ポケットでも違和感が少ない! いまどきの超ミニマム財布
現金を使わないキャッシュレス決済が浸透しつつある現在、普段の買い物はスマホやクレカ、電子マネーがあればほぼほぼ十分、という時代になりました。今後もQRコード決済の大規模キャンペーンや、消費税増税による消費の冷え込み対策として政府主導によるポイント還元が始まると、キャッシュレス化が急速に進むと考えられています。しかし、一部飲食店、行政サービスなどでは、まだまだ支払いは現金のみという場合もあります。
そこで、キャッシュレス派が使いたいのが容量を必要最低限にした超ミニマム財布。ポケットに入れても違和感が少ないので、まさにキャッシュレス時代の財布といえます。でも、使いにくかったら意味がありませんよね。また、どれを選べばいいのかわからない、という人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、『MONOQLO』編集部が人気の超ミニマム財布7製品と超ミニマム小銭入れを、実際に1ヵ月使ってみて比較検証しました。検証してわかった、ベストな組み合わせとともに、厳選7製品をご紹介します。
超ミニマム財布・小銭入れ 最強・最ラクの組み合わせはコレ!
実際に使って比較検証した結果、超ミニマム財布「テイルウォレット」と超ミニマム小銭入れ「小さい小銭入れ」の組み合わせがベストという結果になりました。通勤やランチは小銭入れだけをポケットに、財布はカバンに入れておけば、最小限の荷物で最ラクに行動できるようになります。それでは、各製品の特徴を見ていくことにします。
※各財布の厚みはカード5枚とお札を3枚入れたときの最厚部の実測値、重さは本体だけの実測値です。
①シンプルながら使い勝手抜群! ラシカル「テイルウォレット」
ラシカル
テイルウォレット
実勢価格:3126円
サイズ:横85×縦50×幅8mm
▼テスト結果
評価:S
厚さ:1.4cm
重さ:16.4g
お札3枚、カード5枚を入れて比較したところ、7製品中この製品が一番の薄さでした。カード10枚を収納できる点も高評価につながりました。
中央部分の素材に本革を使っているのも、手触り感、高級感を高めるのに成功しています。
お札は4つ折りにして、革のバンド部に収納できます。他のミニマム財布に比べると、収納しやすさ、取り出しやすさに優れています。
②小銭が15枚、お札も入る! アブラサス「小さい小銭入れ」
アブラサス
小さい小銭入れ
実勢価格:5950円
サイズ:横99×縦28×幅22mm
▼テスト結果
評価:S
超コンパクトなのに小銭やお札が入り、キーケースにもなる文句なしの財布です。ランチや散歩程度なら、これで十分。付属のリングには車のカギを付けたり、カラビナを付けて吊したりすることができて便利です。
本体には最大で15枚まで入り、反対サイドのポケットには8つ折りにしたお札を収納することができます。ランチなどはコレでOK!
本体のウラ側にはポケットがあり、鍵も収納可能。絶妙な固定方法により、必要なときは鍵をクルッと回して取り出せます。これさえあれば、キーケースを持ち歩かなくていいかもしれません。
③お札・カード・小銭一体型なら アブラサス「薄い財布」
アブラサス
薄い財布
実勢価格:1万4950円
サイズ:横95×縦98×幅7mm
▼左利き用はコチラ
▼テスト結果
評価:A+
厚さ:1.4cm
重さ:41.9g
小銭もカードも紙幣も持ち歩きたいのなら、厚さがたった7㎜しかないアブラサスの「薄い財布」がおすすめです。こちらは過去に薄サイフの比較検証をした際、ベストバイに輝いた定番品です。
横のサイズはちょっと大きいのですが、カード、小銭、紙幣が出し入れしやすい配置。
小銭を入れても厚さはたった1.4cmなので、お尻のポケットに入れても膨らみません。小銭もカードも紙幣も財布に収納し、ポケットに入れて持ち歩きたいのならコレ一択です!
④ワンタッチでカードが出せる the RIDGE
the RIDGE
the RIDGE
実勢価格:1万3824円
サイズ:横88×縦55×幅6mm
▼テスト結果
評価:A+
厚さ:1.5cm
重さ:59.9g
ミニマム財布として大人気のバンドタイプで、特殊ゴムと金属板でできているため、耐久性は抜群です。小銭入れはありませんが、カードは15枚も収納でき、指で一押しすれば出てくるようになっています。機能性は十分なのですが、価格が唯一ネックといえます。
⑤カードが取り出しやすい コインズウォレット
ラシカル
コインズウォレット
実勢価格:2999円
サイズ:横88×縦55×幅6mm
▼テスト結果
評価:A+
厚さ:2.6cm
重さ:29g
ベストバイの「テイルウォレット」に小銭入れがついた財布です。カードの収納枚数は同じく10枚。小さなレバーを引っ張ると、引き出せる仕組みになっています。ここに紙幣も一緒に入れられますが、取り出しがスムーズにはいきませんでした。小銭入れは大きく開いて中身が見えやすく、使い勝手がいいです。
⑥お札を折らずに収納できる! アブラサス「小さい財布」
アブラサス
小さい財布
実勢価格:1万1850円
サイズ:横90×縦60×幅10mm
▼テスト結果
評価:A
厚さ:2.6cm
重さ:29.2g
カード、小銭、お札を収納することができる「小さい財布」。お札を折らずに収納でき、小銭も入れやすく、質感も言うことなしです。気になるのは、お札とカードを収納したときの厚み。厚みと価格が許せるのなら、機能性はいいのでおすすめです。
⑦圧倒的な収納力! ハンドメイドの「NANO BOY」
Jaimie Jacobs
NANOBOY
実勢価格:2万3200円
サイズ:横86×縦56×幅10mm
▼テスト結果
評価:A
厚さ:2.1cm
重さ:25.4g
ドイツの国家資格"マイスター"を取得した職人によるハンドメイドの財布です。カード13枚、紙幣10枚、硬貨10枚を収納することが可能という、超ミニマム財布の中ではかなりの収納力を誇ります。光沢ある高級レザーの質感が良く、使い込むほどに風合いが増していきます。ただ、柔らかいハンドメイドレザーなので、好みが分かれるかもしれません。
【コラム】安価な小銭ケースは ただの「ポーチ」でした
ベストバイとしてオススメしているアブラサスの小銭入れは、ちょっとお高め。そこで、今回は2000円程度の小さな小銭入れ4製品を試してみました。しかし、どれもアブラサスと比較すると大きめで、ポケットに入れるには大きすぎました。
以上、厳選7製品の超ミニマム財布をご紹介しました。気軽にポケットに入れて持ち運べて便利に使えるので、キャッシュレス時代の今、検討されてはいかがでしょうか。