をWi-Fiでプロジェクターに転送できます。Fire TV Stickなどは十分実用的。

なお、Nintendo Switchを試したところ、RPGのような反応速度を問わないゲームなら、ある程度できました。

以上、「家電批評 オブ・ザ・イヤー2022」のベスト30にランクインしたシーリングプロジェクター、Aladdin X「popIn Aladdin 2 Plus」の紹介でした。引き続き、ベストだった製品をご紹介していきますので、お楽しみに!

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