加熱式たばこ使いやすさくらべ
日本全国のコンビニで買えるようになったiQOSに続き、10月にはgloが全国販売をスタートさせましたね。そろそろ紙たばこから乗り替えどきかなぁなんて考えているのでは?
でもいざ買うとなると、「どれが一番いいんだろう」と迷ってしまいますよね。そこで、今回は3モデルをいろいろな角度から実測検証し、使い勝手を比べてみました。
[対象]
ブリティッシュ・アメリカン・たばこ・ジャパン
glo
定価:8000円(キャンペーン価格:4980円)
フィリップ・モリスジャパン
iQOS 2.4 Plus
定価:1万980円(キャンペーン価格:7980円)
JT
Ploom TECH
定価 4000円
[比較項目]
①価格
②煙の量
③吸いやすさ(重さ)
④喫煙回数
⑤加熱時間
⑥チャージ時間
⑦最大使用本数
⑧本体充電時間(2.1Aで実測)
⑨メンテナンス
※重さや時間、本数などはすべて実測です。
あなたにピッタリの加熱式たばこはどれでしょう?
[比較① 価格]キャンペーンはぜひ活用を!
まず、3モデルについて、価格も含めてあらためてご紹介しましょう。価格はスターターキットのものです。
フィリップ・モリスジャパン
iQOS 2.4 Plus
定価:1万980円(キャンペーン価格:7980円)
(写真をクリックするとAmazonページが開きます)
アイコス専用葉たばこ「ヒートスティック」
定価:460円 20本入り
初回はキャンペーン価格で安く購入できますが、2回目以降は定価での購入になります。すでに全国に展開中です。
ブリティッシュ・アメリカン・たばこ・ジャパン
glo
定価:8000円(キャンペーン価格:4980円)
(写真をクリックするとAmazonページが開きます)
グロー専用葉たばこ「ネオスティック」
価格:420円 20本入り
アイコスより若干安い価格で購入できます。10月から全国展開しています。
JT
Ploom TECH
定価 4000円
(写真をクリックするとAmazonページが開きます)
プルームテック専用たばこカプセル(カートリッジ入り)
価格:460円 5個入り
現在は福岡と東京の展開のみですが、価格面ではダントツの安さ。2018年の全国展開(予定)が待たれます。
「iQOS」と「glo」はキャンペーンを利用するとおトク。まずはHPへアクセスすることから始めてください。
[比較② 煙の濃さ]たばこにもっとも近いのは?
次に、煙の濃さを比べてみました。
ちなみに紙たばこの煙はこんな感じです。
ではそれぞれの煙はどうかというと……
iQOS:◎
ふかしたときの煙はかなり紙たばこに近い濃い煙で、視覚的にも「たばこを吸っている」気分になれます。煙の滞留はありません。
glo:◯
吐き出したときの量は3モデルの中でちょうど中間くらい。色もiQOSよりは薄くPloom TECHよりは濃い感じがしました。同じく煙の滞留はありません。
Ploom TECH:△
目一杯吸い込めばそれなりに煙は出せますが、紙たばこよりは明らかに量が少なく色も薄かったです。煙が空気中にほとんど滞留しない点は、他のモデルと同じです。
もっとも「たばこ感」があったのはiQOS。紙たばこからでもスムーズに乗り換えられそうです。かくいう私もiQOS登場時に紙たばこから乗り換えたクチですが、違和感のなさに驚いた印象が深く残っています。
[比較③ 吸いやすさ]手にした感覚も重要です
紙たばこのように持った時に負担のない重量であることは結構重要です。
iQOS:◯
アイコスは、カートリッジを付けるホルダーが20.4g。特に重さは感じないレベルですが、充電用とチャージャーを含めると119.5gなので、携帯性という面ではPloom TECHに比べるとやや劣勢です。
glo:△
本体はずしりと感じる102.2g。その形状から指に挟んで吸うというよりも、手で握って吸う感覚です。慣れてしまえばどうということはありませんが、最初は抵抗があるかもしれません。
Ploom TECH:◎
本体にカートリッジを付けた状態でも17gと最も軽く、紙たばこを持つ感覚に一番近かったのがPloom TECHです。吸い口はたばこより若干大きいですが、別売りのキャップを付けて調整することができます。
