冷凍野菜は水分の少ないものを狙うべし!
季節による価格や品質の変動が少なく、下ごしらえの手間も省けて便利な冷凍野菜ですが、素材によっては冷凍に向かないものもあります。
さといも、豆類などはもともとの素材が固いため、下ごしらえの手間が省ける、ゆですぎてやわらかくなってしまう心配が少ないなどの点で冷凍品には大きなメリットがあります。
さといも
皮をむいたり下ゆでしたりといった下ごしらえが面倒なので、冷凍がとても便利。煮物の手間も大幅にカットできます。
料理のプロが自宅で使うことも多いアイテムです。
じゃがいも
フライドポテトを作る際は、生のじゃがいもから作るよりも短時間で調理でき、ポテト独特の食感も出るので便利。凍ったまま調理すると◎。
フライドポテトは生よりも美味しくできます!
冷凍食品は平積みショーケースに置かれているものが◎
スーパーの冷凍食品コーナーはタテ型の棚状の冷凍ケースに並べられていることが多いですが、気流制御やエアカーテンなどが取付けられていたとしても、室温の空気に触れることは避けられないので、品質安定という面から見ると良い状態とはいえません。上から下へ流れるという冷気の性質や、開口面積、照明の当たり方などを考えると、冷凍食品のショーケースは平積みのほうが望ましいのです。
あえてこうした開放型の棚に陳列されているのは、品質の安定よりも商品の取りやすさや見やすさが優先されているためです。
アイスクリームなど、重ねて置ける商品は平積みになっていることが多いです。
①冷気は下へ流れて全体に行き渡る
平積みされたケースのほうが全体に冷気が行き渡りやすくなります。棚では冷気の吹き出し口付近にしか冷気が届きません。冷凍食品は室温に触れるだけでも劣化します!
②開口面積が違うので冷気が逃げない
開口面積が広いと、その分外気に触れやすくなります。棚の場合は奥のものでも外気に触れているので冷気が逃げてしまいます。
③照明の影響を受けにくい
棚は段ごとに照明が設置されていて、近くに照明器具があると熱による影響を受けてしまいます。
もし近所に複数のスーパーがあり、開放型のショーケースと平積みショーケースのお店がある場合は、平積みショーケースのあるお店で購入したほうが、品質の保たれた冷凍食品を買える可能性が高くなります。
以上、冷凍食品を選ぶときのコツでした。なお、冷凍食品はショーケースから取り出した瞬間から劣化が始まります。買い物の最後にかごに入れて、なるべく早くレジに行くようにしましょう!
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