耳栓を使うメリットとは?

周囲の雑音や家族のいびきなどが気になって、睡眠不足になってしまうといった悩みを抱えている方も多いでしょう。また、周りの音が気になると勉強や仕事などにも集中できなくなってしまいます。

そこで、便利なアイテムが耳栓です。自分に合ったものを使用すれば周囲の音を遮断することができます。

今日では耳栓にもさまざまなものがあり、完全に音を遮断するタイプのものから特定の高さ・質の音のみをカットするものもあります。そのため、用途や自分の好みに合ったものを選ぶことができれば、睡眠不足解消や集中力アップといった効果が期待できます。

耳栓にはどんな種類のものがある?

前述のとおり耳栓にはさまざまな種類のものがあり、効果や付け心地は異なります。ここでは、まず代表的な耳栓の種類についてご紹介します。

タイプ1:スポンジタイプ

もっともさまざまなシーンで使われてきたのがスポンジタイプの耳栓です。多くの方が耳栓と聞くと真っ先にこのタイプを思い浮かべるのではないでしょうか。

遮音性能はそれほど高くはありませんが、耳障りな高音などを中心にカットしてくれますので勉強や仕事時の集中力アップにおすすめです。

付け心地としては適度な反発力で耳にフィットする形になりますので、やや圧迫感があります。慣れてしまえばあまり気になりませんが、耳栓をあまり使用したことがない方の場合、違和感があるかもしれません。

タイプ2:ウレタンタイプ

スポンジタイプと並んで定番となっているのが、ウレタンタイプの耳栓です。スポンジよりも遮音性能が高いものが多いので、睡眠時などの使用にもおすすめです。さまざまなサイズのものが展開されており、つぶしてから耳に入れることで自然とフィットしてくれますので圧迫感もそれほどありません。

ただ、ウレタン素材は体質によってはかゆみが出るケースがありますので注意が必要です。加えて汗などの水分に弱く、しばらく使用していると反発力がなくなってしまうなど、耐久性はそれほど高くありません。

タイプ3:シリコンタイプ

イヤホンのイヤーピースなどにも使用されている、シリコンを材質としたタイプです。フィルターを使ったイヤプラグタイプのものも多く、「完全に音を遮断するのではなく、特定の高さや質の音のみをカットしたい」という方にもおすすめです。

ウレタンタイプと違い水にも強いので、丸洗いも可能で衛生的です。ただ、少し硬いものが多いので長時間使用していると耳が痛くなってしまうケースも少なくありません。

耳の形にフィットするように形を変えることができる、シリコン粘土タイプのものも人気です。耳へのフィット感もしっかりとしていますので遮音性能も高く、長時間の使用にも適しています。ただ形を自由に変えられる分だけ、耳の奥に入りすぎて取れなくなってしまう恐れもありますので注意が必要です。

タイプ4:イヤーマフタイプ

ヘッドホンのような形で耳を覆いかぶせるタイプの耳栓です。耳に差し込むわけではありませんので、耳の内部が圧迫されるのが苦手という方にもおすすめです。脱着も簡単なので工事現場などでもよく使用されています。

サイズ的にやや大きくなりますので使用シーンを選びますが、他のタイプの耳栓との組み合わせも可能なのでさらに遮音性能を高めることもできます。

ノイズキャンセリングの仕組み

近年、耳栓のみでなくイヤホンやヘッドホンなどにも採用されるようになったノイズキャンセリング。しかし、その仕組みがよくわからないという方も多いでしょう。デジタル式ノイズキャンセリングは外から入ってくる雑音と逆相違の音波を発生させることによってノイズを打ち消すという仕組みになっています。

ノイズキャンセリングは、耳に物理的な壁を作る従来の耳栓よりも高い遮音性を実現できるという点がメリットとして挙げられます。ただし価格はやや高くなってしまいますし、電源も必要となるためサイズが少し大きくなってしまうという点がデメリットです。

今回のランキングでも比較してみたのでお楽しみに!

遮音性能よりも
つけ心地が重要でした

たかが耳せんと思われるかもしれませんが、実は結構すごいんです。詰めるタイプのスポンジ系、プラグ系、デジタル耳せん、被せる耳せん……。見慣れた耳せんの性能をはるかに超えるものがたくさんあるんです。

今回は、そんな耳せん4タイプ11製品を徹底的にテストしてみました。10人のテスターに協力してもらい、遮音性能からつけ心地までを評価。特に遮音性能は、耳せん専用に作られた「耳せん遮音効果測定装置」を使用。素の状態と、耳せんをつけた状態の聴力を比較し、その差の平均を「遮音性能」としました。

「耳せん遮音効果測定装置」で
遮音性能を測定!

検証は、編集部員を含む10人のテスターに耳せん専用テスト機器を使用してもらい、結果の平均値を遮音性能として比較しました。さらに、つけ心地や、装着時のつけやすさも検証しました。

耳せんをしたテスターに、編集部員が3m、5m先から声をかけ、その声が聞こえているかどうかを10段階で評価しました。

耳せんを装着する際の手軽さを10段階で評価。「毎日使うとしたら面倒くさくないか」を基準に比較しています

装着した際に、耳が痛くないか、違和感を感じるか、長時間使用した場合にどうかなど、つけ心地を総合的に評価しました。

遮音性能の検証には、こちらの機器を使用しています

リオン株式会社
耳せん遮音効果測定装置 AG-20

一番耳栓らしくない
被せる系がベストバイ!

