アウトドアアオリイカ釣りに最適なエギが知りたい!

アオリイカ釣りに最適なエギが知りたい! エギおすすめ イメージ

エギングとは、上の写真の「エギ」と呼ばれるルアーを使って主にアオリイカを狙う釣りのことです。エギは「餌木」という昔からある漁具を進化させたものです。

アオリイカ釣りに最適なエギが知りたい! エギおすすめ イメージ2

エギングのメインターゲットはアオリイカですが、他にもコウイカ(写真)やケンサキイカなど、さまざまなイカを釣ることができます。

エギングにはショアエギングとティップランエギングの2種類ある

エギングは堤防や磯、海岸などの岸から狙う「ショアエギング」(ノーマルエギング)ボートや船から狙う「ティップランエギング」の2種類があります。

ショアエギングで必要な道具は?

どちらもタックル(道具)はじつにシンプルですが、ここではショアエギングのタックルを紹介しておきましょう。

ショアエギングで必要な道具は? エギおすすめ イメージ

基本的に必要な物はロッド(竿)、リール、ライン、ショックリーダー、エギの4つ。釣り道具がシンプルなので、初心者でも始めやすいのが「エギング」の特徴です。

アウトドア初心者向けエギを専門家とテスト

初心者向けエギを専門家とテスト エギおすすめ イメージ

今回は初心者向けにおすすめの「ベーシックタイプ」、「3.5号」に統一して10製品をピックアップ

検証は釣り歴30年のベテランテスター・山口剛氏とスタッフで、実釣や細部のチェックなどを行い、ショアエギング向けとティップランエギング向けエギをランキング化しました。採点基準は以下の通りです。

検証1:扱いやすさ(配点40点)

初心者でも使いやすいか、遠投性能はどうか。フォールの姿勢の安定性、シャクリやすいかどうかなど、使い勝手全般をチェックしました。

検証2:作り(配点40点)

フィンやカンナ、シンカーなどの細部の作り、またアオリイカにアピールするための工夫はどうかなどをチェックしました。

検証3:コスパ(配点20点)

扱いやすさと作りを判断した上で、価格と性能が釣り合っているかどうかをチェック。また商品自体を手に入れやすいかどうかも評価に加味しました。

アウトドアショアエギング向けエギのおすすめランキング

雑誌「MONOQLO」がエギの比較検証をプロと一緒に行ったところ、ショアエギング向け1位はヤマシタのエギ王 K ベーシック 3.5号 22g」でした。また、ティップランエギング向け1位はヤマシタの「エギ王 TR サーチ」でした。

ランキングは項目名で並び替えられます
商品
第1位
ヤマシタエギ王 K ベーシック 3.5号 22g
エギおすすめ ヤマシタ エギ王 K ベーシック 3.5号 22g  イメージ
4.80
22g(3.5号)
3.0秒/m(約)
#005 ムラムラチェリー
2.5、3、3.5、4号
第2位
ダイワエメラルダス ステイRV ルアー
エギおすすめ ダイワ エメラルダス ステイRV ルアー イメージ
4.75
25g(3.5号)
3.75秒/m
ケイムラ オレンジエビ
3、3.5、4号
第3位
デュエルLQ(レンズ 透明布巻)
エギおすすめ デュエル LQ(レンズ 透明布巻) イメージ
4.70
20g(3.5号)
3.0 秒/m(約)
ゴーストオーロライワシ
2.5、3、3.5号
シマノセフィア クリンチ フラッシュブースト 3.5号 QE-X35U
エギおすすめ シマノ セフィア クリンチ フラッシュブースト 3.5号 QE-X35U イメージ
4.65
19g(3.5号)
3.7秒/m(約)
002 Fライムブルー
メジャークラフト 餌木蔵
エギおすすめ メジャークラフト  餌木蔵 イメージ
4.60
21g(3.5号)
3.4~3.6秒/m(約)
#18 ケイムラピンク
2.5、3、3.5号

第1位【1位】ヤマシタ「エギ王 K ベーシック 3.5号 22g」

  • ヤマシタエギ王 K ベーシック 3.5号 22g
  • 最安価格: ¥1,039

総合評価: 4.80

 
扱いやすさ
 4.88
作り
 4.88
コスパ
 4.50

ショアエギング向けエギのおすすめランキングの1位は、エギ王 K ベーシック 3.5号 22g」

どんなに厳しい状況でも釣果を出せるよう、「低活性イカ攻略モデル」として開発されたエギです。

安定したフォールや、風や波などの影響の抑制、決してダートし過ぎないアクションなど、初心者からベテランまで使いやすいモデルになっています。

重量
22g(3.5号)
沈下速度
3.0秒/m(約)
カラー
#005 ムラムラチェリー
サイズ
2.5、3、3.5、4号
型番
594621
山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

