最高のキャンプめしが作れる道具&お手軽レシピって?
青く澄んだ空の下で食べるアウトドア料理っておいしいですよね。小さくたたんで持ち運べる野外調理道具なら、気軽に開放的な場所に行ってアウトドア料理を楽しめます。
そこで、最高においしいキャンプめしを作れるおすすめの道具や、それらを使って作るお手軽レシピをプロに教わりました。
地味にスゴイ!固形燃料バーナーって?
ソロキャンプやひとり分の調理に最適なのが固形燃料バーナーです。
最初に強火になって、燃焼のピークをすぎると自然に火が弱火になっていくのが特徴。この自然な火加減の強弱を利用して、自動調理をするのが賢い使い方です。日帰りで短時間の滞在になるときや、夜中に小腹がすいて急ぎで何かを食べたいときなどに便利です。
キャンプでは、ゆっくり焚き火で調理をするのもいいものですが、目的やスケジュール次第では、固形燃料を使った自動調理で時短で食事をすませるのもアリ。すぐに火をつけられて、そこそこ火力もあります。
おすすめの固形燃料バーナーはこちら
エスビット
ポケットストーブスタンダード
(固形燃料:4g×20個付き)
実勢価格:1451円
収納サイズ:10.3×7.8×2.3cm
本体重量:85g
エスビット「ポケットストーブスタンダード」は、その名の通りコンパクトな形状で、パンツのポケットにすっぽりと入るのがいいところ。
軽量で燃料のゴミも出ないので、登山のおともにもおすすめです。
基本的な使い方
それでは、エスビット「ポケットストーブスタンダード」の基本的な使い方や注意点です。
1:フタの開き方を調節する
エスビット「ポケットストーブスタンダード」の場合、フタの部分がゴトクになるので、上にのせる調理器具のサイズに合わせて、開き具合を調節します。薄い素材なので、手や指を切ってしまわないよう注意しましょう。
▼大きい道具を乗せる場合の開き具合
▼小さい道具を乗せる場合の開き具合
2:固形燃料を中央に置く
中央に必要なサイズの固形燃料を置きます。これだけで準備完了。あとは火をつけるだけ。サッと準備できます。
3:固形燃料に火をつける
スチール製のテーブルなど水平が保てる安定した場所に置き、固形燃料に火を付けます。その際、ターボタイプのライターや柄が長いタイプのライターを使うと火をつけやすいです。
4:調理器具をのせる
調理する食材や液体を入れた調理道具を固形燃料バーナーの上に置きます。このとき安定して置けたかを確認しましょう。のせる調理器具は小さめの1人前サイズのものがちょうどいいです。
風が強い日は風防を使うと炎が安定する
固形燃料の炎は風の影響を受けやすいので、屋外で使うときは風防を使うと便利。風上側を覆い、炎に風があたらないようにすることで、固形燃料の炎が安定し、火力が保てます。
固形燃料で直火焼きはダメ!
固形燃料はメチルアルコールやヘキサミンなどといった化学物質でできているので、直火で食べ物を炙ったり焼いたりするのはNG。必ず調理道具を使うようにしてください。
こんな調理器具とも相性バッチリ
固形燃料バーナーは、食材をセットして着火すればあとは放置で簡単に自動料理ができちゃいます。続いては、そんな固形燃料バーナーと相性のいい調理器具を紹介します。
メスティン
固形燃料の火力を考えると、1合用、または2合用のメスティンがちょうどいいです。具材をいれて火を付けるだけの自動炊飯をしたり、スモーク料理を作ったりもできます。
ロースター
ロースターがあればあぶり焼きが楽しめます。バゲッドなどの小ぶりなパンを焼いたり、餅を焼くのに便利。めざしやスルメイカなどの干物などのあぶり焼きにも最適です。
ミニスキレット
100円ショップなどで売っているミニスキレットなど小さめサイズのものがちょうどいいです。肉を焼いたり、アヒージョなどを作りたいときに、オススメの組み合わせです。
ミニ鉄板
100円ショップなどで売っているミニ鉄板をのせるのにもちょうどいいサイズで相性抜群。ステーキ肉やソーセージなどを焼いたり、一人焼肉が十分に楽しめます。
調理時間にあわせて固形燃料を選ぼう
エスビット「ポケットストーブスタンダード」は、専用の固形燃料を収納できるのがいいところ。とくに4g×20個入りのものはぴったりフィットするサイズで、最小サイズで持ち運べて便利です。
▼5g×4個入と14g×3個を詰め合わせた様子
▼27g×1個と4g×4個を詰め合わせた様子
用途に合わせて何種類か詰め合わせが可能なので、お好みでカスタマイズして持って行きましょう。なお、車内での保管は安全のために避けてください。
▼専用の固形燃料はこちら
エスビット
ポケットストーブ用 専用固形燃料
実勢価格:520〜1380円
固形燃料スタンダード(4g×20個)、固形燃料5g×16個、固形燃料ミリタリー(14g×12個/14g×6個)、固形燃料27g×8個
使い勝手の良さは固形燃料一択
エスビット「ポケットストーブスタンダード」を使用する際、固形燃料の代わりに着火剤を使うのは、緊急時など以外はNG。
植物性のものは炎が大きく火加減調整が厳しく、ススがついて1個燃やしただけで調理器具が真っ黒コゲに。
エスビット「ポケットストーブスタンダード」だと、4gを1個燃やしたら底面に薄くコゲがついた程度でした。
着火剤を使用した場合
ウェーバー「NATURAL LIGHTER CUBES」の着火剤を使用したところ、炎が大きめにあがり、火力が安定しません。煙も多いです。最後は炭化したものが燃え残ります。
また、ジェルタイプの青雲商店「ニチネン製パック燃料 四角タイプ27g」は下に垂れる場合があるのでホイルを敷く必要があります。燃え残りが出るため、ゴミ処理が必要で面倒です。
▼テストした着火剤はこちら
ウェーバー(Weber)
NATURAL LIGHTER CUBES
実勢価格:890円
青雲商店
ニチネン製パック燃料 四角タイプ27g
12個入り
実勢価格:780円
100均でも固形燃料バーナーは買える
キャンドゥ
ミニストーブ
実勢価格:330円
キャンドゥ
固形燃料
20g×5個入
実勢価格:110円
固形燃料は100円ショップでも購入できます。固形燃料バーナーもエスビット「ポケットストーブスタンダード」にそっくりなものがあるので要チェックです。
精度にこだわらず、ノンブランドでも気にしない人にはありかもしれません。
以上、ソロキャンプやひとり分の調理におすすめな固形燃料バーナーの紹介でした。お湯を沸かすだけじゃなく地味に便利なので、キャンプ調理アイテムのひとつとして考えてみてください。
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固形燃料を使うときは換気にも注意しよう!