「見る専」は卒業してプレイヤーデビュー!
すっかり人気エンタメの一角を占めているゲーム実況や生配信。たとえば国内のあるゲームイベントを配信した動画の総視聴時間が年1.5億時間に達するなど、盛り上がりをみせています。
そんなゲーム動画で人気のタイトルは家庭用ゲーム機向けもよりも、実はPCゲームが主流です。そのおもな理由は、PCだとゲーム動画を作りやすいこととゲーム数が多いこと。
とくにPC用のゲーム配信プラットフォーム「Steam」で、家庭用ゲーム機の人気タイトルや古いゲームのリメイク版の配信が行われるようになり、PCで遊べるゲームの数はいまや、家庭用ゲーム機をしのぐ勢いです。
もちろんゲーミングPCは家庭用ゲーム機より数倍も高価ですが、現在はひと昔前より格段に安価な製品が登場しています。
「配信で観たゲームを遊んでみたいなぁ」と思っている人は、今こそ始め時。単なる観衆の「見る専」はもう卒業して、“プレイする側”にステップアップするのはどうでしょうか? 多彩なタイトルを楽しむならPCがおすすめです。
そこで、今回はプレイヤーに昇格するために役立つ、ゲーミングPCを紹介していきます!
今買うなら「ゲーミングノート」
これまでのゲーミングPCはデスクトップPCが圧倒的主流でした。それこそ「わざわざゲーミングPCを購入するのにノートを選ぶ理由がない」とまで言われることもありましたが、現在はそんなことはありません。
とくに近年はGPU(=グラフィックボード)の小型・高性能化が進んでいて、性能がデスクトップPCに迫る最新モデルも増えています。
普通のPCとゲーミングPCの違いは?
普通のPCとゲーミングPCの最大の違いは、おもにグラフィック性能(画像や映像の出力、ならびにそれらの処理機能)です。
ゲーミングPCはゲームプレイ時に動きのカクつきや遅延が起こらないよう、高性能なGPUを搭載しています。画面の動きが激しいアクションゲームでも描写がスムーズです。
一方、性能を確保するために消費電力は高めで電源アダプタも大型です。
ゲーミングノートPCのメリットは?
◯モニターやキーボードなどを買い足す必要がないため、始めやすい
◯省スペースで遊べて持ち運べます
ゲーミングノートPCのデメリットは?
✕デスクトップPCのような購入後のパーツ構成の変更が難しい
ゲーミングノートPCのテスト方法は?
今回は、雑誌『家電批評』編集部がヴァロラント(VALORANT)プレイヤー3名と共に、ゲーミングノートPC12製品を集めてテスト。良コスパな製品を探しました。
テスト1:スペック
CPUやGPUのグレード、メモリやストレージの容量、ディスプレイの解像度や付加機能など、ゲームをプレイするうえでスペックが不足していないかを確認しました。
テスト2:インターフェース
USBやHDMIなど、ケーブルや機器を接続する端子の数や質をチェック。種類や数が多いほど高評価としました。
テスト3:処理能力
6種類のベンチマークソフトによる計測での総合成績をチェック。緑色のグラフは各製品のスコア、緑の下のグラフは約30万円のハイスペック機のスコアです。
テスト4:ディスプレイ・キーボード
VALORANTプレイヤーが実際にプレイして残像感の少なさや、キーボードでの操作性をチェックしました。
テスト5:コスパ
コスパ以外の合計得点と検証時価格からコストパフォーマンスのスコアを算出。得点が他製品より低くても、価格が安い場合は相対的に評価が上がります。
それでは、ゲーミングノートPCのテスト結果を発表します!
ゲーミングノートPCのおすすめは?
【1位】レノボ「LOQ 16IRH8 82XW004YJP」
- スペック
- インターフェース
- 処理能力
- ディスプレイ
- キーボード
- コスパ
思い通り動けて敵を見逃さない!ゲーマーも大満足のプレイ体験
ゲーミングノートPCのおすすめランキングで1位となり、ベストバイに輝いたのはレノボ(Lenovo)「LOQ 16IRH8 82XW004YJP」でした!