エギングの中では定番中の定番です。カラーもそれなりに豊富ですし、誰が使っても使いやすいエギですね。

第2位【2位】ダイワ「エメラルダス ステイRV ルアー」

  • ダイワエメラルダス ステイRV ルアー
  • 最安価格: ¥1,980

総合評価: 4.75

 
扱いやすさ
 4.75
作り
 4.75
コスパ
 4.75

ショアエギング向けエギのおすすめランキングの2位はダイワ「エメラルダス ステイRV ルアー」

スタビライザーと低重心設計により飛行姿勢とフォールの安定感を高めたエギです。

飛距離に優れているため、初心者でも広く探ることができます。

またラトル入りなので、水中でも広範囲にアピールすることができます。

重量
25g(3.5号)
沈下速度
3.75秒/m
カラー
ケイムラ オレンジエビ
サイズ
3、3.5、4号
山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

比較的新しい部類のエギですが、フォールの姿勢を安定させやすい作りになっていたり、飛距離が出やすかったりと、さまざまな工夫が施されているエギだと思います。価格的にもお手頃なので、この順位にさせて頂きました。

第3位【3位】デュエル「LQ(レンズ 透明布巻)」

総合評価: 4.70

 
扱いやすさ
 4.63
作り
 4.75
コスパ
 4.75

ショアエギング向けエギのおすすめランキングの3位はデュエル(DUEL)「LQ(レンズ 透明布巻)」

レンズと透明布の組み合わせがユニークなエギです。

インナーシートの反射光がレンズを通すことでナチュラルな光を演出。透明度の高い布はその光を妨げることなくイカにアピールします。

シャクリが軽く、ブレの少ない沈下姿勢を実現するトップフィン、わずかな潮の動きでも波動を起こすパタパタフィンなど、細かい工夫に感心させられる商品です。

重量
20g(3.5号)
沈下速度
3.0 秒/m(約)
カラー
ゴーストオーロライワシ
サイズ
2.5、3、3.5号
型番
A1780-GOIW
山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

比較的昔からあるメーカーで、製品がどこでも手に入りやすいというメリットがあります。使い勝手も良いので初心者にとくにおすすめです。

【4位】シマノ「セフィア クリンチ フラッシュブースト 3.5号 QE-X35U」

  • シマノセフィア クリンチ フラッシュブースト 3.5号 QE-X35U
  • 最安価格: ¥390

総合評価: 4.65

 
扱いやすさ
 4.75
作り
 4.63
コスパ
 4.50

ショアエギング向けエギのおすすめランキングの4位は、シマノ「セフィア クリンチ フラッシュブースト 3.5号 QE-X35U。サイズは3.5号のみエギです。

フラッシングプレート内蔵した「フラッシュブースト機構」になっていて、静止状態でもキラキラと光を発しイカを誘います。

姿勢変化が少ないフォール中にもしっかりとアピールできるので効果は抜群です。

なお14色のカラーラインアップ中、6色が暗闇でも光るケイムラカラーとなっています。

重量
19g(3.5号)
沈下速度
3.7秒/m(約)
カラー
002 Fライムブルー
型番
QE-X35U
山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

19gですが、遠投性にあまり関係ありません。フラッシュブースト機構搭載ですが、それが良い時もあれば、悪い時もあるので、4位の順位とさせて頂きました。アオリイカはアピール力が強すぎると逆にエギを嫌うこともあります。

【5位】メジャークラフト「餌木蔵

総合評価: 4.60

 
扱いやすさ
 4.63
作り
 4.63
コスパ
 4.50

ショアエギング向けエギのおすすめランキングの5位は、メジャークラフト「餌木蔵(エギゾウ)」

価格設定も低めでコスパに優れた商品。カラーバリエーションにはケイムラカラーもあり、プレッシャーが高い状況でも釣果を上げてくれます。

日本一刺さりが良いと評されるフッ素カンナ搭載なのもうれしいです。

重量
21g(3.5号)
沈下速度
3.4~3.6秒/m(約)
カラー
#18 ケイムラピンク
サイズ
2.5、3、3.5号
型番
EGZ-3.5 #18 UV/PINK
山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

他のメーカーさんに比べて新しめのエギになります。価格的にもやすいので使いやすいと思いますが、他のメーカーさんほどは実績がないので、今回は順位を下げさせて頂きました。

