Amazonには見た目そっくりの「もどき製品」がたくさんあります
前回の調査でもアップル製品の「ニセモノ」を分解し、その品質の違いを暴きましが、まだまだ「そっくり」製品はたくさんあります。
Amazonにはびこるニセモノの正体、分解して暴きました
そっくりだからといって、一概に悪いものとは限りませんが、今回調査した製品は、正直イマイチ。確かに価格は大幅に安いのですが、買わない方が良い製品ばかりでした。それでは御覧ください。
調査4:「SIXPAD」もどきはホンモノに遠く及びませんでした
クリスティアーノ・ロナウドのCMで有名なトレーニング・ギア「シックスパッド」にも、そっくり製品がありました。その名も「シックスパック」と、名前までそっくりですが、その性能は本家にどこまで迫れているのでしょうか?
コチラが本家の「シックスパッド」
シックスパッド
Abs Fits2
実勢価格:2万5704円
サイズ:約173x198mm
本体重量:約90g
そしてコチラがそっくりさん
Titan
シックスパック ABトレーナー
実勢価格:7980円
それでは両者の違いを見ていきましょう。見た目はデザインテイストも含めてそっくり。パクリとまでは言えないかもしれませんが、本家にかなり寄せてきているのは間違いないでしょう。
肝心の使い勝手ですが、本家シックスパッドの感触はお腹にしっかりフィットし、トレーニングモードが搭載されているなどモードが多彩。わかりやすいリモコン操作で操作性も好印象です。一方そっくりさんの方は、本家とそっくりの見た目ですが、粘着部分が本体からはがれそうなほど頼りなく、ペラペラな素材なのでフィット感もイマイチ。価格なりの、がっかりな使い勝手の悪さです。
編集部 北島のコメント
「そっくり製品には自動トレーニングモードなどがありません。パッドの質感・フィット感はやはりホンモノのシックスパッドの方が優れています」
調査5:「ダイソン」の吸引力はまったく真似できていません
スティック掃除機の代名詞的存在「ダイソン」にもそっくり製品がありました。シックスパッドに比べると、やや本家と変化させている部分もありますが、全体の雰囲気はやはり似ています。
コチラが本家の「ダイソン V7」
ダイソン
V7 Fluffy
実勢価格:4万4000円
サイズ・質量:W319×D206 × H131mm・約2.4kg
そしてコチラがそっくりさん
Proscenic
P8
実勢価格:1万7500円
サイズ・質量:W319×D206 × H131mm・約2kg
砂や糸くずをまいてそれぞれの吸引力をチェックしてみると差は歴然。本家がキレイに吸い込んだゴミでも、そっくり製品は吸い込みきれなかったり糸くずがヘッドに絡まったりと、価格差が性能差に現れている印象です。
本家は大きな砂粒や小さな糸くずも含め、ヘッド部分のゴミをほとんど残さずに問題なく吸引できました。そっくり製品は大きな砂粒を途中までしか吸い込めませんでした。かなりゴミが残ってしまうので、吸引力は微妙。
調査6:「GoPro」そっくりのドンキは手ブレ対策が弱い
コチラが本家「GoPro」
GoPro
HERO6 BLACK
実勢価格:4万8402円
そしてコチラがそっくりさん
ドン・キホーテ
アクティブギア フルHDTVカメラ
実勢価格:5378円
ブレが少なく、精細な映像が撮影できるホンモノのGoPro HERO6。
GoPro製品にそっくりなドン・キホーテのアクティブカムには、なんと手ぶれ補正がありません。被写体の動きが大きいと、画が乱れてしまうので見づらさが目立ちます。
調査7:クラッシュしすぎてしまう粗さが目立つガーリッククラッシャー
コチラが本家「ジョゼフジョゼフ」
ジョゼフジョゼフ
ガーリッククラッシャー
実勢価格:2500円
潰した後に、しっかり粒が残ります。ニンニクの食感と香りを楽しめるのは、さすがホンモノです。
そしてコチラがそっくりさん
Suteki Life
ガーリックプレス
実勢価格:531円
そっくり製品でニンニクを潰してみると、雑な作りの目のせいでニンニクの粒が粗くなりました。すり潰したようになっているのが、見た目ではっきりとわかりました。
ホンモノより安価で、見た目だけを比較すると大差がないそっくり製品。でも、性能を比較してみると差がかなり大きいことがわかりました。性能を重視するなら、ホンモノを選ぶのがベストですね。