ゲーミングPCとしては平均的なスペックですが、ベンチマークの実測値や実際のゲームプレイにおいては、この値段とは思えないほど優秀で、コスパ最強と言っても過言ではありません。
普段からヴァロラントをプレイしているテスターからは「普段使用しているデスクトップPCとプレイ感覚にそれほど大きな違いはなく、いつも通りプレイできる」との声も。
また、特にディスプレイが好評で、下位製品と比べると残像感(キャラクターの移動や視点切り替えに合わせて生じる映像のブレ)が初心者でもはっきりと少ないのがわかりました。
遠くの敵も視認しやすく、FPSゲームにかなり向いています。
処理能力も高く、普段使いでも活躍できるので、これからPCゲームを始めるために購入するゲーミングノートPCとして、かなりおすすめの一台です。
- おすすめポイント
-
- ディスプレイが見やすい
- キーボード操作がしやすい
- 充実したインターフェース
- がっかりポイント
-
- ファンの稼働音が大きい
- 幅
- 359.6mm
- 奥行
- 277.6mm
- 高さ
- 25.9mm
- 重量
- 2.6kg
- CPU
- Intel Core i7 13620H
- メモリ
- 16GB
- ストレージ
- 512GB
- GPU
- GeForce RTX 4060
- 型番
- 82XW004YJP
インターフェース
USBポートの数が多いうえに、高速でデータ通信が可能なType-C Gen2も搭載。ゲームに必要な各種ポートを備えるのはうれしいポイントです。
16万円台(検証時)とは思えないスペックやインターフェースの充実度です。
【ベンチマーク】ハイスペックPCに迫るスコア!
CPUは最新世代の第13世代Intelを搭載。GPUはGeForce RTX 4060で他製品と同様のグレードながら、ベンチマークスコアは一部、約30万円のハイスペックゲーミングノートPCに迫る結果でした。
ノートPCではCPUやGPUの性能を引き出すのに、冷却能力や電力コントロールの性能も重要だといわれており、本製品はそれらの性能が良好であると予想できます。
FF XIV
15000を超えると「非常に快適」と判定されますが本製品のスコアは20000超え。今回のテストで20000超えの製品は12台中4台のみでした。
3D Mark
GPUのグレードがひとつ上の他製品とほぼ同じスコアをマーク。ゲームの映像がかなり滑らかに感じられます。
Crystal MarK
SSDへのデータの読み書きを測定するベンチマークでは、他製品の半分程度のスコアしか出ず、やや残念な結果に。
映像や画像の描写はかなり快適といえるでしょう。
FF XIVが快適なら、ほとんどのゲームを快適に遊べます。
【ディスプレイ】見やすくて残像も少ない
WUXGA(1920x1200)と解像度はゲーミングPCとしては標準的ですが、プレイしてみると実際の解像度よりもキレイに感じます。
遠くの敵をしっかりと描写しているうえに、キャラクターの移動時や視点の切り替え時は映像がブレる残像感をあまり感じず、快適にプレイできます。
【キーボード】手の大きな人はやや不向き
キーボードはキーを押し込んでから実際にゲーム上で反映されるまでのラグがほとんど感じらません。反応は良好です。
CtrlキーやShiftキーの配置もよく「キャラクターの操作がしやすい」と、テスターから高評価でした。
ただし、Ctrlキーが小さく、手の大きな人は小指で押しにくいとの声もありました。
<ゲーマーcheck!>唯一気になったのは排熱音の大きさ
プレイ中はヘッドセットやイヤホンを装着しているのであまり気になりませんが、ファンによる排熱音が他製品と比べ大きく、初めは少し不安になります。