アウトドアティップランエギング向けエギのおすすめランキング

第1位【1位】ヤマシタ「エギ王 TR サーチ 3号/3.5号」

  • ヤマシタエギ王 TR サーチ 3号/3.5号
  • 検証時価格: ¥1,365

総合評価: 4.85

 
扱いやすさ
 4.88
作り
 5.00
コスパ
 4.50

ティップランエギング向けエギのおすすめランキングの1位は、ヤマシタ「エギ王 TR サーチ 3号/3.5号」

深場でイカにアピールするあらゆる性能を追求したエギです。

イカに聞こえやすい周波数の音を発するサーチラトルやイカが見やすい波長のスポット発光など、ヤマシタ独自の生態研究に基づく、さまざまなノウハウが具現化された商品と言えます。

山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

こちらもヤマシタのエギが1位でした。定番で使いやすく、底取りもしやすいので、初心者におすすめです。

第2位【2位】バレーヒル「スクイッドシーカー 30レギュラー」

  • バレーヒルスクイッドシーカー 30レギュラー
  • 最安価格: ¥1,108

総合評価: 4.80

 
扱いやすさ
 4.88
作り
 4.75
コスパ
 4.75

ティップランエギング向けエギのおすすめランキングの2位は、バレーヒル「スクイッドシーカー 30レギュラー」

場所を選ばない、汎用性に優れたティップラン用エギです。

オールラウンドタイプで、とくに秋の活性が高い状況では、水深30m以内なら必ずと言ってよいほど反応があり、パイロットルアーとしての威力を発揮してくれます。

なお同シリーズには他に水深40mまで対応の、「Squid Seeker 35 Medium Heavy (スクイッド・シーカー35ミディアムヘビー)」などがあります。

重量
30g(3.5号)
カラー
#42RGナデシコ/ブルー
山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

ティップランが始まった頃に発売された先駆け的エギですね。実績も高く、安定して釣れるエギだと思います。

第3位【3位】ダイワ「エメラルダス ボートII ノーマルバージョン」

  • ダイワエメラルダス ボートII ノーマルバージョン
  • 最安価格: ¥1,067

総合評価: 4.75

 
扱いやすさ
 4.75
作り
 4.88
コスパ
 4.50

ティップランエギング向けエギのおすすめランキングの3位は、ダイワ「エメラルダス ボートII ノーマルバージョン」

スムーズなフォール、ボトムでの操作時の感度、引き抵抗の少なさなど、ティップラン釣法に求められる性能をすべて洗い出し、商品作りに反映させたオールマイティなエギです。

イカ釣りの初心者でも使いやすいのが最大の特徴と言えます。

重量
30g(3.5号)
カラー
赤-縞パープル
サイズ
3、3.5号
型番
07210681
山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

これも定番中の定番で、実績も高く、誰が使っても使いやすいと思います。値段もそれほど高くないので、今回ランクインとなりました。

【4位】デュエル「EZ-Q フィンプラス TR」

総合評価: 4.70

 
扱いやすさ
 4.75
作り
 4.75
コスパ
 4.50

ティップランエギング向けエギのおすすめランキングの4位は、デュエル(DUEL)「EZ-Q フィンプラス TR」

背中とテールの2ヶ所に安定フィンが搭載されており、イカが嫌う上下左右のブレを抑制するエギです。

またパタパタフィンによって起きるバイブレーションがイカに強力にアピールします。

重量
40g(3.5号)
カラー
10 ケイムラレッドパープル
サイズ
3、3.5号
型番
A1742-KVRP
山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

フィンの形や素材が特徴的で、安定姿勢が取りやすい作りになっています。安定したフォールなのでイカの反応も良く、好釣果が期待できるエギだと思います。

【5位】シマノ「セフィア アントラージュ シーグル 3.5号 フラッシュブースト」

  • シマノセフィア アントラージュ シーグル 3.5号 フラッシュブースト
  • 最安価格: ¥853

総合評価: 4.65

 
扱いやすさ
 4.63
作り
 4.88
コスパ
 4.25

ティップランエギング向けエギのおすすめランキングの5位は、シマノ「セフィア アントラージュ シーグル 3.5号 フラッシュブースト」

ボディ内部にはプリングで吊るされた反射板があり、静止状態でもキラキラと光を放ちます。

着底時にはカンナが上向きになるデザインで根がかりを低減。初心者でもストレスなく釣りができる作りになっています。

重量
35g(3.5号)
カラー
009 Fパープルエビ
型番
QT-X02U
山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

今回はフラッシュブーストが入ったものを取り上げましたが、入ってないアントラージュもあるので、状況や好みによって使い分けるとよいかと思います。

アウトドアエギの選び方は?

