備えて守る「水害対策グッズ」徹底検証!
ゲリラ豪雨、台風など、全国各地で豪雨災害のニュースを目にするようになった昨今。気象庁のデータによれば、ここ40年で大雨の発生回数はジワジワと増加しています。
水害は地域ごとに違いはありますが、いつ起こるかわからないうえ、以前は水害がなかったようなエリアでも大きな被害が出ることもあります。
そこで今回、テストするモノ批評誌『MONOQLO』では、防災の専門家とともに日頃から備えておきべきグッズを厳選。被害状況によって様々ですが、今回は「水害時の緊急脱出」に備えておきたいおすすめアイテムを紹介します。
実際の使用感や備えやすさ、そしてコロナ禍という状況も加味して評価しましたので、日頃の備えの参考にしてはいかがでしょうか。なお、検証には災害危機管理アドバイザーの和田隆昌さんにご協力いただきました。
足がつかない所でも浮ける! キャプテンスタッグ「シーサイドフローティングベスト2」
キャプテンスタッグ
シーサイドフローティングベスト2
実勢価格:2059円
適応サイズ:身長約150~185cm、胸囲約80~105cm、体重約45~90kg
突然の増水により、流れが強い場所では自力で泳ぐのが難しくなる場合があります。そこで用意しておきたいのが、ライフジャケットです。
キャプテンスタッグ「シーサイドフローティングベスト2」は、前のジッパーと股ベルトで体に密着し、成人男性が使ってもしっかり浮くほどの浮力があります。
▼テスト結果
機能性 :○
動きやすさ:◎
構造 :△
コンパクトな本体サイズのため、姿勢が変えやすいのも高評価。脇下が大きく開いていて腕が動かしやすいので、休日のマリンスポーツなどでも活躍します。
股ベルトの長さは調整は必要
股に沿ってベルトを装着。外れにくいですが、体格によっては食い込みがあります。
笛などを入れる小物ポケット
ジャケット左側にポケット1つ付き。ベルクロ付きで物が落ちにくい工夫が嬉しいです。
1本で3機能ある! ワイピーシステム「消棒RESCUE」
ワイピーシステム
消棒RESCUE
実勢価格:5698円
サイズ・重量:W6.0xD4.5xH19.5cm・370g
増水した場所に取り残されたクルマから出ようとすると水圧でドアが開けられなくなる場合があります。そのような状況には「消棒RESCUE」を用意しておくと安心です。
▼テスト結果
使いやすさ:◎
割れるか :◎
携帯性 :△
ハンマー機能に加えて、シートベルトカッターや消火器機能も付いているので、一個クルマに備えておけば、いざという時のトラブルに対処できます。
窓を割る時は窓の端を叩くと割れやすい
使うときはガラスに垂直に当てること。また、窓ガラスは端の方を叩いたほうが割れやすくなっています。
底部の突起で力が集中
先端は力が1点に集中する形なので、簡単に割れます。
シートベルトを簡単に切れる
シートベルトをすき間に入れて下げれば簡単に切れます。
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以上、水害時の緊急脱出に備えておきたいおすすめアイテム2選でした。
水害が起こると、とたんに生活が困難になるため日頃からの備えが大事です。とはいえ、災害時に何より大切なのは早めの避難。命を守ることを最優先に行動しましょう。