スーパーでおいしいまぐろを 選ぶポイントがあります

スーパーなどに並ぶまぐろのお刺身。「どれも一緒かな」と、なんとなく選んでいる方も多いと思います。でも実際に自宅で食べてみると「今日のまぐろは、ハズレだな~」、逆に「前回よりもなめらかでおいしい!」と感じることはありませんか?

じつはまぐろは、選び方ひとつでおいしさが変わってくるんです。今回はそんなまぐろの見極めの方法をご紹介したいと思います!

お刺身よりサクの方が 新鮮で安くなります

売り場には、お刺身やブツ、サクなど、いろいろな切り方のまぐろが売っていますが、おすすめはサク買い。サクのほうが劣化しにくく、カット代やツマなどの価格が含まれないため低価格です。刺身用は同グラム数のサクの1.5倍~2倍程度の価格になることも……。

お刺身よりサクの方が新鮮で安くなります イメージ

細かく切られたものほど劣化が早くなります。市販のネギトロやタタキには保存料等が加えられていることもありますので、裏面などのラベルもチェックしましょう。

また、スジの多さや脂ののりなどでおいしさに差がつくので、品揃えの多い夕方に買うのもコツです。

では次に、サクを買うとき、どこに気をつければいいのか見てみましょう。

鮮やかでスジが均等 それがおいしさの印

選ぶ際にチェックしたいのは、以下4つのポイントです。

[①スジが均等に入っているか]
スジの間隔が等間隔に近く、間隔が広めのものは口当たりがよいのでお刺身向きです。そうでないものは、生食には向きませんが、火を通すとスジは気にならなくなります。

●良い例

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○スジの間隔が均等
○スジの間隔が広い
○スジが並行に近い

●悪い例

鮮やかでスジが均等それがおいしさの印 イメージ2

○スジが不均等、または三角
○スジが白く目立つ
○スジの本数が多い

[②黒い斑点や血栓がないこと]
漁獲時にまぐろが暴れた場合など、内出血を起こし血の塊や血管が残ることがあります。臭みや傷みの元になるので、黒い斑点や血栓があるものは避けましょう。

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よくみると、黒っぽい斑点が……。

[③ドリップのないもの]
ドリップのあるものは、旨味や水分が抜けており、鮮度が落ちている証拠なので避けましょう。

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特に解凍品は、生よりドリップが出やすくなります。

[④鮮やかな色合いであるか]
濃い赤色のほうがよいように思えますが、品種ごとに色が大きく異なるため、色の濃さよりも赤の鮮やかさを重視しましょう。

鮮やかでスジが均等それがおいしさの印 イメージ5

しっかり手にとって確認し、茶色や緑色っぽくなっているものは避けます。

以上のことをしっかり確認しましょう! つづいては、サクのまぐろを上手に切る方法をご覧ください。

厚みのある方を奥に 薄い方を手前にして切ります

キレイに切るには、身の厚いほうを奥にして包丁をいれましょう。自然に力が入り、くずれにくくなります。また、刃を往復させず一気に引いて切るのがコツです。

厚みのある方を奥に薄い方を手前にして切ります イメージ

さらに、刃を左に向けて倒して切ると、角がキレイになります。

凍ったまぐろを解凍する場合は……。

厚みのある方を奥に薄い方を手前にして切ります イメージ2

ビニール袋でピッタリ包み、水で表面を溶かしたあと、冷蔵庫や氷水でゆっくり解凍するとなめらかな食感を保つことができます。

【おまけ】おいしくない…なら 油で焼くのがおすすめです

パサパサしていたり、スジっぽかったり……。おいしくないまぐろを選んでしまった場合は、ねぎまや汁物にして火を通したり、バターなどで焼いて油分を補えば、食感の悪さをカバーできます。

【おまけ】おいしくない…なら油で焼くのがおすすめです イメージ

ねぎと一緒に串に刺して焼けば、ねぎまに。

【おまけ】おいしくない…なら油で焼くのがおすすめです イメージ2

バターで焼くとおいしくなります。また、旨味の弱いものは、漬けなどにして濃い味付けにするのもおすすめです。


以上、まぐろの選び方をご紹介しました。これを参考に「サク」で買ったまぐろを、おいしく召し上がってくださいね!