タイプ

エギは沈下速度の速い遅いによって4タイプに分かれます。それぞれの特徴と、タイプ別におすすめ商品を紹介します。

ディープタイプ

ディープタイプ エギおすすめ イメージ

シマノ
セフィア クリンチ ディープ フラッシュブースト 3.5

重量:23g(3.5号)
型番:QE-D35V
沈下速度:1.9秒/m

着水後、もっとも速く底に沈むタイプ。水深10m以上の深場や、潮が速い場所で使うタイプ。ボートエギングなどでもよく使われます。沈下速度は3.5号で2秒/m前後です。

ベーシックタイプ

ベーシックタイプ エギおすすめ イメージ

ダイワ
エメラルダス ステイRV ルアー

重量:25g(3.5号)
沈下速度:3.75秒/m
カラー:ケイムラ オレンジエビ
サイズ:3、3.5、4号

初心者でも扱いやすい、もっとも一般的なタイプ。堤防、磯、海岸などあらゆる釣り場で使うことができます。沈下速度は3.5号で3秒/m前後です。なお、ダイワ「エメラルダス ステイRV ルアー」は、今回のランキングで第2位の商品です。

シャロータイプ

シャロータイプ エギおすすめ イメージ

ヤマシタ
エギ王 K シャロー

重量:20g(3.5号)
型番:594683
沈下速度:6.0秒/m(約)

藻場や浅瀬など、根がかりが多い場所で使うタイプ。沈む速度が遅いため、深場での使用には向いていません。沈下速度は3.5号で6秒/m前後です。

スーパーシャロータイプ

スーパーシャロータイプ エギおすすめ イメージ

釣研
エギスタ スーパーシャロー 3.5号

重量:15g(3.5号)
沈下速度:7〜8秒/m(約)

シャロータイプよりもさらに沈下速度が遅いタイプ。水深1m以下の場所で使うと効果的。沈下速度は3.5号で8秒/m前後です。

山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

普通はベーシックを使ってもらえばよいと思います。水深1~2mなど極端に浅い場所ならシャローを使う方がよいですね。ディープは潮が速い時など、底取りがしにくい場面で使うと効果的です。水深がある場所や、風が強い時などもディープが有効です。

号数(サイズ)

号数(サイズ) エギおすすめ イメージ

エギの全長は号数で表し、「1号=約3cm」です。つまり3.5号なら約10.5cmになります。

サイズはイカの大きさに比例し、小型のイカ狙いや反応が渋い時なら、小さめサイズのエギを、大型狙いなら大きめのサイズのエギを使うのが基本です。

号数(サイズ) エギおすすめ イメージ2

それぞれの特徴を下にまとめてみました。なお号数が大きくなると、それだけ重くなるので、同じタイプでも沈下速度が若干変わってきます。

2.5号

主に、秋の小型のアオリイカに対応したエギ。また他の季節でもアオリイカのベイト(餌)が小さいときに使用すると効果的です。

3.0号

中型に対応したエギ。3.5号で反応が悪い時に使うと効果的です。

3.5号

もっとも一般的で、汎用性が高いエギ。種類も多く、初心者はこのサイズからスタートするのがおすすめ。

4.0号

もっとも重量が重いエギ。風が強くキャストしにくい時や、遠投したいとき、また水深が深い場所で使うと効果的です。

山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

アオリイカが小さい時でも大きい時でも基本は3.5号になりますが、明らかにサイズが小さいときなどはエギを小さめにするのも手だと思います。大きいエギは潮が緩めだけれど、しっかりとエギを潮に乗せたいといったときに使うのもよいでしょう。ただし大きめのエギはアピール力が増すなどのメリットがある反面、シャクリが重くなるなどのデメリットもあります。

カラー

次の画像は、ショアエギングのおすすめランキングの2位商品のカラーラインナップです。さまざまなカラーが発売されていてどれを選んでよいか迷ってしまうものです。

カラー エギおすすめ イメージ
※画像はAmazonより

エギのカラーは「ベースカラー」(下地=ボディに巻かれたテープの色)と、その上に巻かれた「ボディカラー」(上に巻かれた表面の布地の色)の組み合わせで決まりますが、カラーのタイプは大きく4つに分かれます。

