家でかんたんにふわふわの生パン粉がつくれます
衣がサクサクの食感になり、揚げモノのおいしさがグンとアップする生パン粉。でも、市販の生パン粉は、消費期限が短くなかなか使い切れません……。
そんなときは、お家で使うぶんだけ生パン粉をつくりませんか? 用意するものは冷凍した食パンとおろし金だけ。コツを押さえれば、おいしい生パン粉がつくれちゃうんです! それではさっそく、つくり方やコツをご紹介したいと思います!
手づくり生パン粉には冷凍食パンを使いましょう
生パン粉は、食パンをおろし金で削ればできるのですが、生の食パンだとぐにゃぐにゃしていて、つぶれてしまい、うまく削ることができません。ポイントは、食パンを冷凍してから削ること。まずは、食パンの冷凍方法から、順を追ってご紹介します。
【①食パンをラップで包む】
つぶさない程度の強さで、食パンを1枚ずつラップで包みます。このとき、ラップからパンがはみ出ないように注意しましょう。
【②フリーザーバッグに入れる】
食パンをフリーザーバッグに入れて空気を抜き、1日以上を目安に冷凍します。
【③ おろし金で削る】
冷凍食パンを、使う分だけおろし金で削ります。軽い力で、角から削ると楽チン。でも、すぐに解凍されちゃうので、素早く一気に削りましょう!
できあがり! ふわふわのパン粉になりました。
ちなみに、生の食パンを削ろうとすると、ぐにゃぐにゃとつぶれるだけで、うまく削れません……。
必要な分だけ削って残った食パンは、溶けていなければ再び冷凍できます。ただし、生パン粉の再冷凍は、風味が格段に落ちてしまうのでNG! 削った分は、1回で使い切りましょう。
この手づくり生パン粉は、揚げモノだけではなく、いろいろなお料理に使えます。いくつかご紹介します。
パスタやフレンチトースト幅が広がる生パン粉
この手づくり生パン粉は、揚げモノを格段においしくしてくれますが、じつはそれだけじゃないんです。意外な使い方で、おいしいお料理に大変身! ぜひお試しください。
【①カリカリパン粉のパスタ】
つくった生パン粉をカリカリに炒めて……
パスタの具材にパン粉とちりめんじゃこを絡めます。パン粉がアクセントになり、楽しい食感になりますよ。
【②揚げないヘルシーコロッケ】
カロリーが気になるコロッケをヘルシーに。コロッケのタネに、上記の手順でつくったカリカリパン粉をのせてオーブンで焼くだけ。アツアツをスプーンですくって食べましょう。
【③中までしっとり、フレンチトースト風】
フレンチトーストは、たまご液の浸透に時間がかかりますよね。でも、生パン粉でつくれば、中まですぐに染み染みに! 手間要らずで、すぐに食べられますよ。
食パンを冷凍するだけでつくれちゃう生パン粉。必要な分だけすりおろせば余ることもなく、とても経済的。家にあるおろし金でつくれるので、ぜひお試しくださいね!