スマートフォンiPadライフがもっと快適になる活用術はある?

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本音の家電ガイド『家電批評』でも人気を集める「iPad」。そこで、毎日の仕事や暮らしで引っかかる「これってどうにかならないかなあ」という困りごとを、iPadを使って解決する方法をお届けします。仕事や子育てにも活用できて、2022年のiPadライフがもっと楽しくなるワザ満載です!

スマートフォンiPadとAndroidタブレットはどっちを選ぶべき?

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高性能で使いやすいとiPadがいいのはわかるけど、最新のAndroidタブレットは比べてどうなのか気になりませんか? そこで今回は「iPad Air」と、iPadの対抗馬になりうる性能を持つと言われるシャオミのハイコスパ端末「Xiaomi Pad 5」を徹底比較

「ベンチマーク」「持ちやすさ」「写真閲覧」「ゲーム」「エンタメ」の5項目をチェックし、両タブレットの性能や使い勝手をテストしてみました。

スマートフォンサクサク動く快適さは最強!Apple「iPad Air」

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Apple
iPad Air
Wi-Fi+Cellulerモデル
実勢価格:6万9080円

サイズ・重量:W178.5×D6.1×H247.6mm・460g
ディスプレイ:10.9インチLiquid Retinaディスプレイ
解像度:2360×1640ピクセル 264ppi
通信方式:802.11ax Wi-Fi6(2.4GHz/5GHz)、MIMO対応HT80、Bluetooth 5.0
SIMカード:nano-SIM、eSIM

いきなり結論をいうと、性能・使い勝手ともに端末の完成度としてはApple「iPad Air」のほうが上でした。そのため、「用途が定まっていない」「とりあえずタブレットが欲しい」という人はiPad Airの購入が間違いないでしょう。

「iPad Air」の基本スペック

  • プロセッサ:A14 Bionic
  • メモリ:4GB
  • バッテリー:7667mAh
  • ディスプレイ:10.9インチ
  • ディスプレイタイプ:IPS液晶
  • アウトカメラ:1200万画素
  • インカメラ:700万画素
  • ストレージ:64GB/256GB
  • 指紋センサー:◯(側面)指紋センサー
  • リフレッシュレート:×
  • ドルビービジョン:×
  • ドルビーアトモス:×

アウトカメラの性能

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アウトカメラは800万画素から1200万画素の広角カメラに大幅強化されています。

対応ペンシル

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Apple
Apple Pencil (第2世代)
実勢価格:1万5950円

サイズ・重量:直径8.9mm×H166mm・20.7g

「Apple Pencil (第2世代)」は、鉛筆のような感覚でメモや書類に書き込みできるうえ、ダブルタップにも対応。磁力でiPad側面に装着しての自動充電も可能です。

比較テスト1:ベンチマーク

▼「iPad Air」の測定結果

  • CPU:4184
  • GPU:12614

▼「Xiaomi Pad 5」の測定結果

  • CPU:2617
  • GPU:2793

「Geekbench 5」でベンチマークを測定した結果、CPU、GPUともに「iPad Air」が「Xiaomi Pad 5」を上回るスコアをマーク。性能は「iPad Air」のほうが格段に高いことを示しました。

比較テスト2:持ちやすさ

比較テスト2:持ちやすさ イメージ

「Xiaomi Pad 5」は「iPad Air」と比べて若干分厚く、重心バランスも悪くて片手では持ちにくい印象。一方、「iPad Air」は「Xiaomi Pad 5」よりも約50g軽量なうえ縁も滑らかで片手持ちも苦になりません。

比較テスト3:写真閲覧

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「iPad Air」は肉眼に近いリアル感のある表示。それに対し、「Xiaomi Pad 5」は色鮮やかでキレイに見えますが加工感が強めです。表示色の正確さでいえば、iPadのほうが上でした。

総合的に見ると「iPad Air」が上位でしたが、「Xiaomi Pad 5」が「iPad Air」にまったく届いてないわけではありません。細かい部分では「Xiaomi Pad 5」のほうが優秀に感じた点がいくつかあります。