タイプ1:アピール系

ピンクやオレンジ。アピール力が強く、水が濁っているときや、天気が薄暗い時に有効。また夕マズメ、朝マズメなどにもよく使われます。

タイプ2:ナチュラル系

青や緑色など。活性が低い時や、水が澄んでいるときによく使われます。

タイプ3:ダーク系

茶や黒色など。日中の深場やナイトゲームで使うと効果的です。

タイプ4:夜光・ケイムラ系

紫外線に反応して発光したり、光を蓄えて発光したりするタイプ。アピール度を高めたいときに使います。

山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

基本的に日中であれば、自分が見やすい色。イカが寄ってきた時に、どこまで追ってきているのかなど動きを視認する必要があるからです。他は夜に強い色、朝晩に強い色などがありますが、状況によって微妙に釣れる色が変わるので、自分がいいなと思った色から使うのがよいでしょう。ベースカラーは、朝夕はベースが赤っぽいもの、日中は潮が濁っているときにはゴールドといったセオリーがありますが、必ずしもそれが正解ではありません。

ラトル入りかどうかもチェック

ラトルとは金属製の球のようなもので、エギの内部に入れることで、動かすと音を発するようになります。ラトル入りは潮が濁り気味だったり、ナイトゲームで水中が暗かったりといったときにアピール力を高めるために使用します。

▼ラトル入りのおすすめ

▼ラトル入りのおすすめ エギおすすめ イメージ

ヤマシタ
エギ王 LIVE サーチ 3.5号

山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

状況によってラトル入りが良い時と悪い時がありますが、たとえば秋などの好奇心旺盛なイカに対しては効果があります。逆にラトル入りだからイカが警戒してしまうこともあるので注意しましょう。

アウトドアエギの使い方は?

基本的なエギの動かし方

基本的なエギの動かし方 エギおすすめ イメージ

エギングが他のルアー釣りと異なるのは、「シャクリ」という、独特な動かし方をすることです。次のイラストを見てください。

基本的なエギの動かし方 エギおすすめ イメージ2

エギが着水したら底まで沈めて、シャクリ、つまりロッドをあおってルアーを跳ね上げます。その後フォール(=沈める)させ、またシャクリを入れる。この繰り返しになります。なお、イカは主にフォールするときに抱きついてきます。

ボートや船から狙う「ティップランエギング」という釣り方も

ボートや船から狙う「ティップランエギング」という釣り方も エギおすすめ イメージ

さて、先に触れた「ティップランエギング」ですが、岸からの釣りとは違って、キャストせず船の直下を狙います

水深は15~40m前後とかなり深く、そのためエギの重さも30~40gとかなり重くなります。(ショアからキャストするエギは3.5号で20g前後)

ボートや船から狙う「ティップランエギング」という釣り方も エギおすすめ イメージ2

なおティップランとは釣りの最中、ティップ(穂先)が行ったり来たり(ラン)する様子から、その名が付きました。

遊漁船(釣り船)の場合、船長がポイントまで連れて行ってくれるため、自分で探す手間が省け、「とりあえずアオリイカを釣ってみたい」という初心者にもおすすめです。

ショアエギングとティップランエギングのエギはそれぞれタイプが異なるため、購入時は気をつける必要があります。今回はこの2つのタイプを分けてランキングを行いました。

エギで重要なのが沈下速度

聞きなれない言葉ですが、エギで重要なのが「沈下速度(フォールスピード)」と呼ばれるものです。エギのパッケージを見ると下のような表示があります。

サイズ(号) 重量(g) 沈下速度約
3.5 20 3.0秒/m

沈下速度とは簡単に言えば、エギが沈むスピードのこと。上の表の場合「約3秒/m」なので、1m沈むのに約3秒かかることを意味しています。

エギの沈下速度は非常に重要です。これを把握しておけば、効率良くエギを沈めることができ、また根掛かりを回避するのにも役立ちます。

エギで重要なのが沈下速度 エギおすすめ イメージ

たとえば沈下速度が速いエギを写真のような浅場で使った場合、すぐに底に沈んでしまうので、根がかりがしやすくなります。逆に沈下速度が遅いエギを深場で使った場合、速く底まで沈めたいのに、なかなか沈んでくれないということになります。

アウトドアルアーの売れ筋ランキングもチェック!

以上、エギのランキングでした。

獲物のアオリイカが掛かったときの強烈な引きや重量感、そして釣り人しか味わえない釣りたての食味が多くのアングラーを魅了しているエギング。ぜひ、お気に入りのエギを見つけて楽しんでくださいね。

ルアーのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。