遠くの敵がしっかり見えてかなりプレイしやすく快適でした!(ヴァロラントプレイヤーYさん)
コントラストがよく、画面に奥行きを感じて、戦いやすく感じました!(ヴァロラントプレイヤーMさん)
【2位】マウスコンピューター「G-Tune P6-I9G60BK-A」
- スペック
- インターフェース
- 処理能力
- ディスプレイ
- キーボード
- コスパ
お値段以上のハードウェア構成!全項目高得点の超バランス型
ゲーミングノートPCのおすすめランキング2位は、A評価のマウスコンピューター「G-Tune P6-I9G60BK-A」。
本機はミドルクラスの価格帯でありながら、第12世代の最上位CPUを搭載するハイパフォーマンスモデル。
ベンチマークの結果も優秀で、特にゲームベンチのFFシリーズでは約30万円(検証時)のゲーミングノートを上回る結果に。これだけ処理能力が優秀なら、4K動画の編集などにも適しているでしょう。
テスターによる評価では、ゲーミングモデルとして重要なディスプレイとキーボードはなかなかの好印象。今回10製品中1位のレノボ「LOQ 16IRH8」には劣りますが、それに準ずるレベルの感触でプレイできました。
インターフェース周りも充実しており、両側面に外部のキーボードやマウスの接続に使えるUSB-A端子を備えます。
また、左右からの取り回しだとケーブルが邪魔になりやすい映像出力とLAN端子が背面にあるのもポイントです。
合計得点では2位ですが、性能重視で選べば間違いなく本機で決まりです。
- おすすめポイント
-
- 性能BEST
- すべての項目が高得点
- CPU性能が非常に高い
- がっかりポイント
-
- 突出して優秀な点がない
- Gen2のUSB端子がない
- 幅
- 358.4mm
- 奥行
- 268.3mm
- 高さ
- 26.3mm
- 重量
- 2.34kg
- CPU
- Intel Core i9 12900HX
- メモリ
- 16GB
- ストレージ
- 500GB
- GPU
- GeForce RTX 4060
CPU
第12世代の最上位CPUであるCore i9 12900HX を搭載。ゲームだけでなく動画編集やクリエイティブ用途でも快適に使えます。
インターフェース
【ベンチマーク】FF XIV&FF XV ベンチマークは最速!
ベンチマークの結果は非常に良好。特にゲームベンチであるFF XIV & FF XVが優秀です。
【ディスプレイ】見やすくて小さい敵も視認できる
ディスプレイは比較した10台の中では平均以上に見やすく、小さな敵もしっかり確認できました。
【キーボード】WASDとスペースが近くて操作しやすい
FPSの移動とジャンプ操作を行う「W」「A」「S」「D」と「スペース」が近いので素早く入力できます。
<ゲーマーcheck!>ビジュアル・オーディオ・キーボードのすべてが合格点
16インチ非光沢のディスプレイにより小さい敵でも見つけやすく、スピーカーは足音など重要なゲーム音が聞こえます。また、キーボードも余裕のあるキーピッチで操作しやすいです。
【機能性】高速規格の外付けSSDのが活かせない
USBは3.1のGen1止まりなので、外付けSSDの速度はUSB 3.0までです。
Gen2のUSB端子がない以外に不満なし。スペック重視なら本機です。
CPUとGPUの処理性能が高く、普段使いや仕事にも使えます。
【3位】ASUS「TUF Gaming A16 Advantage Edition」
- スペック
- インターフェース
- 処理能力
- ディスプレイ
- キーボード
- コスパ
ゲームも相性抜群なAMD構成。実勢15万円台の高コスパ機!