それでは、もっとも高評価だった商品の発表です。

今回テスター全員の評価が高かったのが、この「被せる」耳せん、Mack’s Pillowの「Mack’s Pillow Soft シリコン耳栓」でした。この耳せんの特長は何と言っても耳に詰めるのではなく、被せるという点。

従来の「詰める」タイプの耳せんでは耳が痛いと言っていたテスターも、本製品は違和感なく装着できました。

遮音性も文句なしなので、圧倒的に作業に集中できる耳せんといえます。人の声すらもあまり聞こえないので、ここぞという時に利用することをおすすめします。アメリカ製で1粒が大きいので、ふたつにちぎって使うのがおすすめです。

Mack’s Pillow:Mack’s Pillow Soft シリコン耳栓:耳栓

Mack’s Pillow
Mack’s Pillow Soft シリコン耳栓(6ペア)
実勢価格:780円

【遮音性能】26dB
【つけ易さ】★★★★☆
【つけ心地】★★★★★
【遮音性】 ★★★★☆

固めの粘土のような本体を、手でこねて、耳の穴を塞ぐように装着します。

ひとつひとつが大きめなので、耳が小さい人は半分にちぎって使うのが◎

ノイズだけをカットする
未体験のつけ心地!

ノイズキャンセリングイヤホンの技術をそのまま利用したハイテク耳せん。装着した瞬間、聞こえる音がクリアになる感覚は非常に優秀です。

紙をめくる音や、空調の音など「ノイズ」だけをキレイにカットしつつ、人の声はばっちり聞こえるので、オフィスなどでの使用にも◎です。

キングジム:デジタル耳せん MM1000:耳栓

キングジム
デジタル耳せん MM1000
実勢価格:3931円

【遮音性能】14dB
【つけ易さ】★★★★★
【つけ心地】★★★★☆
【遮音性】 ★★☆☆☆

遮音性が最も高いのは
MOLDEXのフォームタイプ

最も遮音性が高かったのは、詰めるタイプのMOLDEX。スポンジ上の本体を、潰してから耳に詰め、しばらくすると、膨らんで耳にジャストフィットして、まるで手で耳を塞いだ時のように周りの音が聞こえなくなります。

つけ易さが面倒という面もありますが、それ以上の遮音性で高評価な耳せんです。

MOLDEX:Mellows:耳栓
MOLDEX:Mellows:耳栓

MOLDEX
Mellows(コード無し・5ペア)
実勢価格:229円

【遮音性能】30dB
【つけ易さ】★★☆☆☆
【つけ心地】★★★☆☆
【遮音性】 ★★★★★

同じくMOLDEXのこちらのタイプもおすすめです。

MOLDEX:PURA-FIT:耳栓
MOLDEX:PURA-FIT:耳栓

MOLDEX
PURA-FIT
実勢価格:580円(10ペア)

耳の形が合えば買って良し!
人によってはおすすめできる4製品

続いて、耳の形が合う人ならおすすめできる4製品です。

EarPeace:イヤーピース Redケース:耳栓
EarPeace:イヤーピース Redケース:耳栓

EarPeace
イヤーピース Redケース(3ピース入り・ケース付き)
実勢価格:2690円

DKSHジャパン:サイレンシア:耳栓
DKSHジャパン:サイレンシア:耳栓

DKSHジャパン
サイレンシア Sサイズ(2ペア・携帯ケース付き)
実勢価格:400円

アルパイン:MusicSafe Pro:耳栓
アルパイン:MusicSafe Pro:耳栓

アルパイン
MusicSafe Pro(並行輸入品)
実勢価格:2980円

ピップ:イヤーホリデイ ペン型:耳栓
ピップ:イヤーホリデイ ペン型:耳栓

ピップ
イヤーホリデイ ペン型(2セット・ケース付き)
実勢価格:327円

C評価: あえてコレを選ぶ必要はなし!
推薦者ゼロの3製品

テスターの意見に多かったのが「耳が痛くなる」という点。特にプラグ系は素材が固めで、耳の小さい人は「長くは使えない」との評価でした。スポンジ系も、「短時間なら問題ないが、長時間になると耳が広がって痛くなる」という声も出ています。

以下の3製品はいずれも推薦者が出なかったもの。ほかの製品を選べるなら、無理にこれを選ぶ必要はありません。

MOLDEX:Flip:耳栓
MOLDEX:Flip:耳栓

MOLDEX
Flip(1ペア・ケース、コード付き)
実勢価格:980円

ノガ:ノガ・ノイズカット耳栓 Mサイズ:耳栓
ノガ:ノガ・ノイズカット耳栓 Mサイズ:耳栓

ノガ
ノガ・ノイズカット耳栓 Mサイズ(1ペア・ケース付き)
実勢価格::583円

クレッシェンド:イヤープロテクターオフィス:耳栓
クレッシェンド:イヤープロテクターオフィス:耳栓

クレッシェンド
イヤープロテクターオフィス(2ペア・ケース付き)
実勢価格:3240円

「プラグ」系は
耳に合わないと「痛い」だけ!

スポンジ系とプラグ系の2つに分かれる詰めるタイプの耳せん。シリコン素材の多いプラグ系は、スポンジと比べると固く、耳が痛くなるテスターが続出。好みや相性が非常に重要なファクターと言えそうです。

以上、耳せん11製品比較、いかがでしたか? 遮音性能も重要ですが、耳につけて違和感がないかも非常に重要です。その点、「Mack’s Pillow Soft シリコン耳栓」は両方を兼ね備えた貴重な耳せんです。ぜひ、一度お試しください。


360.life(サンロクマルドットライフ)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。広告ではない、ガチでテストした情報を毎日お届けしています。