ウェッジの種類と特徴を知ろう
ウェッジには大きく分けて4種類あります。それぞれの違いと特性を把握し、ウェッジ選びの参考にしましょう。
ピッチショット向き「ピッチングウェッジ(PW)」
「ピッチングウェッジ」は、グリーン周辺で使う機会の多いウェッジです。ボールを高く上げ、グリーン上で止めるアプローチショットや、ランニングアプローチで使います。
ピッチングウェッジは、アイアンセットに含まれていることが多いので、すでに持っている人も多いでしょう。
持っているピッチングウェッジを基準にして、追加するウェッジを検討するのがおすすめです。
ピッチ&ラン向き「アプローチウェッジ(AW)」
「アプローチウェッジ」も、ピッチングウェッジ同様グリーン周りで使う機会の多いウェッジです。ピッチングウェッジよりも飛距離が短いので、グリーン上でピンに寄せる際に使用します。
半分上げて半分転がすピッチ&ランに向いています。アプローチウェッジを選ぶときは、自分の持っているピッチングウェッジとサンドウェッジの中間にあたる角度のものを選びましょう。
バンカーショット向き「サンドウェッジ(SW)」
「サンドウェッジ」はソールが厚めに作られているのが特徴で、主にバンカーショットで使用します。
ほかにも、深い芝のような悪条件なラフから打ち上げるときや、スピンをかけてピンを狙うときに使います。
バンカーから出しやすい設計ゆえ、フェアウェイからのアプローチが苦手です。
ボールを高く上げたいときは「ロブウェッジ(LW)」
「ロブウェッジ」は、ボールを高く上げるために設計されたウェッジです。慣れるまでは意図しない高さまで上がってしまうなど、扱いにくさを感じる人も多くいます。
上級者になると、高速グリーンや砲台グリーンでロブウェッジを使うケースもあります。ロブウェッジはコントロール力が必要なので、サンドウェッジが上手に扱える中級者程度の腕前になってから、用意するとよいでしょう。
ウェッジの選び方はどこに注目する?
それぞれ特徴があるウェッジですが、自分に合ったものはどこに注目して選べばよいのでしょうか。初心者が注目すべきウェッジのスペックについて解説します。
飛距離や弾道の高さに影響するロフト角
ウェッジのロフト角は、飛距離や弾道の高さに大きく影響します。ロフト角が大きいと高い弾道に、小さいと低い弾道になることを把握しておきましょう。
<ピッチングウェッジ(PW)>
・ロフト角:約44~47度
・飛距離:100ヤード前後
<アプローチウェッジ(AW)>
・ロフト角:約48~53度
・飛距離:90ヤード前後
<サンドウェッジ(SW)>
・ロフト角:約56~58度
・飛距離:80ヤード前後
<ロブウェッジ(LW)>
・ロフト角:60度以上
・飛距離:50~70ヤード
購入する際は、それぞれのウェッジ同士のバランスを考えて、選ぶ必要があります。
例えば、アプローチウェッジを選ぶときは、持っているピッチングウェッジとサンドウェッジの角度を考えて、中間程度のロフト角を選ぶとバランスがよいでしょう。
バウンス角はスイングタイプで選ぶ
「バウンス角」は、ソール面に沿った角度と、地面に沿った平行なラインにできる角度のことです。アプローチでダフリが多い人やバンカーが苦手な人に向いています。
12~18度の「ハイバウンス」は、芝の上でヘッドがよく滑るため、ヘッドが潜ってしまうようなミスが起きにくくなります。
バウンス角が0~8度のものが「ローバウンス」で、ソールの出っ張りが少ない分、操作性が高く、フェースを開いたロブショットも可能です。技術力が求められるため、上級者向きといえるでしょう。
シャフトは素材と重さに注目
ほとんどのウェッジは購入するときに『シャフト』が選べます。シャフトとはゴルフクラブの柄で、素材によって重量が違います。
『カーボンシャフト』は、軽量でスイング時にしなりを感じることができ、飛びやすいという特徴があります。『スチールシャフト』は、カーボンシャフトに比べて重量があり、ねじれに強いためヘッドがぶれにくい仕様です。
初心者の場合、ウェッジのシャフトは、持っているアイアンセットと同素材にするのがおすすめです。素材の異なるシャフトにすると、アイアンとウェッジの重さが変わってしまい、ミスを起こしやすくなることがあります。
初心者は大きめヘッドと幅広ソールで安定感重視