ゲーミングノートPCのおすすめランキング3位は、A評価のASUS(エイスース)「TUF Gaming A16 Advantage Edition FA617NS-R7RX7600S」。
ランキング対象の10台の中で唯一、CPUにRyzen、GPUにRadeonを搭載したマシン。
この構成は「AMD Radeon on Ryzen(AMD R ‘n’ R)」といい、IntelのCPUと組み合わせたときよりもゲーミング性能が向上します。
ゲーム目的の場合、GPUはGeForceシリーズが人気ですが、ミドルクラス帯ならRadeonシリーズの方がコスパが高いです。
- おすすめポイント
-
- コスパBEST
- 圧倒的なコスパ
- AMD R ‘n’ R対応
- がっかりポイント
-
- USB端子が少ない
- ゲームとの相性がある
- 幅
- 355mm
- 奥行
- 252mm
- 高さ
- 26.8mm
- 重量
- 2.2kg(約)
- CPU
- AMD Ryzen 7 7735HS
- メモリ
- 16GB
- ストレージ
- 512GB
- GPU
- Radeon RX 7600S
- 型番
- FA617NS-R7RX7600S
AMDマニアにはたまらないCPUとGPUのハード構成です。
インターフェース
【ベンチマーク】CPU&GPUベンチの結果は良好
価格を考えれば、Cinebenchや3D MarkなどのCPU & GPUベンチの結果は良好です。
【処理能力】FFベンチとの相性で点が伸びず
GeForce向けに最適化されたゲームのベンチは伸び悩みますが、性能でカバーできれば問題ありません。
<ゲーマーcheck!>ワンランク上の価格帯を感じるディスプレイ
ディスプレイの発色は、色味が鮮やか。リフレッシュレートは165Hzで、激しい動きでも残像は感じられませんでした。
【4位】エイサー「Nitro 5 AN515-58-N76Y46/4」
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- スペック
- インターフェース
- 処理能力
- ディスプレイ
- キーボード
- コスパ
ネット対戦の天敵をLAN周りで対策。ラグ・遅延を抑えやすい!
ゲーミングノートPCのおすすめランキング4位は、A評価のエイサー(Acer)「Nitro 5 AN515-58-N76Y46/4」。
ハードウェアの構成は、CPU以外は1位のレノボ「LOQ 16IRH8」と共通点が多い本機。実際、「スペック」や「処理能力」などの得点はほぼ同じでしたが、「キーボード」で差がつきました。
モニター評価ではキーの押し心地が硬く、長時間のプレイは疲れそうという声も。
インターフェースはThunderbolt 4に対応。有線&無線LANはゲーミング仕様でラグや遅延を抑えます。
- おすすめポイント
-
- Thunderbolt 4対応
- ゲーミング仕様のLAN
- がっかりポイント
-
- SSD・メモリ容量が並
- キーボードのクセ
- 幅
- 360.4mm(約)
- 奥行
- 271.09mm(約)
- 高さ
- 26.9mm(約)
- 重量
- 2.5kg(約)
- CPU
- Intel Core i7 12650H
- メモリ
- 16GB
- ストレージ
- 512GB
- GPU
- GeForce RTX 4060
- 型番
- AN515-58-N76Y46/4
ゲームを大量に導入するならSSD 1TBモデルを選ぼう。
インターフェース
【ベンチマーク】悪くないが上位に比べると今ひとつ
各種ベンチは性能自慢の機種と比べると劣りますが、今どきのゲームをプレイするのに不足はありません。
【キーボード】深すぎるストロークに違和感を覚える
キーボードはやや反応が悪く、反応するところまで押し込むのが少し大変です。
<ゲーマーcheck!>ディスプレイは残像感なく好印象!
