くすんだ床がツヤピカに! 手軽に使えるワックスを発見
(C) PaylessImages/123RF.COM
かつてはツヤピカだったわが家のフローリング。しかし、気がつけば新築のときの輝きは失われ、くすみが目立つなど見栄えがイマイチに…….。
年末の大掃除シーズンが近くなると、お店にいろんな床用ワックス剤が並び出しますが、正直、どれを選んだらいいのか分かりにくいですよね。重い腰を上げて「さぁ、ワックスがけするぞー!」と意気込んだものの、ワックス剤選びで右往左往してしまっては時間をロスしてしまいます。
そこで今回は掃除特集に定評のある『LDK』編集部が、タイプの違う床用ワックス5製品を用意。「手軽に使える実力派」を見つけるべく比較テストを行いました。
最初はシートタイプがベスト! 床用ワックス剤の選び方ポイント
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テスト結果の前に、床用ワックス剤の基本的な選び方ポイントをご紹介したいと思います。
ひと口に「ワックス剤」と言っても、シートタイプやスプレータイプなどがあり、使い勝手や使用できる床材、ツヤの出方、効果の持続期間などがそれぞれ異なります。
自分でワックスをかけるのが初めての場合は、いつもの床掃除感覚で使える「シートタイプ」でトライするか、洗面所など面積の狭いところからから始めるのがおすすめです。
ちなみに、フローリングを美しく仕上げるためには事前準備も大切です。汚れたままの床にワックスをかけると、本来の効果が得られない場合があります。ワックスがけは、ぜひとも床の汚れをしっかり落としてからスタートさせてください。
お掃除のプロと5製品を 徹底チェックしました
今回はお掃除のプロ・塩月さんのご協力のもと、実際にフローリングにワックスがけをして「ツヤ度」「耐久性」「手軽さ」を検証しました。
検証①ツヤの具合はどうか?
ワックスがけの一番の目的は、フローリングのツヤを取り戻すことですよね。そこでフローリング材に実際に各ワックスを塗布して、ツヤの具合をチェックしました。
検証②キズへの耐久性は?
床用ワックス剤には、フローリングを保護してキズから守る役目もあります。ワックス剤を塗布したフローリングの表面をこすって、キズへの耐性をチェックしました。
検証③手軽に使えるか?
いくら効果的なワックスでも、手軽さに欠けるものはチョット選びづらいですよね。今回の検証では、床ワックスがけの初心者でもムラなく簡単に塗ることができるものを高評価にしています。
手軽でオールマイティに使える リンレイの「オール」
リンレイ
オール 1L
実勢価格:762円
成分:合成樹脂(アクリル樹脂)
使用できる床:フローリング床(樹脂塗装された木製の床)、ビニール製の床
※一部のUV塗装フローリングは使用可能
効果:約6ヵ月
▼テスト結果
ツヤ度:★★★★☆
耐久性:★★★★☆
手軽さ:★★★★☆
数あるリンレイの床用ワックスの中でも人気の高い「オール」がトップ評価となりました。
「オール」を2度塗りしたフローリングは、塗布前とは見違えるほどツヤピカに! 乾燥までに若干時間はかかりますが(約30分)、フローリング上に置いたペットボトルの反射も、くっきりキレイに見えるようになりました。1000円以下とお手頃価格でありながら驚くほどの効果です。
※初めて塗る時は2回塗り推奨(2回目以降は1回塗り)
「オール」はフローリング床はもちろん、ビニール製の床にも使えます。
ちなみに、リンレイの「オールワックスワイパーEX」を使うと、立ったままラクな姿勢でワックスがけができます。
リンレイ
オールワックスワイパーEX
実勢価格:1185円
セット内容:ワイパー本体、専用トレイ、専用シート3枚
手軽さを重視するなら 「つやピカワックスシート」
リンレイ
つやピカワックスシート
無香料(10枚入)
実勢価格:448円
成分:合成樹脂
使用できる床:フローリング床(樹脂塗装された木製の床)
効果:約1ヵ月
▼テスト結果
ツヤ度:★★★☆☆
耐久性:★★☆☆☆
手軽さ:★★★★★
「つやピカワックスシート」は、お手持ちのフローリングワイパーにセットして使うシートタイプのワックスです。汚れを取りつつ床にツヤを与えるアイテムで、ワックス効果は他の製品に比べると弱めですが、手軽さは5製品中トップです。
「手軽さ重視」「試しにワックス剤を使ってみたい」という方は、まずはこのシートから試してみるといいかもしれません。
耐久性や効果の持続性を 重視するなら「タフコート」
リンレイ
ウルトラタフコート 1L
実勢価格:3667円
成分:合成樹脂(アクリル樹脂・ウレタン樹脂)
使用できる床:フローリング床(樹脂塗装された木製の床)、ビニール製の床
▼テスト結果
ツヤ度:★★★★☆
耐久性:★★★★★
手軽さ:★★☆☆☆
コーティング力が強い反面、初心者にはやや塗りにくく、乾くまでに時間がかかります(乾燥時間約30分)。
でも、一度塗ってしまえば約2年効果が期待できるので、こまめにワックスがけするのはメンドウという方は「ウルトラタフコート」を選ぶといいかもしれません。
年1回のワックスがけには 「フローリング専用ワックス」
リンレイ
フローリング専用ワックス 1L
実勢価格:1405円
成分:合成樹脂(アクリル樹脂)
使用できる床:フローリング床(樹脂塗装された木製の床)
効果:約1年
▼テスト結果
ツヤ度:★★★★☆
耐久性:★★★★☆
手軽さ:★★☆☆☆
「フローリング専用ワックス」はその名の通り、フローリング材専用のワックスとして開発された製品。UV塗装や床暖房のフローリングにも使えますが、「オール」のようにビニール床には使えません。
効果の持続期間は約1年で、ツヤ度などは「オール」と「タフコート」の中間といった感じです。
年3回程度のワックスがけなら 「オールワックスシート」
リンレイ
オールワックスシート 4枚
実勢価格:400円
※Amazonあわせ買い商品です
成分:合成樹脂(アクリル樹脂)
使用できる床:フローリング床(樹脂塗装された木製の床)、ビニール製の床
効果:効果:約4ヵ月
▼テスト結果
ツヤ度:★★★★☆
耐久性:★★★☆☆
手軽さ:★★★☆☆
「オールワックスシート」は「つやピカワックスシート」よりもワックス効果がやや強めです。
効果も約4ヵ月持続しますが、ワックス液がヒタヒタに染み込んでいるので、慣れないと厚塗りになる可能性があるかもしれません。
以上、おすすめの床用ワックス剤のご紹介でした。
ワックス後はフローリングにホコリや汚れがつきにくくなるので、普段のお掃除もラクになります。「オール」や「つやピカワックスシート」のように“掃除の延長”のような感覚で使えるアイテムもあるので、床のくすみが気になっている方はぜひお試しください。
※対応床の材質や成分など購入前に今一度商品HPをご確認ください。