備えて守る「水害対策グッズ」徹底検証!
ゲリラ豪雨、台風など、全国各地で豪雨災害のニュースを目にするようになった昨今。気象庁のデータによれば、ここ40年で大雨の発生回数はジワジワと増加しています。
水害は地域ごとに違いはありますが、いつ起こるかわからないうえ、以前は水害がなかったようなエリアでも大きな被害が出ることもあります。
そこでテストするモノ批評誌『MONOQLO』では、防災の専門家とともに日頃から備えておきべきグッズを厳選。被害状況によって様々ですが、今回は「浸水後の復旧作業」に備えておきたいおすすめアイテムを紹介します。
実際の使用感や備えやすさ、そしてコロナ禍という状況も加味して評価しましたので、日頃の備えの参考にしてはいかがでしょうか。
浸水後の復旧作業に備えたい「平スコップ」をテスト
水害時の復旧作業時は、汚水などが浸透した場所には雑菌やカビが潜んでいます。増殖を防いで素早く作業を行うために、日常生活でも活躍できるアイテムを用意しておきたいものです。
ということで、『MONOQLO』2021年10月号では、住宅などに侵入した土砂を運びやすい「平スコップ」を探して、9製品をテストしました。
今回はその中から低価格ながら使いやすい製品と、コンパクトになる製品という、2つのおすすめをご紹介します。なお、検証には東京都の便利屋さん エイトピース代表の塩月孝仁さんと災害危機管理アドバイザーの和田隆昌さんにご協力いただきました。
頑丈で激安なカインズ「パイプ柄ショベル 角 SK-GG」
カインズ
パイプ柄ショベル
角 SK-GG
実勢価格:980円
サイズ:約96.5cm
重量:約1.87kg
▼テスト結果
価格 :◎
力の入れやすさ:◎
安定性 :◯
カインズ「パイプ柄ショベル 角 SK-GG」。検証した中で最安ですが、ガタつきなどはなく、安定して運べます。オールスチール製なので、木柄よりも頑丈なのもポイント。
足掛けがあり土に差しやすい
体重をかけてスコップを土に入れるための「足掛け」が付いていたのはカインズだけ。
力を入れやすく安定して運べる
固くなった土砂などの撤去にも使える機能はプロからも高評価でした。
折りたたみ式のキャプテンスタッグ「アルミジョイントスコップ UX-606」
キャプテンスタッグ
アルミジョイントスコップ
UX-606
実勢価格:3636円
サイズ:W55×H92×D21mm
キャプテンスタッグ「アルミジョイントスコップ UX-606」は、他のスコップに使い勝手で大きく劣るものの、折りたためばコンパクトに。普段使わないときの収納を考えたら全然アリです!
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以上、浸水後の復旧作業に備えておきたい平スコップ2選でした。
復旧作業はとにかくスピードが大事です。まだ備えていないという方はぜひチェックしてみてください。とはいえ、災害時に何より大切なのは早めの避難。命を守ることを最優先に行動しましょう。
スチール製の柄は水に強く頑丈さ◎です。