15.6インチのディスプレイは非光沢のIPSパネル。リフレッシュレートは144Hzで、残像感はなく非常に見やすいです。
【5位】Dell「DELL G15 5530」
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- スペック
- インターフェース
- 処理能力
- ディスプレイ
- キーボード
- コスパ
CPU性能はトップ! マルチに使いたい人向け
ゲーミングノートPCのおすすめランキング5位は、A評価のDell(デル)「DELL G15 5530」。
「処理能力」は10台中最高得点を記録しました。しかし、メモリ&ストレージ容量で「スペック」、それに「キーボード」で点を落としこの順位に。
GPUは同価格帯のライバル機より1ランク下の「GeForce RTX 4050」ですが、ベンチスコアは4060搭載機よりも高得点でした。筐体はゲーミングモデルらしからぬ個性的なデザインで魅力的です。
性能を活かしてマルチに使いたい一台です。
- おすすめポイント
-
- CPUベンチはトップ
- デザイン性が高い
- がっかりポイント
-
- メモリ・SSD容量が並
- 重量はかなり重め
- 幅
- 357.26mm
- 奥行
- 274.52mm
- 高さ
- 26.95mm
- 重量
- 2.97kg(実測値)
- CPU
- Intel Core i7 13650HX
- メモリ
- 16GB
- ストレージ
- 512GB
- GPU
- GeForce RTX 4050
- 型番
- NG585-DNLCB
直線で構成された筐体デザインが目を引きます。
インターフェース
【ベンチマーク】トップクラスのベンチスコアを記録
すべてのベンチスコアがトップクラス。特にCPUとGPUベンチが優秀で、性能面での不安はありません。
【キーボード】使用頻度の高いキーが小さい
使用頻度の高い「Enter」と「BackSpace」キーが小さいのが気になります。
<ゲーマーcheck!>キーボード前のスペースが狭い
キーボード前のスペースが狭く、手のひらを置くスペースがありません。快適にタイピングしたい場合は、別途パームレストを用意しましょう。
【6位】サードウェーブ「GALLERIA XL7C-R46」
- スペック
- インターフェース
- 処理能力
- ディスプレイ
- キーボード
- コスパ
マインクラフトがすぐ遊べる! 大容量ストレージが魅力
ゲーミングノートPCのおすすめランキング6位は、A評価のサードウェーブ「GALLERIA XL7C-R46『Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC、Xbox Game Pass同梱版』」。
CPUは第13世代のCore i7-13700H、GPUはGeForce RTX 4060と、性能的には不満のないハードウェア構成。GPU系のベンチスコアが伸びずこの順位に留まったものの、実際のプレイではテスターからの評価も上々でした。
SSDは1TBで余裕の容量なので、大量のゲームをインストールできます。インターフェースも充実しているので拡張性も◎。
初めからマインクラフトが同梱されているので、それらを目当てに購入するなら選択肢としては申し分ないでしょう。
- おすすめポイント
-
- SSD容量が1TB
- マインクラフトが同梱
- がっかりポイント
-
- GPUスコアが伸びない
- 格安機とほぼ同じ筐体
- 幅
- 360mm(約)
- 奥行
- 245mm(約)
- 高さ
- 20mm(約、最薄部)
- 重量
- 2.2kg(約)
- CPU
- Intel Core i7-13700H
- メモリ
- 16GB
- ストレージ
- 1TB
- GPU
- GeForce RTX 4060 8GB
この価格帯で1TBのストレージは珍しいです。
インターフェース
【ベンチマーク】3D Mark とFFベンチが伸び悩む
CPUベンチは優秀でハイスペック機に迫るスコアを記録したものの、GPUベンチは伸び悩む結果に。
【キーボード】テスターの意見が大きく分かれた使用感
手の大きなテスターからはやや不評でしたが、キーの反応が良く操作しやすいとの声もありました。
<ゲーマーcheck!>格安機よりもディスプレイ画質は上
ディスプレイは15.6インチの非光沢でリフレッシュレートは144Hz。格安機と比べ残像感もなく、遠くの敵もしっかり視認できます。
【7位】HP「Victus 16 s0013AX」
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- スペック
- インターフェース
- 処理能力
- ディスプレイ
- キーボード
- コスパ
ゲーム起動時のストレスゼロ!