ウェッジ選びの際は、安定感を意識したものを選ぶのがおすすめです。
ヘッドが大きいものは、その分スイートエリアも広いため、正しく打てる確率は高まります。
また、幅広ソールのウェッジは、接地面が大きくなることで、バンカーでのダフリが減らせます。少しでも抵抗を押さえて抜けをよくしたいなら、丸みのある形状を選ぶなど調整するとよいでしょう。
2022年モデルおすすめウェッジ
2022年に発売された、最新モデルのウェッジです。中上級者向けのものと、初心者におすすめのやさしいウェッジを紹介します。
TITLEIST「ボーケイ・デザイン SM9 ウェッジ」
※画像はAmazonより
TITLEIST
ボーケイ・デザイン SM9 ウェッジ
実勢価格:1万9800円
ロフト角:46・48・50・52・54・56・58・60・62度
バウンス角:4・8・10・12・14度
ヘッド素材:軟鉄
シャフト:BV105・N.S.PRO 950GH neo・Dynamic Goldより選択可
『ボーケイ・デザイン SM9 ウェッジ』は、多くのゴルフプレーヤーが愛用するボーケイ・デザインウェッジの新作です。ウェッジデザインの巨匠『ボブ・ボーケイ』のこだわりや最先端の技術が詰まっています。
ウェッジの性能を決めるソールグラインド形状にこだわり、豊富なグラインドが用意されています。ツアープレーヤーのフィードバックを活かし、構えやすい設計です。
ヘッド内部の比重差により、ミスヒット時の振動や打音のムラがありません。フェースのどこで当たっても、やわらかい軟鉄の感触が残ります。振り心地とヘッドの動きがバッチリ合い振りやすいウェッジです
コントロール性が向上し、弾道の精度を高めるだけでなく、心地よいフィーリングを体感できます。
FOURTEEN「DJ-5 BK」
※画像はAmazonより
FOURTEEN
DJ-5 BK
実勢価格:1万9800円
ロフト角:44・46・48・50・52・54・56・58・60度
バウンス角:4・6・8度
ヘッド素材:S20C軟鉄鍛造(超高精度・ミラー鍛造スコアラインフェース)
シャフト:N.S.PRO DS-91wBK スチールシャフト(WEDGE/96g)
『DJ』はやさしさと使いやすさを追求した、アマチュアゴルファー向けのブランドです。最新作『DJ-5』は従来のモデルに、リンクブレード設計や新ユニバーサルソールを加えました。
リンクブレード設計は、スイートエリアの領域を広げ、ぶれにくいことが特徴です。
新ユニバーサルソールは、リーディングエッジが地面に刺さるざっくりミスを解消し、ウェッジ本来の使いやすさを損なわないように開発されました。
打ち込んでも刺さらず、振り抜きもよいやさしさを実現しており、初心者に向いています。
一般からプロまで人気のメーカーCallaway
Callawayはアメリカカリフォルニア州に本社を置く、人気ゴルフメーカーです。
契約プロに石川遼選手・深堀圭一郎選手・上田桃子選手などがいるだけでなく、アマチュアゴルファーにも人気があります。
Callaway「JAWS FORGED ウェッジ ツアーバージョン
」
※画像は楽天より
Callaway
JAWS FORGED ウェッジ ツアーバージョン
実勢価格:2万1120円より
ロフト角:56・60度
バウンス角:12・10度
ヘッド素材:軟鉄
シャフト:DYNAMIC GOLD S200 ・N.S.PRO MODUS3 TOUR 105 、N.S.PRO 950GH NEO (S)より選択可
石川遼選手が愛用する、狭いピッチ幅が特徴の1本です。構えたときにショットのイメージがしっかりと描けるよう、20Vグルーブというたくさんの溝が刻まれたフェイスを採用しています。
軟鉄鋳造ウェッジなので、心地よい独特の打感です。ストレートに設計されたリーディングエッジに対し、ヘッドとシャフトがなめらかに接合されているので、正しいアドレスで構えることができます。
50度と60度でフェース裏の厚みを変え、最適な位置に重心がくるように設計されており、安定して打つことが可能です。
Callaway「JAWS MD5」
※画像はAmazonより
Callaway
JAWS MD5
実勢価格:2万240円より
ロフト角:46・48・50・52・54・56・58・60・64度
バウンス角:8・10・12度
