想像を超える進化を遂げたiPadが今売れています
14年の第1四半期には2600万台以上を販売したiPadシリーズ。しかし、その後丸3年もの間「前年の同じ時期の販売台数を下回る」ジリ貧状態に陥っていました。
しかし、ここにきて販売台数で15%、売上高も2%増と調子を取り戻しています。実売4万円と手軽に買えるiPad(無印iPad)が世界的には人気のようです。
海外から訪れる人も多いヨドバシカメラマルチメディアAkibaのAppleショップ。ペンの書き味をチェックしたり、展示機のゲームで遊んだり、子どもから大人までiPadシリーズを手に取る人が多く目立ちました。
そこで、量販店員にiPadを買う人の主な目的を聞いてみました。
理由①「Office」が使えるのでついに仕事用に買いました
まず、Microsoft Officeが使えるためビジネスパーソンが注目しています。コンパクトなのはもちろん、机がなくても操作でき、ペンで書き込めるのはノートPCにはない便利さです。
WordやExcelにも手書きできちゃう仕事用にはApple Pencilが使えるiPad Proが人気。両方をセットで買う人が増えています。
理由②「デジタル教材」として子どもやオトナ学習にも使えます
また、最近ではタブレットを授業に取り入れる学習塾や学校が増えています。授業で使う前に慣れさせておきたい……そんな理由でiPadを買い求める家庭も多いそうです。
知育や学習用アプリがiPadは豊富子ども用やはじめてのタブレットにはこの春に発売された無印iPadが人気です。
理由③「iPad mini」もいまだに根強い人気です
さらに、お年寄りがはじめてのスマートデバイスとしてiPad miniを購入する例が増えています。iPad miniはスマホより画面が大きいため、タッチ操作が苦手な高齢者でも扱いやすいのです。電話はガラケー、ネットはiPadという使い方も便利です。
さらに、この3つの理由の他にも、最新のiPadには人気を後押しする進化が盛り沢山。ココからは、購入前にぜひ知っておくべきポイントをご紹介します。
キーボードを追加すればPCと同じ感覚で使えます
シリーズ全体の性能の向上で、もはやiPadをパソコンのように使用することも可能になっています。とくにiPad Proはペンとの組み合わせでこれまでにない使い方も可能です。
また、iPad+キーボードの組み合わせはビジネスにも相性抜群。ペンを使ったOfficeへの書き込みが加わってサクサク仕事ができます。
さらに、iOS 11がリリースされ、Macに近い感覚のドックでのアプリ管理など、よりパソコンを意識した新機能が多数追加されました。
そんなiOS 11ですが、下記の機種には対応していません。
iPad(2010)
iPad 2(2011)
iPad 3(2012)
iPad 4(2012)
iPad mini(2012)
より便利に使いたいなら、買い替えることをオススメします。
Macと合わせて使うのが大変便利になりました
iPadとMacの同期機能は定期的に強化されています。Macで書いていた書類の続きを、そのままiPadで書けるなど連携することでより快適な使い方ができるんです。
マンガやゲームも快適に楽しめる画面の美しさです
画面の美しさ・見やすさは無印・Proともに超パワーアップ。野外でマンガや動画を見ることにも向いているタブレットといえます。
最新iPadのCPUは実はゲームに向きです。重いゲームも楽々動きます。
昔のモデルと違ってアプリもサクサク動きます
iPadは年々CPUの性能も上がっています。今のiPadを持っている人でアプリの動きに不満があるなら買い替えで劇的に改善されますよ。
miniを愛用していた編集部のメンバーは、DropboxやEvernoteを使用してデータのやりとりをするとき、アプリの動きがノロノロと遅くストレスを溜めていましたが、最新のiPadに乗り替えた今は快適に使用しています。
「アップルペンシル」でできることが増えました
かつてはiPhoneと機能的な差別化が曖昧でしたが、現行のiPadはタブレットならではの進化を遂げています。
アップル
Apple Pencil
実勢価格:1万2700円
とくにPro専用のデジタイザーペンであるApple Pencilの使いやすさには目を見張るものがあり、Officeアプリへの書き込みから、プロ並のイラストまで、ペンの性能と大画面の相乗効果でハイレベルな「書きやすさ」を実現しています。
また、優秀なキーボードによってテキストの書きやすさも段違いです。さらに最近普及してきた画面分割機能の使いやすさも圧倒的で、ビジネスにも、エンタメにも、スマホ以上のことができるようになっている。
たとえば、小さなスマホでは見えにくかった画面も。
大画面なので、見えやすくなります。さらに、9.7インチ?12.9インチの大画面と、画面分割は相性抜群です。
さらにiOS 11はより多くのアプリを同時起動できるようになるので、これからどんどん実用的になるはずです。
以上、最新iPadの進化点について解説しました。最新iPadは外観こそ従来モデルと大きな違いはないものの、中身は驚くほどの進化を遂げていました。編集部からもオススメしたいタブレットです。