ゲーミングノートPCのおすすめランキング7位は、HP「Victus 16 s0013AX」。
処理能力は価格相応ですが、ストレージの読み書きで最高峰の速度を記録しました。「ゲームの起動に時間がかかるのは嫌!」という人にとっては魅力的なゲーミングPCです。
キーボードが使いにくいので、外付けも選択肢のひとつです。
- おすすめポイント
-
- 読み書きが超高速!
- がっかりポイント
-
- キーボードが使いにくい
- 幅
- 369mm(約)
- 奥行
- 259.4mm(約)
- 高さ
- 23.9mm(約)
- 重量
- 2.3kg(約)
- CPU
- AMD Ryzen 7 7840HS
- メモリ
- 16GB
- ストレージ
- 512GB
- GPU
- GeForce RTX 4060
- 型番
- 807C1PA-AAAA
【処理能力】NVMe SSDの圧倒的な読み込み速度
PCIe Gen4(x4)対応のNVMe SSDは読み書きの速度が速く、OSやゲームの起動にかかる時間を大幅に短縮できます。
【キーボード】キーの押しにくさが気になる
左の[Ctrl]周辺はキーのサイズが小さく、特に「WASD」系の操作と併用するゲームを遊んでいると、小指がつりそうになることも。
<ゲーマーcheck!>NVMe SSDの圧倒的な読み込み速度
PCIe Gen4(x4)対応のNVMe SSDは読み書きの速度が速く、OSやゲームの起動にかかる時間を大幅に短縮できます。
【8位】ASUS「Vivobook Pro 16 K6602VV-KVI9R4060」
- スペック
- インターフェース
- 処理能力
- ディスプレイ
- キーボード
- コスパ
拡張性の高さが魅力
ゲーミングノートPCのおすすめランキング8位は、ASUS(エイスース)「Vivobook Pro 16 K6602VV-KVI9R4060」。
スペック上は高性能ですが、編集部によるベンチマークスコアは振るいませんでした。
Thunderbolt 4や USB 3.2 Gen2 対応のUSB-Cポートを備えるなど拡張性が高く、重量も軽めで持ち運びやすさは魅力的です。
- おすすめポイント
-
- 軽くて対応規格も充実
- がっかりポイント
-
- 調査機種では最も高価
- 幅
- 355.3mm(約)
- 奥行
- 252.0mm(約)
- 高さ
- 20.0mm(約)
- 重量
- 1.9kg(約)
- CPU
- Intel Core i9 13900H
- メモリ
- 16GB
- ストレージ
- 512GB
- GPU
- GeForce RTX 4060
【ベンチマーク】ベンチ結果は振るわず
第13世代Core i9を搭載していながら、数値は伸び悩みました。一部ベンチは良好な結果なので、相性が極端とも考えられます。
<ゲーマーcheck!>最新のThunderbolt 4に対応
側面のUSB端子は片方がThunderbolt 4に対応。ゲームを有利に進めるには欠かせない、豊富な周辺機器を接続できます。
【9位】MSI「Thin GF63 12VF-3803JP」
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- スペック
- インターフェース
- 処理能力
- ディスプレイ
- キーボード
- コスパ
長時間のゲームプレイに向く
ゲーミングノートPCのおすすめランキング9位は、MSI「Thin GF63 12VF-3803JP」。
ミドルクラスとしてはやや控えめといえるスペックで、ベンチマーク結果もそれほど伸びなかった本機。15.6インチのモニターは残像感がありますが、キーボードはキーの横幅が広く、使いやすい作りになっています。
激しいアクションゲームより、じっくり長時間遊ぶゲームに向きます。
- おすすめポイント
-
- 使いやすいキーボード
- がっかりポイント
-
- ディスプレイにやや残像感
- 幅
- 359mm(約)
- 奥行
- 254mm(約)
- 高さ
- 21.7mm(約)
- 重量
- 1.86kg
- CPU
- Intel Core i7 12650H
- メモリ
- 16GB
- ストレージ
- 512GB
- GPU
- GeForce RTX 4060
【キーボード】ゲーム用としては非常に使いやすいキーボード
キーボードはテンキーがないタイプで、そのぶん横幅にゆとりがあり操作しやすくなっています。長時間ゲームを遊んでもあまり疲れません。
<ゲーマーcheck!>拡張性は必要十分といえる