ヘッド素材:軟鉄
シャフト:DYNAMIC GOLD S200 ・N.S.PRO MODUS3 TOUR 105 (S)・N.S.PRO 950GH NEO (S)より選択可
力強くボールに食らいつく溝という発想から『JAWS』と命名されたウェッジです。フェースに対し鋭角に掘られた『37Vグルーブ』の溝により、どんなスイングでも安定したスピン性能を実現しました。
フェース表面には『NEWマイクロフィーチャー』が採用され、摩擦係数が向上しています。37Vグルーブの性能と併せて、安定したアプローチショットが可能です。
あらゆるシーンに対応できるよう、オーソドックスな形状からワイドな形状、フェースを開きやすい形状、フックしやすい形状と好みによって4種類から選べます。
Callaway「MACK DADDY CB ウェッジ」
※画像は楽天より
Callaway
MACK DADDY CB ウェッジ
実勢価格:1万6445円より
ロフト角:46・48・50・52・54・56・58・60度
バウンス角:10・12・14度
ヘッド素材:ステンレス
シャフト:N.S.PRO Zelos7スチールシャフト(S)・N.S.PRO950GH neoスチールシャフト(S)より選択可
大きめのヘッドにキャビティバックを採用し、やさしさを追求したウェッジです。アドレス時に安心感をもたらし、ミスヒットに強いので、初心者やウェッジが苦手な人に向いています。
ロフト角54度以上の『MACK DADDY CB ウェッジ』には、JAWS ウェッジ同様『37Vグルーブ』が採用されています。そのため初心者でも、あらゆる状況で大きなスピンを入れることが可能です。
ウェッジを使用する状況を考えて設計されており、バウンス角が大きいため、抜けがよい設計です。
逆に、サンドやロブウェッジ系のロフトは、バウンス角を大きく取り、バンカーショットや深いラフからの打ち出しがしやすくなっています。
信頼性が高く人気のメーカーCleveland Golf
伝統的な美しい形状と最先端技術を両立させた、高いパフォーマンス性を持つウェッジが特徴のメーカーです。
中上級者向けのものと、初心者にやさしいものを紹介します。
Cleveland Golf 「RTX FULL-FACE ウェッジ」
※画像は楽天より
Cleveland Golf
RTX FULL-FACE ウェッジ
実勢価格:1万4630円より
ロフト角:50・52・54・56・58・60・64度
バウンス角:9度
ヘッド素材:軟鉄
シャフト:ダイナミックゴールドシャフト・N.S.PRO 950GH スチールシャフトより選択可
どの打点でも強くスピンがかかるように、『Golf RTX FULL-FACE』史上最も深い溝を配置したウェッジです。『ZIPCOREテクノロジー』採用で、ヘッドの先にボールがあたっても、安定してスピンがかかります。
C型ソールに、シャフト側を低くヘッドの先を高くした設計なので、フェースを上に向けやすいことが特徴です。
ヘッドの先が重くなり、重心が打点に近いため、振り抜きしゃすくなっています。初速が安定し、バックスピンがしっかりかかるので、思い通りのコントロールショットが実現します。
Cleveland Golf 「RTX ZIPCORE ツアーサテン ウェッジ」
※画像はAmazonより
Cleveland Golf
RTX ZIPCORE ツアーサテン ウェッジ
実勢価格:1万3860円
ロフト角:46・48・50・52・54・56・58・60度
バウンス角:6・10・12度
ヘッド素材:軟鉄
シャフト:ダイナミックゴールドシャフト・N.S.PRO 950GH スチールシャフト・N.S.PRO MODUS3 TOUR120 スチールシャフトより選択可
ボール初速とスピン量を安定させるため、フェース全面に溝を配した、上級者向けのウェッジです。
高精度の溝設計で、ラフやウェット時のスピン性能が向上しています。溝の本数を増量しているので、スピンコントロール性能も優れています。
ネックにセラミックピンを搭載した『ZIPCOREテクノロジー』によって打点と重心の位置が近くなり、ぶれずに安定したコントロールが可能です。
正確なショットが必要な56・58・60度には、3種類のグラインドが用意されています。
