食材をおいしく&長く保存する簡単な方法は?
食材が鮮度を失う原因は水分や乾燥、空気に触れる、低温など食材によってさまざま。なんとなく保存をして、気づけば腐らせているという人も多いのではないでしょうか。食品は3つの保存方法を理解すると美味しさと長持ちが叶うんです。
「おいしさ」と「長持ち」が叶う保存のキホン
保存方法1:常温
直射日光が当たらない風通しのよい場所で保存すること。基本は野菜の保存のみにしましょう。部屋によっては日光や温度の影響で野菜の成長が進み旨味を損なう可能性があるので注意しましょう。
保存方法2:冷蔵
一定の温度を保てる冷蔵室ですが、季節によって庫内温度は変化すると言われています。すぐ使うものは冷蔵室の中でもチルド室を使って保存しましょう。
保存方法3:冷凍
長期保存は冷凍一択ですが、本来の食材の旨味が壊れてしまうことも。しかし、時短調理には最適で、解凍や調理方法を工夫することで食感も保てます。
ということで、テストする女性誌『LDK』が料理家の皆さんと一緒にズボラさんでも取り組める世界一カンタンな食品保存ワザを大研究。食材がいつもよりおいしくて長持ちするテクニックやおすすめアイテムを紹介します。
冷凍肉の解凍方法の正解は? 豚ロースで比較しました
冷凍した肉を解凍する方法は 本やネットでたくさん見かけますが、果たしてどれがいいのか全6通りを実際に試してみました。
検証方法
6種類の方法で解凍して 解凍時間と味を比較
冷凍肉を6種類の方法で解凍し、軽く焼いて試食。解凍の手間や味を比較しました。
- 冷蔵庫内で解凍
- 常温で解凍
- レンチンで解凍
- 蒸しながら解凍
- 流水の中で解凍
- アルミフライパンに挟んで解凍
解凍の早さなら「蒸し」おいしさを守るなら「流水」がオススメ
おすすめ解凍①「蒸しながら解凍」
解凍時間:強火1分+火を止めて1分
肉のおいしさ:◎
【総評】
フライパンの中に肉と少量の水を入れて蒸した結果、解凍後はしっとりしており、旨味も残っていました。筋切りせずそのまま調理しても反りません!
おすすめ解凍②「流水の中で解凍」
解凍時間:約30分
肉のおいしさ:◎
【総評】
保存袋のまま流水に浸けて、上に重しをのせた方法を試したところ、解凍後も脂身がしっとりしており、断面もキレイな色。短時間で解凍できるので、肉質があまり損なわれませんでした。
レンチンや冷蔵庫解凍はややパサつきが気になる
まあまあな解凍術「レンチンで解凍」
解凍時間:約3分
肉のおいしさ:△
【総評】
解凍時間は短いが、水なしで加熱されるので若干パサつきがあり、脂身も少しかたくなりました。レンジの機種によっては完全に解凍できないことも。
まあまあな解凍術「フライパンに挟む」
解凍時間:約5分
肉のおいしさ:△
【総評】
ネットで見つけた2枚のアルミ製フライパンの間に挟み、上には水を入れる方法を試してみたが、上から押されて潰れており、パサつきもありました。フライパンに接触していない部分は解凍されませんでした。
おいしくない解凍術「冷蔵庫内で解凍」
解凍時間:約12時間
肉のおいしさ:△
【総評】
解凍までかなり時間がかかった上に、多少のパサつきやかたさが気になりました。その間冷蔵庫を開閉する回数が多いと、庫内温度が上がりドリップが出やすくなります。
おいしくない解凍術「常温」しかも、雑菌の繁殖する心配あり
解凍時間:約15分
肉のおいしさ:△
【総評】
常温で解凍すると表面と内部の温度差が大きいため、ドリップが出やすくなります。パサついているほか、旨味も弱い印象でした。また、細菌も繁殖しやすくなるのが心配。
いろんな方法を試してみると、解凍術によって美味しさに大きな違いが出ました!
おすすめ:ノンストレスなポリ袋は「アイラップ」
岩谷マテリアル
アイラップ
60枚入
実勢価格:192円
SPEC:25×35cm/耐冷-30℃/厚さ0.009mm
岩谷マテリアル「アイラップ」は、ポリ袋8製品の比較テストでベストバイにえらばれました。湯せんができて、解凍レンジもOKなので、保存だけでなく下ごしらえにも重宝します。
マチ付きなので間口が広く、食材の出し入れがしやすいのもポイントです。
以上、世界一カンタンな食品保存ワザとおすすめアイテムの紹介でした。
それぞれの食材に合った保存術を知れば、鮮度をキープしたままムダなく最後まで使いきることができます。どれも簡単にできるので、ぜひマネしてみてくださいね。
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蒸し解凍はお肉の表面に火が通ることを覚えておきましょう