USB端子はUSB 3.2 Gen1どまりとはいえ、Type-A端子が左右合計3基に映像出力対応のType-Cも備わっており、拡張性は悪くありません。
【10位】マウスコンピューター「NEXTGEAR J6-A5G60GN-A」
- スペック
- インターフェース
- 処理能力
- ディスプレイ
- キーボード
- コスパ
周辺機器が揃っているなら高コスパ
ゲーミングノートPCのおすすめランキング10位は、マウスコンピューター「NEXTGEAR J6-A5G60GN-A」。
「NEXTGEAR J6-A5G60GN-A」は順位こそ最下位ですが、価格に対する処理性能は優秀。
キーボードの使いにくさやモニターの残像感が気になりますが、これらを外付け機器でカバーできるのであれば、十分選択肢に入ってきます。
- おすすめポイント
-
- 処理性能のコスパ◎
- がっかりポイント
-
- 入出力機器が微妙
- 幅
- 358.4mm(約)
- 奥行
- 268.3mm(約)
- 高さ
- 26.3mm(約)
- 重量
- 2.29kg(約)
- CPU
- AMD Ryzen 5 7535HS
- メモリ
- 16GB
- ストレージ
- 500GB
- GPU
- GeForce RTX 4060
【キーボード】小さくて押しにくいスペースキー
スペースキーは他のキーに押しやられて、非常に小さく押しにくくなっています。
<ゲーマーcheck!>3Dグラフィックスの処理性能は優秀
安価なモデルですがGPUの処理能力はそれほど悪くないため、入出力デバイスを外付けして補う活用法がおすすめです。
格安ゲーミングノートPCを本音でレビュー
ランキングでは約15〜20万円(検証時)のミドルクラス機を対象としましたが「それなら、エントリー機の性能はどれくらい?」と気になる人もいるでしょう。
そこで、最安クラスのエントリー機をランキングと同じ基準で採点してみました。
サードウェーブ「GALLERIA RL5R-G165」
- スペック
- インターフェース
- 処理能力
- ディスプレイ
- キーボード
- コスパ
コスパに全力投球したエントリーモデル
サードウェーブ「GALLERIA RL5R-G165『Minecraft:Java & Bedrock Edition for PC、Xbox Game Pass同梱版』」は、今回のランキングなら8位相当とミドルクラス相手に大健闘。
基本的なスペックや処理能力に差はありますが、コスパだけ考えればトップの成績でした。モニターによる使用感の評価もキーボードの反応が良いと合格点でした。
エントリー機の弱点は、これから発売されるAAAタイトル(大規模な予算で開発されたメジャータイトル)の場合、最低システム要件を満たせない可能性があること。
しかし、パソコンでしか発売されないインディーズゲームや軽いゲームを遊びたいというライトな楽しみ方や、とにかくゲーミングPCデビューをしてみたい人には有力な選択肢でしょう。
- おすすめポイント
-
- 約10万円の価格
- マインクラフトが同梱
- がっかりポイント
-
- GPU性能が低い
- SSD容量が少ない
- 幅
- 360mm(約)
- 奥行
- 244mm(約)
- 高さ
- 22mm(約)
- 重量
- 2.1kg(約)
- CPU
- Ryzen 5 6600H
- メモリ
- 16GB
- ストレージ
- 500GB
- GPU
- GeForce GTX 1650 4GB
CPU
Ryzen 5 6600H は競合モデルのCore i5-12500Hと比べると性能ではやや劣ります。しかし、コスパがいいので、価格重視ならアリ。
【インターフェース】据え置き使用時に便利な背面端子
映像ケーブルと有線LANは、接続時に邪魔になりにくい背面に端子があります。
【ベンチマーク】スコアは控えめだがゲームに支障はなし
ベンチスコアは他製品と比べ伸び悩んだものの、VALORANTは問題なく起動しました。
【キーボード】反応はよいもののスペースキーが小さい
フルキーボードですがキーピッチには余裕があります。スペースキーが小さめなのが気になります。
【GPU】コスパ重視なのでGPUは旧型
GPUのGTX 1650は2019年4月発売と旧型の製品ですが、今回の検証では不満なくゲームをプレイできました。
<ゲーマーcheck!>ディスプレイの鮮明さはイマイチ
映像自体は滑らかで、コントラストがはっきりしていて視認性が高いものの、ゲームプレイ中にグラフィックに乱れがありました。
高スペックを要求するタイトルも設定次第では遊べます。
性能よりも価格重視! ライトに遊ぶなら全然アリです!