Cleveland GOLF「ウェッジ RTX DEEP FORGED」
※画像はAmazonより
Cleveland GOLF
RTX DEEP FORGED
実勢価格:1万5578円より
ロフト角:48・50・52・54・56・58・60度
バウンス角:10・12度
ヘッド素材:軟鉄
シャフト:ダイナミックゴールドシャフト・N.S.PRO MODUS3 TOUR105 スチールシャフトから選択可
大きめヘッドと幅広ソールがやさしいウェッジです。ダフリやざっくりに対する寛容性が上がっており、中級者やアベレージゴルファーに向いています。
従来モデルに比べ打点部を3mm厚くしヘッド素材を特殊熱処理することで、フィット感のある打感が味わえます。
Cleveland GOLF「スマートソール 4 TYPE-C」
※画像はAmazonより
Cleveland GOLF
スマートソール 4 TYPE-C
実勢価格:1万291円
ロフト角:42・50・58度
バウンス角:1・4度
ヘッド素材:ステンレス
シャフト:(メンズ)スマートソールスチールシャフト
打点と重心の位置が近い『フィールバランシングテクノロジー』採用で、打点のバラつきに対する許容性を高めたウェッジです。
大きめヘッドのキャビティ構造でフィーリングが合いやすく、思い通りのコントロールが可能になります。
一般的なウェッジに比べて幅の広いソールが、バウンス効果をもたらします。ミスショットやダフリを少なくしたい人に向いています。
高級感漂うおすすめウェッジ
高いデザイン性と、こだわりの設計が特徴のウェッジです。
幅広いゴルファーに人気のTaylor Made Golfと、ゴルフクラブ製造に長い歴史を持つMIZUNOのウェッジを紹介します。
Taylor Made Golf「ウェッジ MG3」
※画像は楽天より
Taylor Made Golf
ウェッジ MG3
実勢価格:1万8710円より
ロフト角:46・50・52・54・56・58・60度
バウンス角:8・9・10・11・12・14度
ヘッド素材:軟鉄
シャフト:Dynamic Gold [HT LABEL] (S200)・N.S.PRO® MODUS3 TOUR 105 (S)より選択可
溝間にバー上の突起を搭載した、新開発の『レイズドマイクロリブ』テクノロジーにより、グリーン周りでも精度の高いショットが可能なウェッジです。
ノンメッキにより溝が削り出したままになっているため、スピン量が安定します。
ソールの形状に精密加工技術を採用しているため、ショット時の抜けのよさがあります。重心がフェース中央部分にくるよう、番手ごとにトゥ側の厚さが調整されているのも特長です。
ネックの長さも番手ごとに変えてあるため、心地よい打感と打音を実感しながら、正確なショットを狙えます。
MIZUNO「ゴルフクラブ T22 ウェッジ サテン仕上げ」
※画像はAmazonより
MIZUNO
T22 ウェッジ サテン仕上げ
実勢価格:2万2000円
ロフト角:48・50・52・54・56・58・60度
バウンス角:6・7・8・9・10・12・14・16度
ヘッド素材:軟鉄
シャフト:Dynamic Gold HT スチールシャフト
ツアーからのフィードバックを機能に取り入れた、中上級者向けのウェッジです。自分のプレイスタイルや求める操作性で、ソール部分のデザインは4種類から合ったものを選ぶことができます。
ロフトは『ハイドロフローマイクログルーブ』設計で、雨天時でも水を効率よく排水します。MIZUNO独自の鋳造製法で、独特の打球音と打感が体感できるでしょう。
狙い目!過去モデルおすすめウェッジ
新型モデルのウェッジが次々と発売されていますが、過去モデルにも優秀なウェッジが多くあります。最新モデルに引けを取らない性能のウェッジを紹介します。
BRIDGESTONE「TOUR B BRM HF ウェッジ」
※画像はAmazonより
BRIDGESTONE
TOUR B BRM HF ウェッジ
実勢価格:1万6170円より
ロフト角:48・50・52・56・58度
バウンス角:8・10・12度
ヘッド素材:軟鉄(S20C)・純チタン・セラミック
シャフト:MCI B65 シャフト(カーボン)・N.S.PRO MODUS3 TOUR105 シャフト(スチール)・N.S.PRO 950GH neo シャフト(スチール)より選択可
