「謎」アマゾンって?
「謎」アマゾンとは、Amazonで売っている「なんやコレ?」な謎製品に雑誌『家電批評』が独断と偏見でつけた名前です。本連載では、そんな製品たちをイジって……あ、ガチレビューします!!
今月の「謎」アマゾン:スワニー「SpyraTwo」
スワニー
ハイテク電動ウォーターガン SpyraTwo
実勢価格:2万7980円
サイズ・重量:W668×D97cm×H239cm・約2.3kg(水がない状態)
Amazonのレビューは?
レビュー総数は、アマゾンを見た時点で1件/星評価は4。
レビューは1つもついていない、まさに謎の製品です。
いや、「
Nintendo Switch」買えちゃう値段じゃん!!
毎回余計な文章が多くて長いと苦情があるので、今回はさっそく本題へ。
今回扱うのは、約3万円の水鉄砲です。もう一度書きます、3万円です。3万円つったらあれです、「Nintendo Switch」がもうちょいで買えます。ちなみに僕は「Switch」の方がいいです(『カービィ』の最新作おもろかった)。
以上、では次回。
……と、これで原稿料をぼったくろうと思いましたが、流石に怒られるので、いつも通りここから余計な文章を書いていきます。
先に書いた通り、今回の謎製品は3万円の高級ハイテク水鉄砲。ぶっちゃけ水鉄砲なんて3000円でも高いと思います。
というか、今調べたら3000円で人気ゲーム『スプラトゥーン』モデルの水鉄砲を買えるみたいなので、そっちの方がはるかに子ども受けとか良さそうじゃないですか。
もっというと3万円出せば、どちらも中古でなら「Switch」本体と『スプラトゥーン』を買えるはず。それを考えると、3万円の水鉄砲にはよっぽどの付加価値が必要だと思うのですよ。
例えば、あの、えっと……すみません。水鉄砲について真剣に考えたことないので、何も思いつきませんでした。とりあえず、実際に使ってみてから考えましょう。
確かにハイテクといえばハイテク……かな
まず開封してぴっくりなのが、その大きさと重さ。
これ子ども向きじゃないでしょ……と思いきや、推奨年齢14才以上。でも、中学生がこれで遊ぶ? ちなみに、開発元の会社はドイツです。ドイツのティーンエイジャーはこれで遊んだりするんでしょうか?
見た目はなんというか、無料FPSゲームの初期武器っぽい、絶妙にダサい感じです。実際に見ると写真以上にプラスチック感が目立ちます。今のところ個人的には2000円ほどの水鉄砲といった印象です。
では、性能について見ていきましょうか。
まず大前提として、本製品はUSBで給電する電動式。
しかも、本体上部のディスプレイでバッテリー残量がわかる仕様です。さすが3万円。
最大の特徴は、給水が自動という点。
普通、水鉄砲と言ったらタンクを外したり本体に直接入れたりするのがメジャーじゃないですか。で、水道の勢いが強すぎて顔とかに水が跳ねまくって「ぎゃー!!」ってなるのが夏の風物詩なのですが、本製品はそんなものとは無縁。
銃口の先を水につけ、トリガーを押せば自動で満水になります。給水の割合(%表示)もディスプレイに表示されるし、さすがハイテク。
ちなみにタンク容量は750ml。そのため満水だと本体とあわせて、結構ずっしりきます。両手持ち推奨ですね。
肝心のショットについて。トリガーを引いて発射するのですが、「バシャっ」という音とともに、水の塊が放たれます。発射時に反動みたいなものがあり、ちょっと楽しい。ちなみに飛距離は7・1メートル(実測値)ほどです。
満水で打てる回数は大体20回ほどでした(水の残量もディスプレイでわかる)。
威力については塊を撃つためか結構あるみたいで、至近距離から地面(踏み固まった公園の土)に撃ったら、地面が5cmほどえぐれ、ドロが飛び散ってえらいことになりました。さすが14歳以上対象。
あと「チャージショット」なるものがあり、これで撃つと通常の3倍の水量が発射されます。こちらも特殊攻撃みたいな感じで、ちょっと楽しい。このショットの場合、飛距離は9メートル(実測値)ほどといった感じです。
友だちが持ってたら遊びたくなる……かもしれん
欠点は、タンクが独立していないことでしょうか。
水を抜くためには、撃ち切って中身を空っぽにする必要があります。また、電動式なので例えばプールに浸かったまま遊ぶとか、水浸しになる環境では使えなさそう。
アマゾンの販売ページを見ると「グループに別れて戦略的なチーム戦」といった文言があるので、アウトドアシーンなどで、サバゲー的な遊びで使うといいでしょう。
ただ2つ買い揃えるとなると、「Switch」どころか「PS5」買えちゃうけどね! 個人的にはPS5の方が……(以下、略)。
あと、あれです。威力があるので、これはあくまで僕が洋画とかで観ただけなのですが、ワイシャツを着せた水着ギャルに撃ってスケスケとか、そういう風な使い方は厳しいかと。女の子が嫌がると思うので。
重ね重ねですが、これは洋画でそういうシーンを見ただけで、決してそういうお店のイベントに行って追加料金を払い、ドンキで買える水鉄砲でそういういかがわしいことをしたとか、僕の番が来たら女の子が変わってテンション下がったとか、そういうわけではないんで誤解はしないでください。
まとめ:3万円は高いけど、まあ楽しいのは楽しいか!
結論ですが、まぁ楽しいけど3万円払うかと言われたら「うーん」という感じです。
友だちが持ってたら、「えっ、これ3万円すんの? お前まじ、おかしいんじゃねーの!?」とか言って、結局楽しく遊んじゃったりすると思いますが。「ちょっと一発だけ撃たせて!」とか、言ってみたりね。
まぁ、それくらいのテンションということで。
あと、どうでもいい話ですが文章中にやたら『スプラトゥーン』と書いてるけど、実際は2回くらいしかやったことがありません。
個人的には『スプラトゥーン』より、『どうぶつの森』で島をセコセコ整備しているのが楽しいので。あとカービィの最新作はポヨポヨ感が増しててまじ最高。
では、また次回。