ハイエンドゲーミングノートPCの実力は?
格安モデルに続き、30万円超(検証時)のハイエンドモデルでもスペック比較を行ってみました。
エイサー「Predator Helios Neo 16 PHN16-71-N73Z47」
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- スペック
- インターフェース
- 処理能力
- ディスプレイ
- キーボード
ハイエンドノートPCは全性能が高い優等生でした
エイサー(Acer)「Predator Helios Neo 16 PHN16-71-N73Z47」は、A+評価。当然ながら各評価スコアはほとんどの項目で最高峰でした。
ただし、個々のベンチマークソフトを見てみると、トップの数値を出していたのは「3DMark」と「FF XIV」のみでした。ベンチマークはソフトとの相性も重要であることがうかがえます。
- おすすめポイント
-
- まんべんなく高性能
- モニターが大きく見やすい
- がっかりポイント
-
- 特化した部分がない
- カメラやバッテリーは控えめ
- 幅
- 360.1mm
- 奥行
- 279.9mm
- 高さ
- 28.25mm
- 重量
- 2.58kg(約)
- CPU
- Intel Core i7 13700HX
- メモリ
- 32GB
- ストレージ
- 1TB
- GPU
- GeForce RTX 4070
- 型番
- PHN16-71-N73Z47
インターフェース
入出力機器やインターフェースも高水準の性能です。
【ベンチマーク】平均的な優等生スペック
ハイエンドモデルだけあって、ベンチマーク結果も軒並みトップクラス。ただし、他機種と比べて飛び抜けて高い数値ではありません。
【ディスプレイ】高精細なWQXGAモニターで細かい動きも見逃さない
モニターは16インチの大画面と165Hzの高リフレッシュレート。視点切り替えで激しく動かしても画像のように残像(ブレ)は最小限です。
【キーボード】打鍵感も十分の高品質キーボード
キーボードはストロークが深く、打鍵感もよい印象。FPSなどで多用するキーの色分けもスタイリッシュです。
まとめ:レノボはミドルクラスのPCとは思えないプレイ体験!
以上、ゲーミングノートPCのおすすめランキングでした。
テストの結果、上位製品のディスプレイは残像感が少なく好印象。小さな敵も視認でき、快適にプレイできます。また、ベンチマークにおいては、ミドルクラスながらハイスペック機に迫る製品もありました。
ベストバイのレノボ「LOQ 16IRH8 82XW004YJP」は、この価格では考えられないプレイ体験が可能に。特にディスプレイが好評で、残像感が少ないうえに遠くの敵も視認しやすく、FPSゲームにピッタリです。
処理能力も高く、普段使いでも活躍できるコスパ最強機と言えるでしょう。
ご紹介した商品詳細を参考に、自分に合った一台をぜひ見つけてみてください。
ゲーミングノートPCのおすすめ
レノボ
LOQ 16IRH8
82XW004YJP
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