溝とピッチを改良し、溝と溝の間にギザギザの凸部を配置する『バイティングレールミルド』を採用したウェッジです。しっかりとボールに食いつき、優れたスピン性能を実現します。
ヘッド内部は二つの素材を組み合わせた、安定感のある設計です。セラミックコアの配置位置は番手別に調整されており、安定したアプローチに近づけます。
ロフトごとにソールデザインが変えられており、番手ごとに求められる許容性に最適化した設計です。
TITLEIST「ボーケイ・デザイン SM8 ウェッジ」
※画像はAmazonより
TITLEIST
ボーケイ・デザイン SM8 ウェッジ
実勢価格:1万5872円から
ロフト角:46・48・50・52・54・56・58・60・62度
バウンス角:4・8・10・12・14度
ヘッド素材:軟鉄
シャフト:Dynamic Gold・N.S.PRO 950GH neo・N.S.PRO MODUS3 TOUR 105より選択可
グルーブ設計とパラレルミーニングなど、溝にボーケイ独自の技術を採用しており、安定したスピンをかけやすいウェッジです。インパクトに安定性があり、飛距離と弾道をしっかり狙うことができます。
ヘッドの重心と打点をマッチングさせる『プログレッシブCGデザイン』により、高さを変えずに重心をフェース前方に押し出すことが可能です。
思い通りのアプローチを打ちたい、中上級者に向いています。
Kasco「ドルフィンウェッジ ストレートネックタイプ メンズ DW-118」
※画像はAmazonより
Kasco
ドルフィンウェッジ ストレートネックタイプ メンズ DW-118
実勢価格:1万1981円より
ロフト角:48・50・52・56・58・60・64度
バウンス角:5・7度
ヘッド素材:軟鉄
シャフト:N.S.PRO 950 GH・Dolphin DP-151・N.S.PRO MODUS3 TOUR120より選択可
『ドルフィンウェッジ DW-118』は、バンカーが苦手な人向けに作られたウェッジです。やさしさと抜けのよさを追求したソールは操作性が高く、フェースを開いて打つことが苦手な人にもおすすめです。
不要な抵抗がないトゥに、バンス角を付ける山型ソール形状を採用した『クアッドソール』です。ダフらず刺さらないソールで、スイングが安定しない初心者でも簡単に取り扱いができます。
FOURTEEN「ウェッジ RM-4」
※画像はAmazonより
FOURTEEN
ウェッジ RM-4
実勢価格:2万1120円
ロフト角:46・48・50・52・54・56・58・60度
バウンス角:7・8・10・11・12・14度
ヘッド素材:軟鉄
シャフト:N.S.PRO TS-114w・N.S.PRO TS-101wより選択可
高精度な独自構造で、ドライやウェットなどさまざまな状況下でも安定したショットがかなうウェッジです。平面精度の高い鏡面ミーリングフェースと精密に彫刻された溝により、スピン性を向上します。
46~54度はトゥ側を厚くしており、ミスが起きにくくフルショットで使いやすい設計です。ヒール側が厚い56~60度は、アプローチショットに向いています。
レフティ向けのおすすめウェッジ
ゴルフクラブは、左利き用のものも多く発売されています。左利き向けのおすすめウェッジを集めました。
Cleveland Golf 「RTX ZIPCORE ツアーサテン ウェッジ レフティ」
※画像はAmazonより
Cleveland Golf
RTX ZIPCORE ツアーサテン ウェッジ レフティ
実勢価格:1万5400円
ロフト角:46・48・50・52・54・56・58・60度
バウンス角:6・10・12度
ヘッド素材:軟鉄
シャフト:DynamicGold/X100・DynamicGold/S200より選択可
『Golf RTX ZIPCORE ツアーサテン ウェッジ』と同性能の、左利き用ウェッジです。ネック部にセラミックピンを入れることで安定性が高まる『ZIPCOREテクノロジー』を採用しています。
フェース全面に溝が配してあるので、ボール初速とスピン量が安定することが特徴です。高精度な溝設計で、溝の本数が増やしてあるため、スピン性能とスピンコントロール性能が優れています。
