書類整理&持ち運びがしやすいモバイルタイプのスキャナーはどっち?
モバイルタイプのスキャナーには「ハンディタイプ」と「差し込み式」があります。ハンディタイプはここ数年、新製品があまり登場しませんでしたが、サンワサプライが2022年に新製品を発売。
そこで、差し込み式のなかで、圧倒的な支持を集めているPFU「Scan Snap iX 100」と、ハンディタイプのサンワサプライの新製品「PSC-HS2BK」のどちらが書類整理と持ち運び用途で使いやすいかを比較しました。
それでは比較検証の結果、評価が高かった順に紹介します。
PFU「Scan Snap iX 100」
PFU
Scan Snap iX 100
実勢価格:2万6400円
サイズ・容量:W273×H36×D47.5mm・400g
読み取り方式:手挿入(連送可 : CDF)、片面読み取り、2ウェイペーパーパス(Uターンパス&ストレートパス)
▼テスト結果
- 画質 :◎
- スキャンしやすさ:◎
- 操作性 :◎
- 総合得点 :5/5点
検証の結果、PFU「Scan Snap iX 100」が圧勝。画質・操作性・スキャンしやすさのバランスがよく、A+評価でベストバイに選ばれました。
まずはスキャンのしやすさの比較。ハンディタイプのサンワサプライ「PSC-HS2BK」はスキャン時に用紙の傾きがわかりづらいのに対して、差し込み式のPFU「Scan Snap iX 100」は自動で傾きを修正。スタートボタンを押せばすぐに読み取れます。
また、ハンディタイプのサンワサプライ「PSC-HS2BK」は平坦な場所でしかスキャンできませんが、差し込み式のPFU「Scan Snap iX 100」はどこでもスキャンできるので、持ち運びに便利。
書類を整理することを考えても、PFU「Scan Snap iX 100」は多様なクラウドサービスと連携できるのもポイントです。
さらに、PFU「Scan Snap iX 100」はスーパーファインモードの読み取りでもシャープな画質で、書類整理には必要十分。パソコンやスマホとの接続も簡単でした。
紙の傾きを自動で修正してくれる
PFU「Scan Snap iX 100」は紙を挿入口に入れると、自動で傾きを修正。2つ折りにして両面をスキャンすれば、A3の見開きページも読み取れます。
クラウド連携ができる
PFU「Scan Snap iX 100」はPCやスマホを使わずに、直接クラウドサービスにデータを保存可能。対応クラウドサービスも豊富です。
サンワサプライ「PSC-HS2BK」
サンワサプライ
PSC-HS2BK
実勢価格:2万2000円
サイズ・容量:W258×H41×D34mm・約250g
読み取りセンサー:CIS
電源:単3乾電池×2
▼テスト結果
- 画質 :○
- スキャンしやすさ:△
- 操作性 :◎
- 総合得点 :4/5点
A評価のサンワサプライ「PSC-HS2BK」は、画質がややモヤッとしていて、スキャン時に、どこまで読み取れているのかわかりにくい印象でした。ただしSDカードに直接読み込めるので、接続の手間などが不要なのは魅力です。
スキャンのしにくさや、見開きA3用紙のスキャンに非対応など気になる点はあるものの、用途によってはとても重宝します。目的によっては選ぶのはありです。
ハンディタイプのおすすめ用途は雑誌や紙以外のスキャン
厚みがある雑誌や布など紙以外のもの、ダンボールや壁に貼ってある紙を直接読み取れます。これはハンディタイプならではの大きな特徴です。
ハンディタイプはスキャン時の傾きがわかりにくい
製品をスキャンしたい用紙に平行に置かないと、傾いたままスキャンされます。また、読み取る際に一定の速度で動かす必要があるのも若干手間です。
以上、仕事ツールとしてどちらがおすすめかという視点で、モバイルタイプのスキャナーを差し込み式のPFU「Scan Snap iX 100」とハンディタイプのサンワサプライ「PSC-HS2BK」で比較しました。
ハンディタイプの方が使いやすそうですが、書類整理や持ち運びで活用したいなら、差し込み式のPFU「Scan Snap iX 100」が圧倒的に便利でおすすめです。
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