【ロボット掃除機部門】自動拭き掃除何度も往復してこびりつきもピカピカ
アイロボット
ブラーバジェット240
実勢価格:3万2270円
サイズ:W178×D170×H84mm
重量:約1.2kg(バッテリー装着時/クリーニングパッド除く)
電源方式:充電式リチウムイオン電池
充電時間:最大2時間
ロボット掃除機部門でベストに輝いたのは、一台で水拭き・乾拭きの二役をこなすブラーバジェット240です。シンプルな構造ですが、床に落ちた食べこぼしやこびりついた汚れも、何度も往復することでしっかり落としてくれます。クリーニングパッドは洗浄剤入り2種類と乾拭き用の計3種類あるので、汚れに合わせて変えることも可能です。落下防止や掃除エリアを制限できる機能があるので、テーブル拭きにも使え、様々な拭き掃除の手間が省けます。噴射される水の量も丁度よく、床が水浸しになりません。
その拭き取り力はどれほどのものなのか、実際に検証してみました。
まずはケチャップ。本体を振動させながら汚れをこすり、軽く拭き取ることができました。
てんぷら粉はやや苦戦。ほとんどはふき取りましたが、粘り気があるため一部筋が残りました。
【ロボット掃除機部門】粘り強く吸引高級機並みの性能でコスパ最強の一台
アンカー ・ ジャパン
eufy RoboVac 11
実勢価格:2万2800円
サイズ:W330×D326×H78mm
質量:約3kg
ダスト容器の容量:0.6L
連続使用時間:約90分
バッテリー:2600mAhリチウムイオンバッテリー
ロボット掃除機部門で、ブラーバジェット240と同時にベストに選ばれたのは、アンカー・ジャパンのeufy RoboVac11です。家電批評で行ったロボット掃除機のテストでは、ルンバに肉薄した掃除力を見せました。選出の理由は吸引力だけでなく、夜間に動かしても気にならないほどの静音性にもあります。駆動音部門ランキングでは、ルンバやエコバックスDEEBOTを抜いて、堂々の静かさ一位を獲得しました。2万円台という低価格にもかかわらず、高級機並みの性能で、まさにコスパ最強の一台です。
最大の特徴は、綺麗になるまでしつこく巡回する粘り強さです。ゴミを取りにくい壁際やスミは、何度も吸引しに行きます。1回では取り残しがあるものの、執拗にトライして、最後には見事に吸い取りました。
障害物を上手く避ける技術もトップレベルです。上手に避けて、周りのゴミだけを回収します。ぶつかって物を倒したり、本機が故障するという心配もありません。
何度も同じ場所をとことん往復します。きっちり掃除して、取り残しも少ないです。
【布団掃除機部門】とことん清潔重視センサーで0.02mmのゴミも検知
パナソニック
紙パック式ふとん掃除機
MC-DF500G
実勢価格:1万4990円
サイズ:W292×D364×H172mm
質量:2kg
集じん方式:紙パック式
集じん容量:0.35L
消費電力:450W
パナソニックのMC-DF500Gは、バランスの取れた性能であるのと同時に、清潔感に重点を置いた良機種です。布団掃除機といえば、多くの製品は、目に見えないダニやハウスダストがしっかり取れているのか、よく分からないものばかりでした。その点こちらは、搭載したハウスダスト発見センサーで清潔度を判別してくれるので、掃除効率がグンと上がります。
清潔性を配慮した設計となっていて、排気でゴミが舞い散らないように、紙パック式を採用しています。
各社製品で、比較してみました。左がパナソニックMC-DF500G、真ん中がレイコップRS2、右がダイソンV6Mattressです。吸引力では他社に劣りますが、ハウスダスト発見センサーで清潔度がわかるので、掃除効率は抜群です。
【掃除機部門】ドイツ製の強パワーワンストロークでしっかりゴミを吸引
ミーレ
SDCO 0 OB Clean Meister
実勢価格:6万4800円
サイズ:W250×D430×H230mm
質量:4.5kg
集じん方式:ダストバッグ
集じん容量:3.5L
消費電量:1000W
掃除機部門のベストに選ばれたのが、ミーレのSDCO 0 OB Clean Meisterです。その特徴は、ドイツ製ならではのタフさとパワー。HEPAフィルターを含む3段階の排気清浄システムを搭載しており、大口径のヘッドでパワフルにゴミを吸い取ります。
フローリングでは、重厚なヘッドで大きいゴミは押し出される傾向にありますが、吸引力は全く問題ありません。
カーペットにもしっかり密着します。フローリング・カーペット共に、ワンストロークでゴミをきっちり吸い取りました。
【空気清浄機部門】360度全方位吸引シンプルで小柄でも超パワフル
ブルーエア
Blue Pure 221 Particle and Carbon
実勢価格:4万610円
サイズ:W330×D330×H522mm
質量:約8kg
適用床面積:~39畳(64m2)
清浄空気供給量:290~620m3/h
定格消費電力:42W
周囲の空気を360度、余すところなく吸引するBlue Pure 221 Particle and Carbon。ブルーエアといえば大容量・大風量で大型のイメージですが、本機はグッとサイズがコンパクトになりました。フィルターには約1.2㎏の活性炭が含まれているので、ニオイ対策もバッチリです。
パワフルな吸引力がありながらコンパクトなつくりなので、場所を問わずどこにでも置けます。シンプルなデザインも秀逸です。
以上が2017年掃除機・空気清浄機のベストバイでした。吸引力が最大のポイントとなる掃除機・空気清浄機ですが、+αの機能が大きく評価された結果となりました。家電業界は、製品がどんどん進化を遂げるので、来年以降もどんな新機種が出るのか、楽しみですね。