TITLEIST「ボーケイ・デザイン SM9 ウェッジ レフティ」
※画像はAmazonより
TITLEIST
ボーケイ・デザイン SM9 ウェッジ レフティ
実勢価格:2万2000円より
ロフト角:46・48・50・52・54・56・58・60度
バウンス角:10・12・14度
ヘッド素材:軟鉄
シャフト:Dynamic Gold・BV105・N.S.PRO 950GH neoから選択可
ロフト別の最適重心設計『プログレッシブCG』により、弾道の高さを調整しやすい、『ボーケイ・デザイン SM9』の左利き用ウェッジです。
ロフト角とグラインドに合わせ、浅重心設計を最適化してあるので、インパクト時にヘッドがぶれません。
溝のエッジ付近は、精密な金属加工技術でフェース平滑性が高められており、摩擦力がアップしています。どのような状況で打っても、安定したスピン性能を発揮し、狙った場所にボールを止めることが可能です。
女性向けのおすすめウェッジ
ゴルフを始めたての女性に向いているウェッジです。ダフリに強く、やさしい性能のものを紹介します。
TEAM TOHO「匠 女性用ウェッジ」
※画像は楽天より
TEAM TOHO
匠 女性用ウェッジ
実勢価格:7700円より
ロフト角:46・50・52・54・56・58・60・62度
バウンス角:8・10・12・13・14・16度
ヘッド素材:記載なし
シャフト:スチール(L)・カーボン(L)・女性仕様ゼロス7(R)・女性仕様カーボン(R)より選択可
大手メーカーのクラブを製造してきた『東邦ゴルフ』が、培ってきた技術を集約して製作したウェッジです。
芯にあたらずトップやダフリが多い人や、バンカーに苦手意識を持っている女性に向いています。
精密なヘアーライン加工でフラットに仕上げられたフェースと、グルーブの表面面積を通常のウェッジと比べて30%拡大していることで、スピン量が安定していることが特徴です。
スコアーラインは3.4mm間隔で、幅0.7mm・深さ0.5mmの彫刻が施されており、強いスピンが可能です。
Cleveland Golf 「スマートソール 4 TYPE-C レディース」
※画像は楽天より
Cleveland Golf
スマートソール 4 TYPE-C レディース
実勢価格:9295円より
ロフト角:42・50・58度
バウンス角:1・4度
ヘッド素材:ステンレス
シャフト:(レディス)アクション ウルトラライト 50カーボンシャフト
一般的なウェッジに比べソールを幅広にすることで、少々ダフっても地面に刺さりにくい設計のウェッジです。グリーン周りのミスショットをなくしたい女性に向いています。
大きなキャビティ構造と、ヘッド重心を打点位置に近づけた『フィールバランシングテクノロジー』の採用で、打点のブレを防ぎます。
距離をコントロールしやすく、カップに寄せやすいため、アプローチが安定します。
Kasco「ドルフィン ウェッジ レディス DW-116」
※画像はAmazonより
Kasco
ドルフィン ウェッジ レディス DW-116
実勢価格:1万9536円
ロフト角:50・52・56・58度
バウンス角:センター7・9度
ヘッド素材:軟鉄
シャフト:Dolphin DP-151 レディス
どんな状況でも抜けがよい『ドルフィンボール』を採用したウェッジです。フェースバック方向にラウンドと角度が付けてあるので、開いて構えたときにソール全体が機能します。
幅広の溝がフェースとソールの境界線付近まで、最大本数入れられています。『逆さ富士型溝』のエッジ角を番手ごとに変えており、使う状況に合わせてスピンをかけやすくした設計です。
トップブレードに厚みを持たせ、高重心設計にしてあるため、開いて構えてもスクエアに構えても、トップラインに変化がほとんどありません。グリーン周りでダフりやすい人に向いています。
まとめ
ウェッジは大きく分けて4種類あり、ロフト角によって『ピッチングウェッジ』『アプローチウェッジ』『サンドウェッジ』『ロブウェッジ』と分けられます。
初心者には大きめヘッドと幅広ソールの、安定感重視のウェッジがおすすめです。ヘッドの抜けが悪い、ヘッドが跳ねるなどのデメリットがあるものの、ざっくりミスやバンカーでのダフリを減らすやさしさがあります。
自分に合ったウェッジを見つけて、ゴルフの腕前上達を目指しましょう。