もっとも紙たばこに近い感覚なのはPloom TECHです。次第に慣れるのは間違いありませんが、初めの違和感がないのは大きなポイントです。
その他の比較項目の結果
[比較④ 喫煙回数]
1本のカートリッジで、どれくらい吸えるのかを比較しました。
iQOS:◯
アイコスは14回吸引するか、5分45秒が経過すると終了します。紙たばこの吸い方にもよりますが、およそ同程度だといえます。
glo:△
1本で吸える長さは3分27秒でした。たくさん吸っても、まったく吸わなくても3分半たつと電源が自動で切れる仕組み。ただし、頻繁に吸うと温度が下がるのか、薄味になりました。
Ploom TECH:◎
1吸いするたびに加熱するので、時間経過で切れることはありません。たばこカプセル1つは紙たばこ6本分相当で、70回吸えました。
[比較⑤ 加熱時間]
吸引までにかかる時間を測定しました。
iQOS:◯
アイコスはたばこの葉を加熱する時間が必要です。葉っぱを直接加熱しているため、18秒で吸える状態になります。
glo:△
加熱時間は長めの40秒。加熱開始と準備完了をバイブの振動で知らせてくれる親切設計つきです。
Ploom TECH:◎
3モデルの中で、唯一加熱の待ち時間がありません。これは、吸ったと同時に電源が入るしくみだから。口にくわえた瞬間に吸えるので、ライターを使う紙たばこよりも早いです。
[比較⑥ チャージ時間]
充電の間隔を測定しました。
iQOS:△
1本吸うたびにチャージが必要で、1回の充電で4分5秒かかりました。続けて吸いたい人は“2本持ち”をおすすめします。
glo:◎
本体に充電機能がついているため、チャージ時間は不要です。続けざまに吸えるのはポイント高いです。
Ploom TECH:◎
一度充電すれば1本ごとの充電は不要です。さらに加熱の必要もないので、1回だけ吸ってやめることもできます。
[比較⑦ 最大使用本数]
1回の充電で何本吸えるのかを測定しました。
iQOS:◯
アイコスのチャージャー(本体ケース)は、フル充電でちょうどヒートスティック40本のチャージが可能でした。
glo:◯
1回の充電で47本分もの充電が可能。アダプターを携帯しなくても、2日位は十分持ちそうです。
Ploom TECH:△
紙たばこ6本分のカプセル5個を吸っても充電は切れませんでした。本来は5個吸い終えたところで充電しますが、そのまま吸い続けたところ6個目終了と同時に充電が切れました。
[比較⑧ 本体充電時間(2.1Aで実測)]
本体の充電時間を計測しました。
iQOS:△
チャージャーの充電時間は3モデルの中で最長の131分でした。ただ、充電中でもホルダーだけを取り出して喫煙できるのは、唯一コチラだけでした。
glo:◯
マニュアルには2~4時間とありましたが、21AのUSBポートからの充電時間は2時間ちょうどでした。
Ploom TECH:◎
本体の充電時間は最も短い85分。充電姿も一番スマートですが、充電中はUSBに固定するのでたばこは吸えません。
[比較⑨ メンテナンス]
味わいを維持するためには掃除も必要です。
iQOS:△
20本に1回を目安にクリーニングが必要です。ホルダーとキャップを分離して両方をクリーニングする必要があります。また、加熱ブレードに焦げ付いた灰を取り除く作業もあり、ちょっと手間がかかるのが難です。
glo:◯
こちらも20本に1回のペースでクリーニングが必要です。ただし、付属のブラシで擦るだけなのでそれほど面倒ではありません。ゴミも微細なススがほんのちょっと出る程度です。
Ploom TECH:◎
他の2モデルは、たばこの葉を高温で熱するしくみのため、本体内に残ったカスなどを定期的に掃除する必要がありますが、こちらはもともとたばこの葉を加熱しないので、カスもでません。メンテナンス作業がいらないというのは、かなり心惹かれますね。
以上、項目別に見てきましたが、使い勝手という点ではプルームテックがほとんどの項目で優秀でした。特に持った感じの軽さやチャージの待ち時間に連続して吸える点、面倒なメンテナンスが不要という点で、ほかの2モデルよりもリードした印象です。
ぜひ、過熱式たばこ選びのご参考にしてみてください!