それをふまえて、続いてシャオミ「Xiaomi Pad 5」にフォーカスします。

スマートフォンエンタメ向けのハイコスパ端末!シャオミ「Xiaomi Pad 5」

エンタメ向けのハイコスパ端末!シャオミ「Xiaomi Pad 5」 イメージ

シャオミ
Xiaomi Pad 5
実勢価格:4万3780円

サイズ・重量:W166.3×D6.85×H254.69mm・511g
ディスプレイ:11インチディスプレイ
解像度:2560×1600ピクセル 275ppi
通信方式:Wi-Fi プロトコル 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0

シャオミ「Xiaomi Pad 5」は、スピーカー出力が優秀なうえ「ドルビーアトモス」に対応。「iPad Air」が端末の背面から音が聞こえてくるのに対し、シャオミ「Xiaomi Pad 5」は音の中心がしっかりと端末の画面手前に感じられ、高音から低音までバランスよく再生。オーケストラの音源を再生すると、全身が音に包まれるような感覚になるほどの臨場感も演出してくれました。

また、搭載するディスプレイは120Hzのリフレッシュレートに対応。3Dゲームの背景描写もスムーズにスクロールしていくため、3D酔いもしにくい印象です。

「Xiaomi Pad 5」の基本スペック

  • プロセッサ:Snapdragon860
  • メモリ:6GB
  • バッテリー:8720mAh
  • ディスプレイ:11インチ
  • ディスプレイタイプ:IPS液晶
  • アウトカメラ:1300万画素
  • インカメラ:800万画素
  • ストレージ:128GB/256GB
  • 指紋センサー:×
  • リフレッシュレート:◯
  • ドルビービジョン:◯
  • ドルビーアトモス:◯

アウトカメラの性能

アウトカメラの性能 イメージ

アウトカメラは1300万画素とiPadより高性能。夜景モードを搭載し、暗い場所でも鮮やかな写真が撮影できます。タブレットとしてはカメラ機能が優秀です。

対応ペンシル

対応ペンシル イメージ

シャオミ
Xiaomi Smart Pen
実勢価格:1万1800円

サイズ・重量(実測値):直径8.0mm×H152mm・12.1g

Xiaomi Smart Pen」は、柔らかいペン先に、12.2gと軽量で握り心地は良好。Apple Pencilと同様、タブレットの側面に取り付けて充電できます。

比較テスト1:ゲーム

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「iPad Air」はグラフィックが精細ですが、画面の動きが速いので3D酔いしやすいです。一方、「Xiaomi Pad 5」は描写こそ劣りますが、高リフレッシュレートで滑らかに動いてくれます。動きのよさは「Xiaomi Pad 5」に軍配が上がりました。

比較テスト2:エンタメ

比較テスト2:エンタメ イメージ

「Xiaomi Pad 5」は高音の伸びや低音の響きが良好。音全体に厚みがあり、ドルビーアトモス対応で臨場感のあるサウンドが楽しめます。一方の「iPad Air」は高音だけが目立って軽い印象。映像は両者とも大差なく、キレイに表示していました。

スマートフォン【まとめ】エンタメ用途ならシャオミはアリ

以上、「iPad Air」と「Xiaomi Pad 5」の比較結果でした。

さいごに、「Xiaomi Pad 5」の良い点と気になる点をまとめてみました。

【まとめ】エンタメ用途ならシャオミはアリ イメージ

【総合評価:A】

▼良い点

  • ドルビーアトモス対応で音声出力が抜群
  • インカメラ・アウトカメラともに高画質
  • 大容量バッテリーで長時間使用が可能
  • 120Hzリフレッシュレートに対応
  • Androidスマホユーザーなら迷わず扱える
  • iPadよりも安価でコスパが高い

▼気になる点

  • 本体の重心バランスが悪くて重く感じる
  • iPadと比べてゲームのキャラ描写が粗め
  • 温度センサーや近接センサーが非搭載
  • ヘッドホン端子や変換アダプタがない

「Xiaomi Pad 5」は、比較した「iPad Air」より2万5000円も安く、4万円台前半で性能のわりにコスパはかなり高いです。とくに手持ちのスマホがAndroid端末の人なら、インターフェースがほぼ同じなので操作に迷いません。タブレットの用途の大半がエンタメ寄りの人は、iPadよりXiaomi Pad 5ほうがオススメです。

ぜひ、お買い物の参考にしてみてくださいね。

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スマートフォン『家電批評』2022年2月号

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晋遊舎
家電批評
2022年2月号
実勢価格:700円

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